2019/11/03

2019年 明治安田生命J1リーグ 第30節 FC東京戦

【大分 0 - 2 東京】


芝です、芝。久々にホーム昭和電工ドームに戻った大分トリニータですが、ラグビーワールドカップの試合も終わり、新しい芝、ハイブリッド芝のピッチで試合とあって気になり過ぎて芝を観に旅に出てしまいました。


芝だけではなく、リッジーもリニューアルされた模様ですが、全く見かけずじまい。リッジーよりも芝、芝です芝。










こんなに芝の写真を撮ったのは初めて。おそらくこれが最初で最後の芝が主役の日。ハイブリッド芝が美しく整備されていました。外から見る限り、違いは全然分からなかった・・・。最初にピッチに鈴木義宜がこっそり出て来て芝の状態を確認していた。新しい芝にはほぼまだ慣れていないようだけれども、美しい芝は良い事です。芝万歳!この日は芝とプーマサンクスデー。














スタメン、前線の組み合わせは後藤1トップに三平、小塚の2シャドーという組み合わせでした。後半の試合途中で三平ワントップ、後藤シャドーに替わったりと汎用的な運用が出来ることが強み。ベンチメンバーには久々に刀根が復帰。


対するFC東京はリーグNo.1ドヤ顔の持ち主、東がキャプテンとなっており、CBには可愛い顔してえげつない守備をする森重というプロとしての育て方に責任を感じざるを得ない2名が元気に主軸となっていました。









展開的に辛かった試合。早々に出たGK高木の目測ミスでもったいない1失点目と、コーナーキックからの2失点目。試合の入り方自体は悪くなかったと感じていたのですが、一芸に秀でたFC東京前線の2トップ、強いディエゴオリベイラと速い永井、そして高萩です、高萩。面倒なプレーをする男です。試合始まってすぐに田中達也が上がったスペースを突く動きをしたり、GKとDFの間の中途半端な場所にボールを落としたり、とにかく面倒。早々に2失点するというシーズンワーストの試合の入りとなってしまいました。









今シーズン通じて対戦してきたクラブの中で、強さを感じたチームはFC東京、横浜Fマリノスの2強の印象が強い。次点として川崎と広島が続く。FC東京は2点取った後もボールを奪いに来たし、観ていてもアグレッシブさを失わずに面白かった。戦術的に我が軍と噛み合って、しかもやり切る印象。強力な2トップを擁する金持ちの戦い方ではあります。その2トップにハードワークさせるんだから強化費に限りのあるクラブからすると夢も希望もありません。後半はボールを持たされたんだろうけれども、それでもカウンターを阻止しつつ、決定機を作れていたので印象としては成長した片鱗は感じた。ただ、やはり1点も取れなかったので盛り上がりには欠けたし、評価も難しい。1点でも取れていれば同点までの雰囲気は出せたかもしれないが、まったくもって決め切れず、という結果に。


16本のシュートを放ちながらも枠内は少ないというデータとしてくっきりと決定力不足を突きつけられた試合でもありました。FC東京にシーズンダブルを食らわされてしまい節目の30節は黒星で終わりました。


残念な結果ながらも、数字上ではJ1残留が決定。どうせなら盛大にお祝いしたかったですが不幸中の幸いということで。結果自体は偉業。ほとんどの専門家、プロたちの順位予想を覆す結果を得ることができました。トップリーグの中位となり、残り4試合へのモチベーション向上が難しく感じ始めました。特にここ数年はずーっと昇格争いのヒリヒリした感じに晒され続けたので何だか物足りないという、幸せなのに幸せを感じられない変な性癖が付いてしまった。もう一度気を引き締めてダラダラとしたシーズンの終わりにならないように、来季に繋げるためにも、もう一段階高いレベルの内容を要求しなければなりません。次節のガンバ大阪は宇佐美と井手口が戻ったことでシーズン当初に対戦した時とはまるで違うチームですし、福森が全然出場していない清水の守備も破らなければなりませんし、仙台では牛タンを食べ、最終節ではセレッソを率いるロティーナ監督越えを果たさなければなりません。残り4試合、性癖を振り切って気を抜かず来季に繋げましょう。





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