【富山 1 - 1 大分】
3連休を確保して行ってきました富山へ。札幌戦以来、約2か月ぶりに生観戦です。結構ご無沙汰でした・・・。前節、熊本戦を落とし、シーズン通して波に乗り切れないままなのに6位をキープしている謎な状況です。富山は雨が多いイメージなのですが珍しく謎の快晴でした。
富山総合運動公園陸上競技場に来たのは3回目かな?富山は今季2勝しか出来ていない状況で、きっと富山サポーター達は家庭や職場で「なんで勝てないのに応援しているの?」的なことを言われているに違いないはず。シーズン通じてほぼ負けているようなチームの試合観て楽しいの?意味あるの?とか。昨年J1で2勝しか出来なかった我が軍。痛いほどその状況が分かるだけあって、スタジアムに行くのも若干気が重たかったのです。J1からJ2に落ちるのとJ2からJ3に落ちるのとでは意味合いが全く違うので、状況は比べ物にならないほど深刻。さらに泣きっ面にスポンサー離れ。長年支援をしていたYKKが段階的な撤退方針を表明。来年度には北陸新幹線も開通するのにタイミングが悪すぎる。スポンサー多いように見えたけど、とにかく追い込まれている富山が最下位とは言え逆に不気味でした。
ただ、開始前のスタジアムの雰囲気は普通なのが救いでした。ライカ君ふわふわ。全国のマスコットふわふわを一堂に集めたい欲求にかられる。夢のふわふわコラボ。
今日もまったり観戦を決め込みまして、メインスタンドの自由席に座って観ていました。前売りで2100円。日が暮れてくるとピッチ以外は全体的に暗いスタジアムです。
富山のゴール裏は芝生があって子供たちが走り回っていてほのぼのした雰囲気。雨が降るとドロドロになるけど晴れていると良いですね。バーベキューとか流しそうめんとかフリーマーケットとかやればいいのに。土手的な使い方できる稀有なスタジアム。ダンボールをお尻に敷いて滑走したり、朝倉南に告白したりも出来そう。これ、毎回書いている気もする。
冗談はさておき、この日一番印象に残ったのは富山の社長さんの演説。ブーイングとか出るかと思いきや、社長の気迫が勝ってかスタジアム全体が一丸となった雰囲気を感じました。逆に言うとそれくらい追い込まれている。もうピッチ上に託すしかなくなっている様子。補強もし終わったし、もう外からは打つ手無しで、やるしかないというところまで来ているという雰囲気。讃岐との差が12で残り12試合。チェアマンも来場して挨拶していました。
そんな富山を倒して勝ち点を持って帰らねばならぬトリニータのスタメンが今までに無い謎のメンバーに。ワントップに伊佐が入り、右サイドバックは西。怪我から戻って間もない木村、アンカーにジョンヒョンとしばらくスタメンから離れていたメンバーが復帰しまくり。今更選手を試す訳もないので、とにかく何かあった様子が感じ取れる。憶測だけれども。主審は前俊と一悶着あった日高主審だし、こりゃ厳しくなるなというのが試合前の印象でした。
ふと気付くと、そのスタメンの横断幕を前面に張り出す細かい芸が。毎回アウェイではなるべくスタメンを前面にしている感じだけど、選手たちは気付いているのだろうか。いつもご苦労様です。
試合は前半、富山のロングボールに良いところ無しのトリニータでした。そういえば前回観に行った札幌戦も4-1-4-1だったのですが、3トップ対策なんだろうなぁと思うんです。アンカーがいて、スペースを潰してブロックを形成するのが目的だったのか・・・。ただ、ボールが頭の上を超えていくのです。中盤とかスペースとか関係ない。清々しいほどロングボールを多用する富山。事故みたいなゴールでも何でもいいから得点できればそれで良しみたいな。富山って、安間監督ってこんなサッカーでしたっけ?っていう。そんなね、単純な攻撃ならですよ?うちのDFなら弾き返せますわ、と余裕ぶっこいていたら徐々に慌て始めるから怖い。セカンドボールも拾えなかったし、ポストに助けられる危ういシーンまで出る始末。割り切ったチームは怖い。前節も富山はロングボール主体で戦ったらしいので、一体何をどう準備してきてこうなっているのか謎でした。
さらによく分からなくなったのは後半で、特に何も変わってないように見えるのにトリニータが攻撃を仕掛けられるようになったんです。もう波状攻撃。得点の匂いがし始めて、林のライダーキックで先制です。林、ライダーキック的な飛び込むシュートが得意ですね。得点は素晴らしいのですが、何でハーフタイムの微調整で修正出来ることが前半のうちに修正できないのだろう。ずーっとそんな試合が続いているから悔しい。やっぱり出来るんですよね。これが全くできないんなら諦められますが、やればできる子が毎試合ひょっこり顔を出すんです。チラッと。すぐ隠れやがんの。人見知りか。上手にやれれば前半の難しい時間帯も短く出来て、波状攻撃の時間帯を長く出来たんじゃないだろうか。謎だ。本当にこの点が惜しい。
ちなみに得点が入った時、富山のスタジアムは異常に静まり返りました。そりゃもう経験したことのないレベルでメインスタンド側が静まり返った。小学生や中学生だった時に朝礼で校長先生が「そこ、うるさい!」ってブチ切れてもこんなに静かになったりはしない。凍り付いたっていう表現が正しいかもしれない。この試合の先制点が、この試合の負けが富山にとってどういう意味なのかが分かる一瞬でした。正直ちょっといたたまれなくなりました。
70分過ぎから動き始めた試合ですが、ここからの交代が難しかった。西に代えて土岐田、あぁ守備を固めるのかな、と。次がジョンヒョンに代えて昌也。あぁ、ジョンヒョンは1枚イエローカードもらっていたし、日高主審だしな、と。最後に足を攣ったそぶりを見せていた木村に代えて後藤。この直後のプレーで伊佐が完全に足を攣ってピッチ外で動けなくなってしまった。前日深夜にドルトムントの香川復帰戦をテレビで観ていたのですが、あの香川でさえも久しぶりにスタメンで出場すると足を攣るんだなぁーなんて他人事のように観ていましたが我が軍の久々スタメン復帰組も次々と足を攣っているではないか!そして、1人少ない間にコーナーキックから失点。一転息を吹き返す富山県民。しかし、この時もう我が軍は攻め手を失っていました。
結果はドロー。最下位相手に痛恨のドローに違いないのですが、追い込まれた富山の気迫が運を呼び込んだ試合だったように感じています。前半の慣れないメンバーで戦わざるを得なかった事情(※謎)、受け身になった前半の時間帯(※謎)、後半の波状攻撃(※謎)、先制したのは成長の証しだけれども、交代メンバーの選定ミスで逃げ切れず。このところの失点の多さやアウェイでの勝てなさも考慮するとドローで済んで良かったと思えるほど。最後まで諦めずにプレーしていたし、相手が最下位ということを除けば及第点・・・は甘すぎでしょうか。
収穫はワントップだった伊佐。手荒い富山のDFに対して身体を張っていたし、得点にも絡んでいた。足を攣りながらも最後はピッチに戻って根性で走っていました。無理はして欲しくないけれども、彼にとってはチャンスでもあった訳で気持ちは伝わりました。高松の後継者になってもらわねば困るので、良い経験になったはず。中期目線で考えよう、中期目線で。昌也と風間を最初から使わなかったのはやっぱり謎なんだけど。謎の多い試合でした。サッカーって奥が深いですね・・・。私には何が起こっていたのか分からなかったです。解説のあるテレビ中継ってやはり大事。
終わってみればトリニータも富山も首の皮一枚つながったような状況です。6位をギリギリキープ。次節が正念場。トリニータも富山もこの試合をどう次に繋げて活かすか。富山は同じような気迫で他のチームを倒して意地を見せてくれると信じていますから。もう終盤戦は順位なんか関係ない、殺るか殺られるかの試合に突入します。チャンスも絶望も待つ終盤戦。毎週このヒリヒリした感じが続くのがたまらん。失点が止まらないですが、補強した選手に頑張ってもらいましょう。これからもう、全部決勝戦だわ。全部が。生観戦は最高でした。
まさに富山戦のメンバーは????でした
返信削除高松やラドンはいないし、先制したらすぐに守りに入ったし
正直、負けてもおかしくない試合でした
これでJ1に上がるなんて虫が良すぎます
匿名様
返信削除コメントありがとうございます。きっと直前で何かしらの怪我や体調不良があって、あのような先発になったんだとは思いますが、今までのチームの選手の使い方からして
控えのメンバーが90分戦うのは難しいことは予想できたはずですよね。J1に上がって損することは何もないので上がって欲しいと思ってはいるのですが、ここから始まる厳しい戦いを通じて成長してくれると信じましょう。
お疲れ様です(*^^*)
返信削除私たちも行って来ました!富山~♪
今回こそは勝ち試合を!と鼻息荒く乗り込みましたが、、残念ドロー(´;ω;`)
駅から送迎バスを利用しましたが片道30分弱。。ガラガラでした。チョット不便ですね
駐車場は沢山あったみたいですけど。。
前半戦はバックスタンド2階から、後半戦は1階の芝生に降りて観戦しましたが、芝生へ降りてみたらアウトドアチェア持ち込んだり、ピクニックしてるかのようなユルーイ感じでした(笑)
もっと沢山の人がスタジアムに応援に行って、もっともっとサッカー熱が上がるといいなとおもいました
まりも様
削除コメントありがとうございます。富山遠征お疲れ様でした。アウェイではなかなか勝つところを見れませんね・・・。スタジアムはちょっと人が少なくて寂しかったですね。バックスタンドの芝生観戦だとユルイ感じになりましたかw芝生のせいで富山のサッカー熱が上がらないのかもしれませんねw