2020/07/12

2020年 明治安田生命J1リーグ 第4節 神戸戦

【大分 1 - 1 神戸】



5000人という上限がありながらもようやく昭和電工ドームに観客が戻った第4節。少しずつ日常を取り戻せつつありますが、大雨や水害の追い打ちもあってスタジアムが遠く感じる。今日の試合もまだまだ制約が多いスタジアム観戦だった模様です。それでも現地で応援できた人が羨ましい限りです。私、黙って試合を観るタイプに辿り着いた人間なので、今の観戦スタイルは大得意だったりします。


ニータンからのお願いに「×ハゲ」があって一瞬心臓が止まりかけたハゲなのですが、よくみたらハグでした。私、スタジアムでハグしたことないんだけど。ハイタッチくらいじゃない?ハグする?誰もハゲとハグしないだけですか。あ、昇格プレーオフで勝利した時は見知らぬおっさんたちとハグしたな、そういえば。


観客動員に制限があり、チケットの売り上げが失われ、経営状態が悪化するばかりのJリーグ各クラブ。大分トリニータにも新しい取り組みが始まっていて、遂に投げ銭システムの導入が始まりました。急な試合前日の告知と、このシステムを使ってどうすればいいのかまだ試運転的な印象を受けましたが、とりあえず投げ銭です、投げ銭。遠くから故郷のクラブに銭を投げるのです。サポーターの銭形平次化。


早速「pring」というシステムを使うためにアプリをスマホにインストールしてユーザー登録してみたのですが、銀行口座との紐づけが必要なので割と面倒。このハードルを超えられなければ銭形平次にはなれない。登録したら投げ銭を受ける側にも慣れたので試しに投稿。


剥き出しの願望として2兆円を募集してみたんだが1円も貰えていない。なぜだ!?(※当たり前だ)この願望をむき出しにしたことで、システム側に9.5パーセントが持って行かれる仕組みだということが判りました。投稿に画像や動画を張り付けることが出来る。今回は500円以上の投げ銭でニータンのスマホ用壁紙が貰えるというインセンティブ付き。私もですね、前日に発表があってから、何とか少しでも身の丈を超える巨額の投げ銭してやろうと思いまして、まずは千円札握りしめて賭場へ向かった訳です。


見事、GⅡが行われていたボートレース三国で1000円を5000円に、野口英世を樋口一葉にすることに成功。3連単1-2-流しのうちオッズが安かった桐生3着にだけ1000円を賭けて、結果2000円が5000円になったんですよ。ボートレース簡単だな。Jリーグ中断期間にギャンブルを始めて、えげつないほど負け越しているんですけれども、今日は勝ったよ。幸先が良い。より多くの投げ銭をすることで、三木谷一人の投げ銭で強化された神戸を迎え撃つのです。


ギャンブルに勝ったお金でニータンの壁紙もらえました。うるさい、はした金でも金は金だ。この仕組みを上手く使って売り上げを伸ばすには高難度の能力が必要とされる気がします。同じ仕組みを使っているあの商売上手の川崎も多い時で1回の投稿に10万円とか、そんなレベル。サポーターは何にを銭を投げたくなるのか、それを探求しなければなりません。


3連戦の締めとあってスタメンには動きが。刀根がDFとして久々のスタメン復帰。昨年の天皇杯以来じゃなかろうか。この刀根の突然の出現により、遂に新戦術がベールを脱ぎ、4バックかとも噂されましたが私はですね、刀根のワントップを予想していました。2011年にFWを補強する資金も無く、田坂監督に魔改造されかけた刀根のFW復帰。これが新戦術だ!全然外れていました。今の大分トリニータ、FWに困っていませんでした。刀根は左のCB、島川、三平もスタメンで普通に3-4-2-1スタート。刀根がFWだったら5000円投げてた。


対する神戸、連戦でイニエスタは休暇。その代わり若手主体の、イニエスタと練習するだけで勝手に上手に育ちました的な三木谷投げ銭システムで鍛えられた若手達が次々に登場。卒業生藤本もワントップで先発。昨年から神戸との試合は噛み合って面白くなることが多い。引き分けばかりだけれども。



16秒での失点は早すぎたけれども、今の大分トリニータは「後半に交代した選手が2得点する」というのが実は新戦術なんじゃないかという位の後半勝負っぷりなのでね、全くね、今日は私も慌てませんでしたし、絶望感も微塵もなかったですよね。試合の入りが緩く感じてしまうのは課題ですけど、後半に2得点すれば良いですからね。神戸はJ1のクラブらしく、「自分たちのサッカー」を常に表現しようとする。ここが素晴らしい。イニエスタが居なくともボールを保持して得点を取ろうとする。1得点だけじゃ足りない、攻めの姿勢が続くのが良い。引き込む我が軍と噛み合い、試合が面白かった。そしてフィンク監督体制になって1年なのに未だ隙が多いという神戸。倒せそうなんだけど倒せない。最後のところで個人能力で何とか出来てしまうという昨年からの印象が変わらないまま。今日の試合は神戸の若手の決定力不足に助けられた試合かなという印象でした。しかし、古橋は海外に挑戦してくれないかなと願わない日は無いのですが、今日もキレていました。高木駿が掻き出してくれたビックセーブには3000円投げたかった。


最も投げ銭したくなったのはFWDF岩田智輝のゴール。エースストライカーの風格であった。もうFWでDFですよ。FWDF岩田智輝。冷静過ぎるゴール。生まれは宇佐、昭和電工ドーム右サイド育ち、ペナルティエリア内でテレワーク。あっという間に駆け上がってリモートでペナルティエリア内の仕事をするかのよう。新世代ですね。神戸のFW藤本さんにはボールが出ませんでした。何度も裏抜けしようとしてましたけど、あなたの手の内、うちのDF皆知ってますから!対策ばっちりで実家に帰省させず。


もしハーフタイムにニータンが何かにチャレンジするのであれば、最も投げ銭が集まりそうな気がしていたのですが、残念ながら何も無し。ニータンを生でライブ配信するだけで銭が集まりそうな気がする。ニータンがコカ・コーラを10秒で2リットル一気飲みするから応援してね!とかが始まったら5000円投げてた。


ちょっとだけ気になったのが雨が多かったせいなのか、ハイブリッド芝の状態。神戸も本拠地はハイブリッド芝はずなのに両チームの選手が足を取られることが多く、常に気が抜けない状況でした。今日は後半に神戸が4枚もの同時交代をするというリフレッシュさ加減のせいで、後半に圧倒するような試合運びには出来ず。結果またもやドロー決着となりましたが3連戦を2勝1分けで終われたのは非常に大きな成果だと感じました。投げ銭の成果だけが出なかった。今日も大逆転勝利をしていたら5000円投げていたと思うのですが、結局今日は控えめに終わってしまった。また種銭を増やして次の機会を待とうと思います。1週空いて、次はアウェイでガンバ戦。試合内容と、銭を投げたくなる何かに期待したい。投げ銭の準備と、種銭を増やす準備をして1週間待ちたいと思います。


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