J2クライマックス、激動の90分を目の当たりにするため雨のニッパツに行ってきました。J2の上位6チームがそれぞれ同時刻に対戦するという全体未聞の大混戦模様。緊張、油断、慢心、戦術、何かが悪かったという試合ではなく、ただただ外国人の飛び道具にやられた試合だったと思います。レアンドロドミンゲスの放つ弓矢がグッサグサ眉間に刺さった、そんな印象です。激しく喜んだり、激しく落ち込んだりと忙しい。週刊トリニータ躁鬱がディアゴスティーニから創刊されそうな日々です。不覚にもJ2を更に盛り上げる結果となりました。
屋根が全く無いスタジアムですから、雨だと急激に動員が落ちると思われ、無料招待券をばら撒くも空席が目立つ状態だけが残念でした。折角のJ2クライマックスだったので満員でやりたかったですね。スタッフが仕切りに「本日は満員」と席詰めを促していましたがアウェイ席横もガラガラ、ホームスタンド側もアウェイ側は余裕のある状態でアウェイ側スタンドを狭めたのがただの嫌がらせに映ってしまう。
📣 スタメン発表 📣
— 大分トリニータ【公式】 (@TRINITAofficial) 2018年11月4日
本日の横浜戦のスターティングメンバーが発表されました⚽️ https://t.co/7uBsjkEeXQ
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スタメン、FW陣には異変が。三平、馬場、小手川のベテラン勢の1トップ2シャドーの組み合わせに戻る。藤本がベンチからも外れ、伊佐、林がベンチ入り。熾烈な競争なのか怪我なのかは今回も分かりませんがこの先発陣は前半苦しんだ印象。久々にベンチ入りしたGK修行の写真は撮りまくりました。
スポンサー関係者のご子息の方々(?)を風雨から守る中盤の選手達。職業病なのかついつい守ってしまう。
対峙する横浜FCは得点源であるイバを累積警告で欠くという願っても無い状況。ただ、この状況が我が軍にとって良かったのかどうか。特に191センチの戸島と185センチの瀬沼が入ってしまったことで球際での懐の深さが発揮されてしまい、かなりやりづらかったし、特に瀬沼が我が軍の左サイドに対して的確なポジショニングを欠かさず、守備を頑張り続けた結果、前半は左サイドからの攻撃を活性化出来なかった。
横浜FCは引いて守るというよりもなるべくDFラインを少し高めに設定して中盤を狭めて機動力が足りない前線の移動距離を少なくさせて守る形を敷いていた印象で、千葉に比べればハイラインというほどでもなく、ミドルラインくらいのDFラインの位置取りが絶妙。5番のDF田代が盛んにDFラインを設定し、身振り手振りで最終ラインに細かい位置取りの指示を出し続けていました。スペースがあるでもなく、ない訳でもなく、堅い試合の中で攻撃のスイッチを入れられない前半でした。前線の距離感が珍しく悪い状況が続いてしまいました。
後半最初から三平に代わって伊佐が投入されると、裏への意識が増したことで攻撃の意思統一感が出ました。最終ラインと駆け引きを続けた伊佐が右でボールを受けると上手く身体を入れ替えて抜け出しに成功、折り返しに馬場が走り込んで先制に成功。このゴールは魂が震えた。
伊佐がプレッシャーを跳ねのけて単独突破からの冷静な折り返し。それを走り込んで決めるキャプテン馬場。アウェイで雨の中、待望の先制点を奪えたことでどれだけ勇気づけられたことか。本当に素晴らしい先制点でした。一瞬J1がチラ見えした。8分間だけだったけれども。
ここから時間を使いながら、前がかりになる横浜FCの裏をスッとね、裏返して追加点を狙えれば良かったのですが、狙撃手ドミンゲスが本領発揮。ミドルシュート、FKとバスバスいやらしい所にボールを放ち続けて、立て続けに3失点。國分や後藤を投入して反撃を試みるも得点ならず、仕上げのカズを投入されて試合終了となりました。カズは出場するだけで記録更新してしまうキングオブレジェンド。
先制出来た試合だったので、少なくとも勝ち点1は持ち帰りたかったですがドミンゲスのキックの精度を目の当たりにしたら、何も言えないというのが現地からのご報告です。J1では神戸でポドルスキがDFを背負いながらゴールを決めていましたが、そういうレベルの選手達がこの業界には存在していて、それを前提にして守らなければならない局面へのケアが足りていなかった。ミドルシュートを打たせてはならないし、深い場所で余計なファウルをしてもならない。心に刻んでおきましょう。
本当に悔しい結果となってしまいましたが、当然、誰も何も諦めていないチームの雰囲気です。やはり最終節の残り10分までどこが抜け出すのか分からないシーズンです。負けはしたものの、残り2試合全部勝てば昇格出来る状況ではあります。今日でプレーオフの出場権までは獲得。全てがボーナスステージみたいなものなので、思い切って戦って欲しい。昇格の女神が微笑みかけたのは勘違いなのか?あの人絶対トリニータのこと好きだわって思ったのに、なにこの思わせぶりな運命。次でリーグ戦はホーム最終戦。沢山の応援で後押ししてあげたい。残り180分、勝ち点6を奪えるか。J2も最終局面!
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