2017/05/17

2017年 明治安田生命J2リーグ 第14節 長崎戦

【長崎 2 - 1 大分】

勝ち点1は持って帰れそうな、内容ある試合だったと思います。しかし主審との折り合いがつかずに2度のPKに沈みました。撃沈。平日夜の試合、DAZNでの生観戦でしたが悔しい敗戦となりました。現地に行かれた謎のお仕事をしている皆さんはお疲れ様でした。



長崎は清々しいくらい得点源がセットプレー頼み。ピンク&ピンク。もうほぼセットプレー絡み。188センチの長身を持つファンマが出場していれば勝率が上がるという、ファンマ頼みの糞サッカー(※誉め言葉)を展開しています。各クラブがこのファンマに沈めらたのですが、それもそのはず、強いし上手い。そして高木監督が構築する守備。ファンマに大きな怪我さえなければ戦術ファンマでシーズンオフまで駆け抜けそうです。



連戦の中で誰か入れ替えるかと思われたスタメン陣。あ!川西がいない!怪我だと困るなぁなんて心配をよそにシャドーに入ってピンピンしており、スタメンフェイントに騙される。前節4点目に絡んだ前田が今季初先発。予想できない変更でしたが、川西は中盤から前で万能ネギ的に使えるのでピッチ上に置いておきたくなる心情なのでしょう。ベンチには久々に吉平翼が入っており、坂井大将が代表に出張中とあって若手にとってはチャンス到来。


しかし前半は我慢の展開でした。我慢&我慢。長崎が前半に飛ばし過ぎただけっていうのは後半以降に判明するのですが、長崎は前節千葉に大敗をした後とあって気合い十分。最後の精度が足りないだけで内容は圧倒、トリニータのビルドアップを分断し、あと少しで得点という場面を多く作り出していました。ただ、試合巧者の雰囲気さえ漂い始めたトリニータは何度もあった長崎お得意のセットプレー、コーナーキックのピンチもしのぎ切り、0-0での折り返しに成功しました。


割とギリギリセーフだった前半でしたが、後半は長崎の運動量が落ち、川西をボランチに下げてポゼッション比率も高めになり、ジワジワとゴールに迫ります。右サイドで受けたファウルによるセットプレーから竹内が遂にゴールを決め、先制に成功します。セットプレーでの竹内の待望の得点が決まったことは良かった。ようやく、といった感じ。この時はどこの常勝軍団だよってくらいの勝負強さに信じられない思いでしたが、今日は試合を終わらせられませんでした。


1回目のPKはファンマの足元に対するファウル。これはまだ我慢できた。2回目を吹くのは中々無いことだと思うのだけれども、やっぱりセットプレーで得点を重ねてきただけあって、長崎の選手達は倒れ方が上手い。岩田の足はボールに先に触っていたし、アディショナルタイムに2回目の笛を吹くレベルの明確さは無いと思うんだけれども、コーナーキックを得ることも、ファウルを受けることも仕事になっており、あれが今の長崎のサッカーなのである。


上福元はよく2回目のPKを止めてくれたけれども、出し抜いてどさくさに紛れてキッカーが蹴る前にペナルティエリア内に入るほどの図太さや、それを指摘してゴールを無効化させる冷静さを持つ選手もピッチ上には居なかったので2点目を決められてしまった。ちょっと、真面目過ぎた部分につけ込まれた感じの敗戦。


敵も必死で這い上がり、生き残ろうとするJ2で、我が軍はかなり紳士的に戦い続けていると感じています。去年から継続的に真面目で愚直で余計な警告が著しく少なく、私はそれを誇らしいと感じている。このスタイルで勝ち点を重ねることが誇らしい。負けたけれども、最低勝ち点1は欲しかったけれども、日曜日にはリベンジを果たさねばならない町田との戦いが待っている。前を向かなければならない。連戦の終止符は勝利で締めくくりたい。


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