2016/09/25

2016年 明治安田生命J3リーグ 第23節 富山戦

【富山 0 - 0 大分】



シルバーウィークに富山の秘湯方面で大自然をバックに全裸でプランプランさせる旅に出たついでに観戦してきました。富山を仕留め切れず、という印象の試合でした。富山県立総合運動公園は3度目かな?前俊アッチョンブリケ事件をこの目で目撃した思い出深いスタジアム。あれからもう5年も経つのですね、前俊元気だろうか。最終節だけ活躍するとかはご容赦頂きたいです。



スタジアムの雰囲気は長いJ2経験のある富山とあって、安心と信頼のJリーグっぽさ満載。スタジアムグルメあり、イベントあり、シャトルバスありでむしろ懐かしい。観戦のハードルは訓練されたアウェイ民には非常に低く感じるのですが、現地の観客数は昔からずっと苦戦しっぱなしで、富山県民にとってはハードルが高い模様です。今日は多かった方だと思うのですが、5000人に届かず。



しかし今日集まった訓練されている側の人々はこの試合が2位と4位の直接対決であり、上位進出にはどうしても勝ちたい、負けられない試合ということを痛いほど理解している選りすぐりの客層。地元富山のサポーターと西や東や九州から集まったトリニータのサポーターの応援とでとても良い緊張感ある雰囲気だったと思います。その雰囲気を生み出せた大きな要因は間違いなく試合内容にありました。スコアレスドローではあったものの、1点を巡って体の張り合いとなりました。



今日のトリニータのスタメンは前節同様。天皇杯は選手を入れ替えてやり繰りしただけあってスタメンの身体のキレには違和感無し。いつもの4-4-2でスタート。対する富山は意外にも守備重視の印象でした。前からプレッシャーをかけてボールを奪いに来るかと思いきや、そうでもなく、トリニータは最終ラインで悠々とボールを回せていた。いつもの危うい場所で奪われるシーンはほとんどなかった。トリニータも無理せず蹴るとこは蹴るという印象。



前節、富山はYSCC横浜相手に3失点したこともあってバランスを見直したのか、無理に前に出ない、攻撃の時は攻撃、守備の時は守備と全体の意思統一が感じられ、ボールを持たれたらブロックを築いて待ち構えるスタンスでした。しかし、天皇杯での甲府の守備ブロックを経験した後ということもあって、どうにかなりそうな堅さではありました。何事も経験してみるもんです。大自然をバックにプランプランさせたこともあって、大東京の電車内でもプランプラン出来る勇気も湧いてきそうです。


試合は勝ちたいトリニータと負けられないカターレ、という前半。お互い最初のチャンスが前半の最大のチャンスとなる手堅い展開。内容的にはトリニータが充実しており、富山のセットプレーさえ決まらなければ勝ち点を持ち帰れそうな手ごたえのある前半でした。


後半に入ってオープンな展開が増え始めると試合はよりスリリングに。富山は攻撃の時は最終ラインも高めになることもあってスペースを与えると躍動する(※ゴールを決めるとは言っていない)後藤が決定機に絡み始める。三平に代わった伊佐も身体の強さは際立っていて、カウンターでのこの試合最大の得点機を生み出したのですが後藤のシュートは富山GKに止められてしまう。富山DFもこのプレーに対して全力で戻って足を攣って交代。富山守備陣も必死でした。


この時今シーズン最大の頭の抱えっぷりだったのが片野坂監督。遂に頭を抱えてしゃがみこんでしまった。もうこの流れが今シーズンの様式美になってきている気がする。この試合に関しては後藤よりも三平の方が外していたので後藤ばかりを責める気は毛頭ありませんが、「決定機外す」→「監督頭抱える」の回数が多い程トリニータは実は攻撃を作れている時間帯なのでバロメーターとしてお楽しみ頂けると幸いです。監督はパスミスとかでも頭抱えますけど。リアクションがあると我々観客側にも伝わるので面白いです。



今日の試合に関してはチャンスの作り方、セットプレーでも工夫をみせた部分もあり、強くなったなという印象を改めて持ちました。前から後ろから、繋いで攻撃、ロングボール1発で攻撃、3バックもこなせるし、交代で入ったメンバーも個性を生かして攻撃と本当に多彩になってきました。守備面でも運動量ある姫野を筆頭によく走り抜きました。暑かったにも関わらず安定感が増し、足を攣って倒れるのは富山の守備陣に多く、効果的な攻撃が出来ていた証拠だったのではないでしょうか。


個人個人の強さも富山相手にアウェイでほぼ寄せ付けずという印象。シーズン中盤ではアウェイで引き分けさえもままならなかった訳ですから今日のスコアレスドローは試合を観た限り選手達は十分頑張ってくれたと評価できると思います。仕留め損ねた感は確かにあるのですがピンチもありましたし。むしろ勝負時を先延ばししても良いと割り切った感じの富山が不気味。最低でも勝ち点1、あわよくば勝ちみたいな富山の印象でした。三浦泰年監督の行動を予想するに、まだ富山は27節に栃木との直接対決を残しており、そこまでは上位にヒタヒタと付いていこうとしていると思われます。プランプランさせてるだけでなく、ヒタヒタしてくることも視野に入れなければなりません。



自分で書いていても意味が分からなくなってきましたが、まぁとにかくですね、結果的に今日積み上げた勝ち点1が首位栃木との差を1つ縮めるという結果にも繋がっていますし、ポジティブに捉えておいた方が良いと思うのですよ。ポジティブにいきましょう。雰囲気が出てきていると思うので、優勝しそうな雰囲気をですね、醸し出したいですね。ガンバ大阪U23はもはや怖い。負けてなかった栃木が遂に堂安に屈するとは。ノープレッシャーで伸び伸びとプレーする若手怖い。



とにかく重要なのは次節です、次節。鹿児島との九州勢同士の2位争いの直接対決となります。良い雰囲気が必要です。FWが決定機を外してもため息など厳禁です。監督が頭を抱える度に、大丈夫だ次は決められるぞと、良い雰囲気を作ってあげて欲しいです。ホーム民の皆さん、特に同じメインスタンド勢はより一層の奮励を願います。今日、試合を観ていて感じたのですが本当に、最高に1プレー1プレーにヒリヒリ出来ます。上位争い最高です。観てる側でさえプレッシャーを感じ始めているので選手たちはガチガチになるんじゃないでしょうか。どうでしょうか。次節、2位争い直接対決。楽しみです。



おまけ 追加副審試合でした。追加した試合なのに微妙なゴールどころか0ゴールっていう・・・。お疲れ様でした。

2 件のコメント:

  1. 中津トリサポ2016年9月29日 15:45

    こんにちは!
    試合内容は結構良かったようで
    栃木が負けてくれて助かりましたね
    片野坂監督の教え子が頑張ってる
    富山戦勝ちたかった動きは良かったでしょうが求めてるのは結果です
    是非とも次こそは勝ってもらいたい
    次の鹿児島戦私は中津から参戦します
    ホームでのバトQ!
    選手達を全力で応援してきます!

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    1. 中津トリサポ様

      コメントありがとうございます。引き分けでしたが差は詰められたのでポジティブにいきましょう。次の試合はヒリヒリすると思いますよ。羨ましいです。応援よろしくお願いします。

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