2025/09/01

2025年 明治安田J2リーグ 第28節 磐田戦

 【磐田 0 - 0 大分】


陰鬱な夏、8月も終わりました。2年連続で夏に凹む我が軍。磐田戦で得た、この勝ち点1は十分大きい。もっと一方的な試合で終わる可能性もあると覚悟していた試合、なんとかなった。とにかく降格圏から1ポイント離せたし、残留争いのノウハウ的には勝ち点1でもポジティブな血肉にしなければならない。亀の歩みのように勝ち点を重ねて生き残るのだ。いわき戦からよくぞここまで戻せたよ、よく踏ん張ったよ。そんな試合でした。

J2の生き残りを託すスタメン。ワントップはグレイソン。シャドーに天笠と落合、ボランチに中川と榊原、右サイドが吉田、左サイドが三竿、3バックはデルラン、藤原、ペレイラ。GKは濵田。有馬がメンバーを外れる。心配。メンバーは結構変えてきた。中川が久々に復帰。野村も清武も居ない中で、攻撃の軸が作れない中では守備にリソースを割きつつ、カウンターでワンチャンスをモノにする戦略であったと思われる。磐田との嚙み合わせが良かったと思う。まだまだ竹中監督の手腕は未知数だけれども、シーズン中はやるしかねぇんでね、応援するしかねぇんです。得点は出来なかったけどさ、とりあえず失点は止めた。

対する磐田。わたし、今年のJ2優勝予想くじは磐田を買っています。磐田を買っています。大切なことなので2回書きました。上位は混戦なのでまだ諦めていません。この試合以外で頑張って欲しい。磐田は苦しんだ序盤から徐々に調子を上げてプレーオフ圏内を見据え、上手くいけば自動昇格圏も見えてくる。前半戦、アウェイで戦った時は試合内容と相関せずにセットプレー絡みでポコポコ得点できて3-0で勝ててしまったり、今年は謎の相性があるだけなので、諦めないで欲しい。磐田は悪くなかった。4-2-3-1を運用中。為田がベテランと呼ばれる時代。倍井がドリブルで仕掛けられるけれども、これまで手を焼いてきたドリブラー的な人員が少なく、パスを中心とした華麗な攻撃が中心のため、我が軍の5-4ブロックを破ることが出来なかった。相性です。人員と戦術面での噛み合わせ。4バックだし、色々とやりやすかった。

試合は磐田がボールを保持しつつ、攻めあぐねる、という展開に持ち込めた。トリニータが保持する時間帯も長めではあった。湿度が酷く、蒸し暑いコンディションの中でグレイソンがハイプレスに行くのは限定的なこともあってゆっくり保持できる磐田にとってはスローな展開。トリニータは攻撃のスペースを与えず、ボールを奪った後の距離感を大事にしていた印象。守備の時間帯の方が長かったけれども、執拗なまでにパスコースを切り、プレスに行き、天笠・落合・中川・榊原のハードワークに、長距離を走る吉田と三竿が絡み、ペレイラも駆け上がり、何とか攻撃を作ろうとしていた。チャンスも作ったけれども、両チーム決め切れず、前半は無得点&無失点。

後半は両チームのシュートがクロスバーを叩くシーンもあり、得点の匂いはしたけれども得点は生まれず。スコアレスドロー決着。得点の無い試合なのでもう端折ります。大胸筋で攻め込むラグビーのようなサッカーには4失点もしたけれども、パスとハイプレスを主体とした磐田に対してはしっかりとした準備が出来た印象。守備陣は身体を張って頑張ってた。6枚もイエローカードをもらうことになったけれども、竹中監督が言っていた「強固な守備を取り戻す」意識の変化でもあると思う。失点を減らし、チャンスを伺いつつ、いつかは野村か清武が戻ってくる・・・・はず・・・なのでね、それまでは守備をベースにセットプレーでワンチャンス的な試合展開を継続するしかなさそう。

順位表、ギリギリ残留圏です。The残留争い。Theが付く、Theが。1位との差が6~7ポイント差だったら誰も諦めないのと同じで、降格圏のチームも必死で戦いを続けています。生き残りを賭けた戦い、9月は藤枝、山口、愛媛という6ポイントマッチ3連戦。痺れますね。勝ち点40以上は必要だと思うので9月は大事。超重要。10月の最初の試合、秋田戦まで含めたこの4試合、今シーズンの行く末を決める戦いになる。まずは1週お休みでリフレッシュ。お休み大事。リフレッシュして、早めの決戦に挑むのだ。準備だ。