2018/06/24

2018年 明治安田生命J2リーグ 第20節 福岡戦

【大分 1 - 0 福岡】



九州乳業プレゼンツみどり牛乳サンクスデー、DAZNから揚げ食べ放題、夏侯惇、解説小林伸二。盛りだくさんの九州ダービー、手に汗握る熱戦を制したのは我が大分トリニータでした。首位奪還ですよ、首位奪還。いやー痺れた。DAZN生観戦でしたが、前半19分に藤本のゴールで先制してから、耐えに耐えた後半。最高に気持ちの良い勝利となりました。素晴らしい勝利だ、素晴らしい連勝だ。


DAZNプレゼンツ、から揚げ食べ放題。年齢層の高い大分トリニータの地元ブロガーが胃もたれしながらブログを書いている姿が目に浮かぶ訳ですが、素晴らしいイベントじゃなかろうか、から揚げ食べ放題。もう言葉の響きが素晴らし過ぎる。から揚げ食べ放題。つい行きたくなってしまう良イベントだと感じました。ただ中年になると「もういいや」が如実に早まるので、みどり牛乳がありがたかったはず。から揚げに釣られたであろう次世代の若手サポーターを捕まえるには絶好のチャンス。そんな日にこういう試合が出来たことが大変うれしゅうございます。ぐぐぐぐっと上昇気流を感じる。1万2千人を超える、今シーズン最多動員に繋げられた。きっと巨乳ビッグフラッグを観ようと3000人集まったに違いない。アビなんちゃら福岡の皆さんも沢山集まってくれてありがとう。


しかし、上昇気流とは裏腹に怪我人が増えていることが如実に判明しまくっているスタメン。前節同様、最終ラインに丸谷が入り、ボランチは小手川と前節休んで元気一杯の宮阪。Jリーグ通算200試合出場おめでとうございました。怪我の大エース後藤に代わってチャンスを得たのは國分。ワントップには藤本という布陣。


対する福岡。ドゥドゥ、森本のツートップを組んだ守備的布陣。引き気味の5バックでカウンターを狙い、左に流れるドゥドゥに放り込むという、個の力で局面を打開してしまう強力なお金パワーサッカーを展開。その前線にボールを配給するのが鈴木惇。


遂に1年かけて惇が一発変換できるようになってしまった我が入力端末。1年前は惇を入力するよりも夏侯惇って入力してから余計な部分を消した方が速かったのに、居なくなった惇が一発変換で出るようになるとは。誰よりも走るその姿は相変わらず。だがしかし、惇は生粋の博多っ子なのである。生まれも育ちもアビスパ福岡。1年だけ天敵に人質に取られただけなのだ。あの、あれだ、関羽だ関羽。曹操に人質にとられた時期があった。だが結局は劉備のもとに戻るのだ関羽は。赤兎馬で。曹操は関羽が欲しかったはずなんだが、関羽は義を重んじるからこそ関羽なのだ。関羽が逃げたと知らせを受けた曹操の気持ち、そんな気持ちですよ。何の話だ。惇は敵だってことだ。セットプレーではあの左足に注意しなければならない。


試合の入りは良く、ボールを保持するトリニータと前半は引き気味で札束カウンターを狙う福岡の構図。解説の小林伸二さんが素晴らしい解説っぷりだったので現地観戦された皆さんも是非DAZNを見直して欲しいです。その解説っぷりからコーチになって欲しいと思ってしまう。フリーなのがもったいない。かつて我が軍をJ2優勝に導いたレジェンドですから、言葉の重みが違う訳です。苦しい時期もあったけど、最後の締めの一言がありがたかったですね。クラブが存続出来ていて成長した姿を見せられたのが何よりです。DAZNスペシャルな解説でした。


先制した藤本。まずボールを奪った松本怜が素晴らしい。そしてカウンターでパスを配給した國分も素晴らしかった。受けた藤本の裏を走ってスペースを作り出す松本怜。中へ切り返す藤本、ゴール前に顔を出す馬場、パスを出す藤本、パスを受けてターンしてサイドの松本怜に渡す馬場、クロスを上げる松本怜、ニアで決める藤本。小林伸二「すばらしー」はい、1:42からもう一回観ましょう。



良い。今月の残りのパケット全て失っても構わん。繰り返し観たい。藤本の動き出しは松本戦の時も激しかったですが、この日も、DAZNには映らないところできっと激しく動き出しを繰り返していたはず。思い起こせば開幕戦の栃木戦でもこの動きは繰り返されていたので、藤本自身は何も変わっておらず、その使い方を回りが理解し始めたことの方が大きいのではないかと感じる。ペナルティエリア内での過剰な落ち着き。相手DFとの駆け引きの上手さ。天性のストライカーのように思えるんだけれども、JFLから這い上がって来た苦労人。逞しさと狡猾さ。可愛い顔をしていますが、恐ろしい業師。おそらく、福岡DFの篠原が試合途中裏を取られる動き出しを察知して普通にローキックかましやがりましたが、DFからしたらうっとうしくて溜まらんのでしょう。松本戦でも赤1枚、黄色1枚を出させた動き出し。あのローキックも追って沙汰があると思われます。折角の熱戦に水を差し兼ねない、相手に怪我をさせてしまう酷いファウルだったし、その後プレーを続けるピッチ上の福岡の選手達もちょっとどうかと思ったけれども、これが生活を賭けた上位を争うダービーだってことです。これに負けちゃダメなんだ。


先制後の試合運びも上々で、上手く福岡を引きだしては刺し、刺しては引き出すことが出来ていた。後半に入ると攻撃に重点を移した福岡に攻められっぱなしになるも、GK高木を中心に無失点で切り抜けた。中でもフル出場した馬場の運動量は素晴らしかった。生きた心地のしない展開が何度もあったし、ぎりぎりのところで何とか守れていた。2点目を取れなかったので最後の最後まで緊張感のある試合で、勝利した瞬間は最高じゃなかったですか?最後の松本怜の突破の裏、ピッチ上の席の端に座る人も、身体が重そうな雰囲気があるのに飛び上がって喜んでいますので、確認しましょう。画面左上、ドリブルで時間を使った松本怜の後ろ側な。



割と高く飛ぶな!最高だな!分かる、すげー分かる。それくらいのテンションだったと思いますよ、この試合は。試練の6月に2連勝は想像できなかった!勝ち点40台一番乗りで首位奪還となりました。ワールドカップで試合ばっかり観れるし、最高だ。とにかく最高だ!


次節で前半戦が終わるので是非とも首位キープで終わりたいじゃないですか、節目を首位で迎えたい。そのためには昨年悔しい想いをした徳島の地で勝利しなければなりません。節目の21節、3連勝を目指して頑張って欲しい。来週もおっさんらを高く飛び上がらせよう!


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