2026/03/02

明治安田J2・J3百年構想リーグ 地域リーグラウンド 第4節 熊本戦

【熊本 3 - 1 大分】


連戦・初アウェイで真価が問われる試合でしたが結果は出ず。残念ながら3失点で2026年の公式戦、初敗北となりました。3失点と試合終了間際のバタバタ感と、色々と良くない点が目に付くんだけれども、前半の内容は悪くなかったし、連戦のアウェイでこの内容であれば改めてスタート位置というか、建設中のビルの土台の設計図を確認できたかのような試合だったと思います。四方田トリニータ、建設中。

四方田監督は今のところ大きくターンオーバーなどはしない模様。インタビューでも中3日は連戦ではない、と明言していたので「やれない奴は置いていく」感があって好感が持てます。そう、「やれんのか?」と言われて「やれます!」と言わない奴は要らんのです。猪木イズム。その中で一番期待されているのでは?と感じたのが木本。マナトだらけの大分トリニータにとって「じゃない方」のマナト。上背は普通なんだけどデカく感じる。パワーを感じるんですよね、まだ荒削りですけれども、バズライトイヤー的なパワーを感じる。無限の彼方へ。ベンチ入りして途中出場してずっと使われ続けていて、この試合はフル出場。木本、育成中。ベンチには大分のマナトこと吉田真那斗が初の登場。おかえり。ロングスローオプションも戻ってきました。

対するは熊本。昨シーズンJ3にギリギリで陥落。ギリギリ残った側としてはゾッとした訳ですが長期政権だった大木監督が退任して片野坂監督を招聘。古巣対決となりました。長い間3-3-1-3のイメージしかなかった熊本が3-1-4-2になっている模様。監督に頼りがちな編成のイメージしかない熊本。降格して良いことなんて何もないですからね、厳しい状況を片野坂監督頼みで何とかするしかありません。


試合はくっきりとした戦術対決の様相だった。自陣保持とプレスの意図が両軍にあり、くっきりです。くっきり。共に最終ラインからの攻防があったはずなんだけど、DAZNではボールが中心になるので最終ラインでの保持とプレスしか観れません。それでもトリニータ側の1トップ2シャドーのプレスの掛け方と、裏への警戒、保持時のビルドアップなど前半はかなり良かった印象。熊本は片野坂式擬似カウンターの古典とハイプレスの新章ハイブリッドといった印象。左サイドの攻撃に関しては人が湧き上がる攻撃が出来ていて、見応えがあった。パトリッキのシュートシーンは決定機でした。全般的に良かったものの、コーナーキックが多かったじゃないですか、あれ、サイドからクロスを上げきれずに引っかかるシーンの方が多かったので、コンディション的に相手を上回れないシーンの方が多かったということだと思われ、サイドの選手にかなり負荷がかかることもあって決め切れない精度になってしまった。そんな中、前半終了間際に左サイドからのクロスのこぼれ球を押し込まれて先制を許す。苦しい展開に。

連戦でアウェイで先制を許した後に、チームがどんな振る舞いを示すのか、真価が問われる絶好のシチュエーション。逆転に向けてギアを上げられるのかどうか?というところで先に追加失点。逆転への機運は出鼻を挫かれてしまった。しかもその失点がオフサイドポジションにいた選手が途中でプレーを止めたことで生まれた、関与の定義ギリギリのプレーだったもので、釈然としない感じ。負け試合にありがちなやつです。いただけなかったのはこの後、怪我人も出てしまって、交代が入った清武が奮闘も結局はサイドでやり切れないとチャンスは作れないまま、バランスを崩して3失点目を献上。アディショナルタイム、試合を通じて唯一の希望を提供し続けた左サイドの宇津元が決定機を吹かして万事休すかと思いきや、右サイドの吉田から供給されたクロスを押し込んで一矢報いることには成功。

さわやかラブトリニータ芸です。もうラブトリニータ世代も減ってきています。継承できる世代は中堅。しっかりと左サイドからチームを引っ張って欲しい。湧き上がる役目を負っているサイドの選手たちにこそ未来がかかっている。

ということで残念ながら2点差で敗北。失点の仕方的に事故的なものが多かったので負け方的にあまり気にしてはいないだけれども、前がかりになってからの危うさの方が気になった。

戻ってきた選手と、怪我人と。特にキムヒョンウの退場の仕方は気になるところ。もう一度ホームに戻って土台の建設を進めるフェーズです。しっかりと、強い土台を。