2025/06/01

2025年 明治安田J2リーグ 第18節 甲府戦

【大分 2 - 1 甲府】


大逆転勝利!大逆転勝利です!!良いですね、逆転勝利。久々に逆転出来ました。おめでたい。天皇杯で一人少ない相手に攻めきれずに追加点を奪えず、勝ちながらも課題を残した先週末。1週間でしっかりと課題を克服できました。こまけぇこたぁ良いんだ、出来たってことにしておくんだ。

スタメンは中川がボランチに入り、右サイドは茂平スタート。吉田、榊原はベンチ。天皇杯では稼働した藤原優大がベンチ外。3-4-2-1は変わらず。サブのGKはムン。スタイルとしてボールを握るようになった印象。天皇杯で持てちゃったことの名残なのか?少し変化が感じられる内容でした。 

対するはソコヂカラ甲府。ソコヂカラで前半戦はほぼ中位です。天皇杯で優勝できた甲府と準優勝に終わった大分。ACLに行った甲府と行けなかった大分。ACL後遺症に陥った甲府と、ACLに行っていないのに何かよく分からない後遺症に陥った大分。なんでや?甲府と大分は成長出来なさ加減が似て来ており、新興クラブに抜かされる側になりました。成長著しい山形とかには置いていかれ、危機感が募る。その山形をボコった甲府と、山形にボコられた大分。何故かフォーメーションも戦い方も似通って来たけれども経路は違う。着地点だけが似通って来た。甲府はベテランを大切にしますが、大分はそれほど大切には出来ません。残念ながら三平さんは帯同していなかった模様。守備をベースに我慢していたら1得点くらいは獲れるだろうサッカーの激突。

逆転勝ちで楽しい土曜日になって良かったよニータン。危うく陰鬱な土曜日の夜を過ごしそうになったっつうの。 開始2分に甲府のボランチ、ソアレスが警告を貰ったこと以外は不穏なことはなかった試合の入り。ボールを保持しつつ、甲府のプレッシャーを回避しながら押し込むことが出来ました。珍しい。保持して相手陣内でサッカーが出来た。甲府のワントップ、ネーミアスがデカい系FWでそれほどスピードがなかった分、プレスはそれほどの強度を感じなかった。逆に競り合いではネーミアスがロングボールを収める起点となった。セカンドボール争いで速さと強さで優位に立てた序盤。クロスの質だけが少し足りなかった。流れの中で茂平が中央に入ったりと色々と創意工夫があった印象。シュートチャンスを作りながらも決め切れなかった。


そうなるとワンチャンスを活かすのが甲府。25分、ロングスローを跳ね返すも、クロスを入れられ、田中に粘られ、流れの中からマンシャに見事なゴールを決められてしまい、先制を許す。こうやって甲府は勝ってきたんだな、という典型的な内容。その後もペースは握りつつも決め切れないまま前半が終了。内容は悪くないんだけど、甲府の堅守を攻略できずといった前半でした。

後半も開始5分に甲府のボランチ、ソアレスが警告を貰ったこと以外は不穏なことはなかった。いや、不穏だわ。2枚目だっつうの。甲府が退場者を抱えて闘わざるを得なくなった。これで試合が動きだす。57分、右サイド中川のクロスをヘディングで決めたのはエース有馬。

ラインダンスを踊り始めたので染まり始めた感はある。来年は三平さんを見習って変顔も出来るようになろうな。シンプルな攻撃が得点に繋がると希望が溢れます。クロスの質さえ、クロスの質さえ上がれば決められるんです。早い時間に追いつけたことは大きかった。この後も一人少ない甲府に対して、カウンターをケアしつつ攻撃を継続。鮎川、吉田、佐藤、戸根と次々に選手交代を繰り出す。甲府戦で「プロ意識が足りない」と評価されたベンチメンバー。ガツガツ行け、ガツガツ。

最後のカードで小酒井を投入した直後、右サイドから甲府の守備陣を攻略。小酒井の縦パスを受けた野村がヒールで落とすと走り込んだ吉田が切り込んでグラウンダーの低いクロスがオウンゴールに。85分の逆転弾。時間帯が良かった。早すぎず、ギリギリ過ぎず、クロージングも堪能できる1点差の勝利。足りないと評価された選手たちでもぎ取った逆転ですから、格別の味です。

リーグ戦でもチャンスを与えられた佐藤。左サイドから果敢にドリブルを仕掛けた。もっともっと仕掛けて欲しかった。宇津元と争ってスタメンを奪うにはもっとアピール必須。ボールの持ち方が独特なので変態ドリブルを見せられるはずの素材。DF側からすると対峙するのが嫌なタイプ。何度も仕掛ける方がDFにとっては嫌です。1対1になったら必ず仕掛けるくらいの変態ドリブラーになってくれると嬉しい。片鱗が出始めた感が面白い。面白い存在になってきた。

J2中位対決を制して10位に。J2のど真ん中です。J1、J2、J3でプロリーグのど真ん中ってことです。 前半戦残り1試合。次に今治を倒して順位をひっくり返せるか。いや、ひっくり返しましょう。


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