2018/02/22

2018年 明治安田生命J2リーグ 順位予想


今年も毎年恒例の戦力分析と昇格予想だけをやってみたいと思いましたが、筆が進まず、開幕ギリギリになってしまいました。ブログ書きたくない病です。まだ冬眠中でございます。やっぱり今年も適当です。リハビリ中です。本領発揮は夏以降です。スロースターターです。苦情は受け付けません。あしからず。北から順に行きます。


【モンテディオ山形】
木山監督継続2年目。昨年11位。怪我人が多く出てしまった昨シーズン、上がるでもなく落ちるでもなくJ1経験クラブとしては物足りない結果に陥る。心機一転FW、MF、DFとそれぞれのポジションにブラジル人を3人獲得。GKには清水から櫛引を補強。軸となるセンターラインが厚くなり、シュラスコに愛媛の蜜柑ジュース絞った感じに。絶対美味しくない。割と入れ替わった印象ではありますが、戦力的には上方修正。木山監督の手腕を考慮しても上位層に食い込む実力は十分。芋煮を捨ててブラジル料理か、蜜柑か、やっぱり芋煮か。


【水戸ホーリーホック】
驚異の運動量とスピードを誇ったツートップの守備をベースに堅実に勝ち点を積み重ねた昨年14位の水戸。クラブとしても観客動員を増やし続けている優良物件。未だスタジアムだけがちょっと足りない。今年は西ヶ谷監督が退任し、SC相模原監督に就任。ツートップのうち林陵平は東京Vへ、前田大然は松本に帰還。これは痛い。痛すぎる。長谷部新監督はジェフなどでコーチ経験のある新人監督。ブラジル人を2名獲得も、選手、監督共に実力は未知数。10番は木村祐志。監督交代で作り直しのチームが機能するのか。戦力的には落ちた印象。


【栃木SC】
J2に戻って来た栃木SC。2年連続J3で2位と安定したチーム作り。当然横山監督が続投し、ヘニキ、大黒と補強も敢行。一番大きいのは昨年途中で加入したペチュニクの残留。堅い守備はそのままに、堅実にJ2残留は果たしそうな戦力。J3の優勝チームは初年度残留し続けていますが栃木は2位のチームだということだけが引っかかる。戦力的には十分生き残れそう。開幕戦で激突する内容は想像できず。あっ、一枚岩チキンはもう食べません。


【大宮アルディージャ】
またお前か、という感想以外浮かばない大宮。お金はあるはずなのに相変わらず謎。今シーズンJ2断トツの人件費のはず。J1各クラブに戦力を削がれつつも、名古屋からシモビッチを獲得して大前とツートップを組ませる模様。福岡からは三門も獲得しており、戦力から札束を持っているのが十分伝わってきます。監督は昨シーズン途中に就任した石井正忠(アントラーズ好きの良い人)が継続。アントラーズ以外で求心力があるのかどうかが謎ではありますが、お金あるから夏にでも何とでもなるクラブです。金崎をブチ切れさせてしまう程度の求心力で大前をダイエットさせることができるのか、開幕してすぐに大前のお腹回りを確認。痩せてたら優勝候補!


【ジェフユナイテッド千葉】
昨年、取り組み続けたハイラインハイリスク守備を放り捨てた途端に強くなったジェフ。戦術とは何だったのか。監督も放り捨てるかと思いきや、今年もエスナイデル監督を継続。もう既に一貫性が無いのだけれども、シーズン内ならまだしもシーズンを越して継続して大丈夫なのか不安。フアン・エスナイデルだから不安。ただもう流石にハイラインは敷かないでしょうから、やることは明確。戦力的にはほぼ慰留に成功&補強。特に謎GK枠で新外国人を獲得したことは評価したい。岡本を放出してまで獲得したのだから面白GKに違いない。エースのラリベイも残留。戦力は完全に上位、戦略が堅実なら遂に優勝もあるか?やっぱりハイラインやりたいって監督が言い出したらフアン。開幕したら最終ラインの位置を確認だ!


【東京ヴェルディ】
昨年5位と大躍進したロティーナ監督率いるヴェルディ。監督を継続できたのが一番大きい。高木善朗が新潟に抜かれるもGK上福元、DF比嘉、若狭と微妙なラインが加入。FWには林陵平の加入があるも、そもそもアランピニェイロとドウグラスヴィエイラが残留しているので攻撃陣は維持。上位に絡むでしょう。困りますね。比嘉さんが試合に出てくれると隙が生まれるかもしれないんですけれども。比嘉さん大好きなので頑張って欲しい。


【町田ゼルビア】
昨年16位相馬直樹監督の長期政権5年目、吉田眞紀人が千葉に帰還、増田繁人が岡山に移籍と若干戦力ダウンに見えてしまう。期限付き移籍組が加入しているけれども中期的なチーム作りが出来ないのが難点。こだわりの4バック、井上裕大のキャプテンシー、だがしかし上位は厳しいのではという戦力と予想。小田急複々線化で多くのお客さんを運べるのか。鶴川駅は遠すぎて効果が無いのか。もうどうせならあの山の上まで路線伸ばして欲しい。


【横浜FC】
主力は残留、イバもドミンゲスも健在。松井大輔も加わりベテラン勢がまた増えた。昨年10位から上がるかどうかはタヴァレス監督次第。昨シーズン末期に就任したので全く印象無し。毎年のように謎なんだ、横浜FCの監督人選は。イバの得点力があれば中位以上はいけるはず。カズのゴールは生まれるのか。ベテラン勢多すぎるの、そろそろ限界なんじゃないのか。まだ総活躍世代を追い求めるのか。加齢の星、横浜FC。


【ヴァンフォーレ甲府】
J1から陥落した風林火山。完全リアクションサッカーの残留戦線から一歩抜け出そうとした矢先の降格。悩ましい問題ですが、乗り越えられる財力と戦略を併せ持ったクラブだけが戦い続けられるのがJ1ですから、大スポンサーのない地方クラブとしては大健闘でした。細やかな数多くのスポンサー探しを見習わなければなりません。今年はルヴァンカップを戦わなければならないというハンデ持ち。ワントップにジネイ、もしくはリンスと前線の戦力は揃っている。吉田達磨監督がどこまでマネジメントできるか、J2のサッカーかJ1で生き残るサッカーか、J1で上を目指すサッカーなのか。勝ちゃいいんですけれども、1年でJ1復帰のためにどんなサッカーを描くのか。


【松本山雅FC】
昨年8位とシーズン終わり際に昇格戦線から離脱した雷鳥松本。試合に絡んでいなかった選手の流出は多いけれども、主力はほぼそのままの印象。その上で前田大然のレンタル復帰、永井龍の加入、中美までも獲得、何と言っても大宮から復帰の岩上祐三が大きい。孝行息子が戻って来たら嬉しいに決まっている。戦力的にはもう十分過ぎ。だけどもうね、蹴っちゃえば良いと思うんですよ、蹴っちゃえば。高崎めがけて蹴って、前田大然が走り込めばそれで良いんだから。そうするとすごく強くなると思います。困ります。中途半端にパス回しして、J1定着用のサッカーを目指してくれた方が助かります。1度昇格してしまったことで何を目指すサッカーを追い求めるのかジレンマを抱えているのが難しいところ。


【アルビレックス新潟】
長い間戦い続けた白鳥が遂に力尽きてJ2沼に舞い降りる。本間勲が現役引退とアルビレックス新潟も第2章突入感ある。我々はもう既に第3章中盤くらいですけれども、新潟は本当にJ1で長い間戦い続けられたので地方クラブとしては誇って良いと思います。地方クラブの雄、新潟の再スタートに、かつて磐田で名波を中心としたN-BOXを世に生み出した鈴木政一が14年ぶりのJリーグ現場復帰で指揮を執る。当然戦力は若干削がれたものの、8割方の主力残留に成功した上でブラジル人FW、世界の坂井、高木善朗、安田理大と戦力も揃った。ただここもルヴァンハンデを背負う。坂井大将がルヴァン要員になる気がしてならない訳ですが、大-BOXが生み出されるくらいに頑張ってもらいたい。ルヴァンだけで頑張ってもらいたい。


【ツエーゲン金沢】
雷鳥、白鳥、僕ゲンゾー。マスコットヒーローショー化で名を馳せた以外、あまり記憶に残ってない2017金沢。唯一覚えている獅子奮迅の活躍だった中美が松本に移籍。今年は柳下監督2年目で外国人FWを獲得。補強面では何よりも大きい功労者清原翔平が帰還。良い清原の方。PLじゃない方。孝行息子が戻ってきたら嬉しいに決まっている。主力は残留しており大きく崩れる印象は無し。新しく獲得したブラジル人次第では中位を目指せるか。ヤサガラスだけが人気になるのか。あの茶番のクオリティが上がってしまったら要注意。スタッフがサッカー以外に頑張る余裕があるとここも強くなるぞ!


【FC岐阜】
昨年18位に終わった大木岐阜。夢枠です、J2の夢。回せパス、恐れるなミス、俺がボス、大木です。執拗にパスを繋ぐパンチラインで名古屋を倒せればそれで良かったはずなんですが、残念ながら名岐ダービーで勝利ならず。ただ、あの時のスタジアムに詰めかけた熱気に毒された人たちは多かったはずで、クラブとしての歴史的転換点になったのではないだろうか。少しずつ積み重ね続けた実績がクラブを強くする。観客は戦力。しかし、庄司とシシーニョの移籍は大ダメージ。チーム人件費、多い方ですがどこに消えているのか相変わらず効率が悪く、オーストラリア人FWを補強しているようだけれども実力は未知数。選手の入れ替えでスタイル構築の継続に時間がかかるかもしれないけれども、夢枠としてJ2ドリームを追い続けてこその岐阜。見届けろ岐阜のバイブス、パスのスタイル、牛串のライム。


【京都サンガF.C.】
面子、なのでしょうか。何故に布部監督を継続させたのかが謎過ぎる。そこまで期待できる何かを持っている評価なのであれば、新コーチにボスコ・ジュロヴスキーを就任させないはずで、フロント側も布部監督を本当に信頼しているのかどうかが分からない。小倉グランパスがフラッシュバックするボスココーチ。なぜケツを拭かされる役割に抜擢されるのかは謎。小屋松に聞こう。しかし、京都。金持ち。選手層は厚い。新外国人強そう。傀儡政権として院政に移行できるならば上位に進出してしまう可能性も。幸せなのか不幸なのか分からないけれども、ポテンシャルはあるクラブです。じわじわ減っていく観客数が寂しい。もしかすると影の権力者が闘莉王なのかもしれない。今シーズンはDFなのかFWなのか。FWだと誰もハンドリングできてないシグナルかも。クラブとして踏ん張りどころである。


【ファジアーノ岡山】
昨年数年振りに岡山に行ってビックリしたのですが、このクラブ程J2で実力を積み重ね続けているクラブは他に無いと思います。J2参入から10年目、平均観客数は1万人近くになり、昨年は13位とプレーオフ圏争いにも加われなかったけれども、2011年以降に1桁順位と2桁順位を交互に繰り返しているので今シーズンは1桁順位か?選手の入れ替えは多く発生してしまった。伸び悩んでいた豊川の海外移籍が痛いし、加地も引退。しかし末吉、上田康太、増田繁人と要所に面白い補強は出来ている。長澤監督も4年目。ヘッドコーチに三浦文丈が加入。大竹とか赤嶺とか椋原とかFC東京臭がさらに濃くなった。プレーオフ圏ワンチャン勢と読む。雉が猿や犬より目立つシーズンとなるのか。


【レノファ山口FC】
昨年20位と苦しんだ山口。苦しみながらも見事J2残留。霜田監督が就任。監督は初経験とあり実力未知数。湘南からベテランDF坪井、徳島からMF大﨑を獲得。福元と坪井の最終ラインが実現すると日本代表の匂いが少しだけ醸し出せる。レンタルでオナイウ阿道と丸岡も獲得しており武者修行先として長州が人気。若者を呼んでしまう長州のちから。長州力。J2のかませ犬にはならない攻撃的スタイルをクラブの軸として据えることができるのか、残念ながら捨ててしまっているのかが気になるところ。スタイル継続はお金かかります。


【カマタマーレ讃岐】
昨年19位のうどん軍こと讃岐。大幅な選手の入れ替わりが発生。就任9年目という北野監督が少ない人件費の中でJ2を維持し続けている。ベテラン勢を上手く使う印象でしたが、若手を多く獲得して若返った模様。この若返りが功を奏するのか?経験で何とか踏ん張っていた印象もあるけれども、ハングリーな環境で、ハングリーな若手が活き活きと戦えるのであれば中位もあるか。戦力的にはかなり厳しい印象。


【徳島ヴォルティス】
プレーオフに届かなかったリカルド・ロドリゲス徳島。監督は継続も大エース渡をJ1広島に抜かれ、FWに不安あり。ガンバから呉屋をレンタルで獲得も格が下がった印象を拭えない。J3で観た記憶がある呉屋。渡の穴を埋めて積み上げるくらいの成長を見せられるか。ポテンシャルはあるはず。若手ブレイクなるか。もう一人沼津から薗田を獲得。J3のFWに賭けるのは予想外。シーズン途中にFW補強があるかも。GK、DFに外国人を獲得し、岐阜からMFシシーニョを強奪。FWの実績だけが手薄な印象。大杉漣さんの突然の訃報には寂しさが募るばかり。追悼の勝利を届けられるか。


【愛媛FC】
昨年15位、間瀬愛媛。昨年よりも戦力アップに成功した印象。前線は変わらず、守備陣が補強されているので間瀬監督的には十分な戦力では。特に千葉から移籍してきたGK岡本は心強い。もう岡本がアディショナルタイムにゴールする河原にキスするイメージしか湧かない。岡本のご褒美があれば最後まで走り切れるはず。今シーズンも驚異の諦めなさを。恋する愛媛。愛です、愛。今年、サプライズチームがあるとすれば愛媛かもしれない。


【アビスパ福岡】
昨年4位とJ1にあと少し届かなかった博多の男たち。井原監督が継続しての出直し。かなり入れ替わった印象。坂田大輔、中原、ウェリントン、ジウシーニョ、末吉、三門、富安、亀川、中村北斗とごっそり退店。代わって森本、ドゥドゥ、枝村、ユインス、輪湖、鈴木惇将軍が入店。トゥーリオという名の193センチのFWを獲得も33歳なので微妙。悪くない戦力ですけれども、去年の方が強かったんじゃなかろうか。上位の戦力は間違いないですけれども、チームとしてベースが出来るのに時間がかかるのでは・・・。


【ロアッソ熊本】
ギリギリ生き残った熊本。秋田方面には足を向けて寝れません。大宮を昇格させた経験のある渋谷監督を迎え、鳥栖から青木剛、広島から皆川を補強。編成的には整理整頓された印象。もうここまでくると力尽きて何も書けません。すまんな熊本。今年の九州ダービーでは赤黒と青黒のユニフォームで戦いたいものです。似非ミラノダービーが観たい。


【大分トリニータ】
ようやくたどり着いた我が軍。昨年9位と目標を達成後に上方修正出来たほど充実のシーズンに。さらに断トツのフェアプレー。支持しない理由が見当たらない。片野坂体制3年目、絶対に流出すると予想していた鈴木義宜がまさかの残留。引退したぐっさんのお陰としか思えません。こうなると最終ラインがど安定。鈴木惇将軍と上福元がチームを去るも、刀根、丸谷、山口真司と孝行息子たちが戻ってきて嬉しくない訳がない。期待された決定力強化には馬場とJ3得点王藤本という回答。雰囲気だけ外国人は敢えて獲得せず、実績の日本人体制で臨む。宮坂や那須川は松本を弱体化させつつの良強化。2008年以来の充実のシーズンオフでした。だが勝ち点70の野心的な目標は現実的なのか。昨年の戦術完成度に勝負強さを加味できるのか。編成的にはコストパフォーマンスが強烈に高い印象。不満があるとすればユースからの昇格が無かった点。山哲のユース復帰でテコ入れされて欲しい。武者修行に出された若手たちは大きくなって帰って来て欲しい。勇往邁進。


以上、22チームの戦力分析を経てのプレーオフ圏内までの予想です。もう限界を超えているので分析した結果が思い出せません。適当です。



1位 大宮
2位 松本山雅
3位 千葉
4位 新潟
5位 甲府
6位 大分



1位は大宮。実は大前はどうでもよく、シモビッチがいるだけで何とでもなる気しかしない。それくらい突き抜けていると思います、彼。セットプレーで勝ち抜ける気がする。ルヴァンハンデも無いし。2位は松本山雅。蹴っちゃえば良い、蹴っちゃえば。3位は千葉、優勝してもおかしくないけれども、やっぱりハイライン中毒が抜けなくて途中何試合かハイライン吸ってトリップする予想。4位5位はJ2にしてはお金持ってるから。(※戦力予想の元も子もない)


で、最終的にはプレーオフ芸人が6位に入賞。J1の下の方と戦わなきゃいけない今年のプレーオフ、そりゃ新ルールになったら我が軍が率先して出ていくスタイルですよ。開幕前にジェイリースの株価がストップ高になったり、東証一部上場になったりとスポンサー様が先に昇格してしまうという吉兆が顕著なのでワンチャンありそう。でもまぁ今年も厳しいでしょう、J2は。それは変わらないし、確実にレベルが上がっています。J1のチームを少なくするよりも拡大すべき時が来ていると思う。その方が、チャレンジできる範囲が広い方がリーグは進化する。J2は各クラブの特色が強くてかなり面白い。厳しい厳しいJ2がそろそろ開幕です。


2 件のコメント:

  1. J2の予想順位を色々見ていましたが、とてもわかりやすくて面白い分析で、しっかり最後まで読んでしまいました。山雅サポーターなので自動昇格に予想していただいてありがたい限りです。また熱い戦いが始まりますね!楽しんでいきましょう!

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    1. 匿名様

      コメントありがとうございます。熱い試合を期待したい2018シーズンです。松本を昇格候補にさせて頂きました。戦力が充実時過ぎです。ただ残念ながら私、当てたことなく、実績的には若干不吉なのでご了承くださいませ。

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