2019/08/18

2019年 明治安田生命J1リーグ 第23節 鹿島戦

【大分 0 - 1 鹿島】



Tシャツが貰えるということで行きました。2週連続ホーム観戦記。Tシャツが貰えなかったら行ってなかったので、絶大な効果があったと思います。無料配布。数々のイベント、お揃いのTシャツ、2万8千人を超える観客、足りないのは勝ち点だけでした。悔しい。


スタメンに抜擢されたのは完全移籍加入したばかりの小林裕紀。OJTです、OJT。On-the-Job Trainingな。もう後半戦も限られているのでじっくり慣れてもらう時間などありません。即戦力は職場で仕事任せてなんぼ。最終ラインに吸収されるアットホームな職場です。ベンチには天皇杯で決勝点を決めた伊藤涼太郎も入った。後藤がベンチ外なのは意外。怪我でなければ良いのですが。


対するアジア王者鹿島。開幕戦で昇格組の我が軍に負けてリベンジに燃えていた模様。出場停止のGKに変わり、大ベテランの曽ヶ端がスタメン。ベテランがいれば不測の事態にも安心ですよね。ベンチには名古屋から期限付き移籍で獲得したばかりの相馬勇紀、法政大を退部して鹿島に加入した上田綺世も。三竿兄弟が対峙する試合。




とにもかくにも、設立25周年記念試合です。ノスタルジーに浸りっぱなしですが、存続が危ぶまれたクラブがJ1に戻り、これだけのイベントと、2万8千人の観客と、Tシャツを無料配布できるまでになったことが喜ばしい。全ての借金を10年かけて返済し、普通のクラブに戻れましたという想いのこもったTシャツなので協賛企業に感謝しつつ、大切に使いましょう。今日もメインスタンドで観戦しましたが、最終ラインでプレスをかわしてボールを繋いだ時に拍手が出るまでになっていたので、数、質共に良い感じの客層になったと思いましたよ。初めて観た人にはもたもたしているだけに観えたでしょうけれども。




試合は難しかったと思いますね・・・。最初だけ最終ラインにプレスをかけた鹿島でしたが、割と早めに撤退戦を選択。このパターン最近多い。行けるなら行ってみよう、あ、ダメだわ、無理しないでおこう、で前半が終わる。夏の試合なので前半が低調になるのはよくあることですが、アウェイ側が出て来ないので前に出ざるを得ない2万人を超える後押しを受けるホーム側という図式、いつ行くのか、どう行くのかという問題だったと思います。



前半は相手が来ないなら持っていれば良い、という状況でしたが最初のチャンス、ティティパンが右サイドで受けてクロスを入れ、ファーにいた小塚が倒されたシーン。あれ、PKとって欲しかった。ユニフォーム引っ張られていたのが見えていたし、主審に勇気が足りないシーンだったと思います。何となく、鹿島にも大分にも波長が合わない主審でした。


攻撃をやりきること、キーポイントはこれだったと思います。失点につながったシーンの直前、左サイドに小塚と田中が上がった後、前田のスルーパスが相手に奪われて逆サイドに展開、対角線のロングパスで上がっていた左サイドの田中は戻り切れずに数的優位を作られて相馬勇紀に決められてしまう。攻撃をやり切れずに自らピンチを招いてしまった。鹿島DFブエノ?か小泉か?のスプリントも凄かったし、相馬のシュートも凄かった。ワンチャンスを決められて、鹿島に先制を許した時点でほぼ負け試合。焦らなかった鹿島と、良い攻撃が出来始めて前がかりになったけれども、攻撃をやりきれなかった我が軍。


その後、攻勢を強めますが、得点できず、0-1での敗戦となりました。先制された後に攻撃的になるのであれば、前半からやってみればいいのに、とも思いました。ただ、個人的にはどっちが勝ち点を得ることに近かったかと言えば、今日の試合展開の方がワンチャンあったと思います。良い攻撃が出来て前がかりになったところだったので、なんとも評価が難しい。鹿島相手に2勝は夢と消えました。焦れない鹿島の強みを見せつけられた。鹿島が勝っただけの試合という、いかにも鹿島らしい試合とも言えます。攻撃をやりきれるシーンは少なかった。




小林裕紀は無難なOJTでした。普通に溶け込めていた。今日はボランチでの先発でしたが、シャドーでも面白そう。嶋田慎太郎はどんな選手なのかまだ分からない。活かせてあげられてなさげ。夏の移籍期間は終了したので、このメンバーで残留を勝ち取るために粘り強く勝ち点を積み上げていかなければならぬ、ならぬのです。厳しい戦いは続く。


今日でホーム昭和電工ドームとはしばしのお別れ。100%天然芝のドームはこれが最後かもしれない。次はハイブリッド芝に生まれ変わって美しいピッチになっていれば良いのだけれども。業者の皆さんを信じるしかない。



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