2018/07/01

2018年 明治安田生命J2リーグ 第21節 徳島戦

【徳島 3 - 0 大分】



試練の6月、四国で2敗という結果に終わりました。DAZN生観戦、雨の四国、PKきっかけで負けるという謎法則。松本や福岡から勝ち点を奪い、四国のクラブに分け与える義賊トリニータ。徳島で惨敗するという試合をキメてしまいましたが、内容は悲観するものでは全くないことに注意。今節でJ2は前半戦が終了。結果として勝ち点40で後半戦突入は上出来すぎる状況ではありますが、もっとやれたのでは?と思えてしまうってことは伸びしろがまだあると言うことです。ポジティブシンキングです。



スタメンは前節から一人替えて、宮阪をベンチスタートにして川西先発。ドリブルで運べる川西をチョイスしたのでしょうけれども、徳島の守備的陣形を前に攻撃の手立てが無く、困った時のセットプレーで頼りになるキッカーが居ない、という八方塞がりの状態に。どうも6月、雨の四国は噛み合わない。


愛媛戦に続き、またもハンド判定のPKで先制を許した後はより顕著に攻めあぐねる。それにしても徳島の大分トリニータ対策はちょっとやりすぎなんじゃないかと思えるほど引きまくっていた。徳島は昨年までのエース渡を広島に引き抜かれ、得点力不足に悩まされていた模様。なかなか得点が出来ないからか攻守バランスを崩して前がかりになってカウンターで死ぬということを繰り返したであろうことが目に浮かぶ訳です。


そんな日々が続いた徳島は守備の建て直しを計り、無失点で切り抜ける戦略に針を振った。対戦相手も首位だし、もう思い切って守ろう。恐らくそんな巡り合わせで迎えてしまったもんだから、我が軍の得点力へのリスペクトし過ぎ問題が発動して完全なるドン引き状態が続いてしまうことに。巡り合わせです、巡り合わせ。普通の徳島と戦いたかった。


前半の1失点は仕方ないとして、後半に立て直してまずは追いつこうとした矢先に丸谷の深いスライディングがガッツリ相手選手に入ってしまって2枚目の警告で退場。先制を許した状態で1人少なくなるという、苦し過ぎる展開に。丸谷は軽率でした。1試合ゆっくり休んで猛省が必要です。


ただ、逆にチャンスになるんじゃないかと思ったんです、私。数的優位を生かして徳島がボールを持ち、トリニータがカウンターを決められるチャンスが巡ってくると思ったのですが!全然出て来ない徳島でした!これにはビックリした!ここまで徹底的に前に出て来ないなんて。それでもピッチ上にいた選手は一人少ない分を走力でカバーしてチャンスを作れていましたが、決め切れず、走力もさすがに長続きはせず、2失点を重ねて敗北。惜しかったけれども、試合が壊れた後の2失点なのでしょうがない。もっと丁寧に我慢して試合運びが出来ていたとしても、今日の後半の状況では難しかったと思います。


今シーズン徳島は誰がどう見てもFWの編制ミスなのだけれども、そこは大塚製薬マネー。ポカリスエットとカロリーメイトの増産により、夏の移籍期間にピーター・ウタカを補強。夏以降の反撃を目論む。この日は昨シーズンのサッカーが面影さえ無くなるほどに変わっていたけれども、ウタカ獲得でサッカーも戻るんじゃなかろうか。おでん好きウタカ。徳島ラーメンに馴染めるのか。


福岡も前からプレッシャーをかけてこなかったし、徳島も引きこもった。そう考えると甲府のハメ殺し鬼プレスをチャレンジしてきた上野監督はやっぱりちょっとおかしい。その甲府と、次節、後半戦早々に大銀ドームでリベンジチャンスを迎える。7月は前半戦で敗北した甲府、大宮、愛媛との試合が集中。試練の6月に続き、復讐の7月。リベンジなるか、返り討ちに遭うのか。楽しみじゃないですか、後半戦。伸びしろはまだある。



0 件のコメント:

コメントを投稿