2024/10/21

2024年 明治安田J2リーグ 第35節 水戸戦

【大分 0 - 0 水戸】


舞い上がり過ぎた長崎の新スタジアムのこけら落としから1週空いて、十分頭を冷やしてからの第35節。良い「間」になったと思います。この試合はDAZN無音生観戦。家でね、群馬vs栃木戦と同時観戦できる時代です。2倍楽しめる良い時代になりました。ハラハラドキドキの残留争い、いや、楽しくはねぇよ!早く残留決めてくれよ!そんな試合でした。

1週空いたこともあり、怪我人が続々と復帰していた模様です。キャプテン渡邉新太、藤原優大が久々のベンチ入りとなりました。GKは前節に引き続きムンを起用。3バックは左からデルラン、安藤、ペレイラのトリオ。アンカーに弓場を置き、前目に野村と保田を配置。左サイドは野嶽、右サイドは茂平。2トップには鮎川と屋敷を配置するという3-1-4-2っぽい布陣。ここに来て調子を上げている屋敷が先発を勝ち取った。リーグ戦スタメンはプロ入り初とのこと。ユース出身の選手がスタメンに並ぶのは心地良いものです。屋敷、調子が良さげなことは伝わって来た。シュートチャンスもあって惜しかった。結果が出れば最高でした。

対する水戸。15位とシーズン当初から苦しみつつも残留できそうなところで踏ん張っている老舗J2クラブ。アウェイ水戸戦の前半の内容が、今シーズンの大分トリニータのサッカーのピークであって、あれ以降、気温の上昇と怪我人の増加と共に内容が充実することは中々なかった。水戸のスタメンもかなり変わった印象。3-4-2-1で運用中。レジェンドGK本間の引退も発表されて水戸も新時代へ。

亀は平常運転ですがこの試合、残留争いで競り合う栃木がアウェイで最下位群馬と戦っている状況もあり、まず負けないことが大切だったと思います。慎重な試合運びと大胆な攻撃を両立させることが必要で、そのバランスは難しい所。しかし、選手達のモチベーションは高かった印象で、特に球際の戦いでは強い気持ちが滲み出ていた。高い位置で強引に奪い切るシーンも多く作れていて、試合の入りは良かった。良かったよ。良かった。ただ、徐々にボールが持てなくなったのはやはりGKムンの持ち味を封じてリスク回避のロングボールを蹴るようにしたんだけれども、前線が鮎川と屋敷ですから競り合いで優位には立てず、セカンドボールの競り合いで劣勢に立たされると水戸に保持されて攻められる時間帯が増えてしまった。だからと言ってもし、もしよ?もしムンが攻めの繋ぎパスを出し始めたら全員でペットボトルをスタジアムに投げ込んで試合を中断させなければなりませんでしたが、ムンも自重してくれたことで無事に試合は両チーム無得点のまま進みました。最初は守備時5-3-2で守っていたように見受けられたトリニータの「3」の脇のスペースを使われていた場面が多く、苦しい展開になりつつあったけれども、途中で5-4-1で守るようになって若干安定した印象。攻撃面はカウンターでね、保田、鮎川、屋敷で決定機を作ったところは決めたかったけれども、まずは無失点が大事。

後半もやはり、競り合いとGKスタイルの噛み合わなさでなかなかボールを保持できなかったのだけれども、鮎川と屋敷を下げてワントップに渡邉新太、シャドーに池田を投入してから若干盛り返せた。久々の出場となったキャプテン新太はゴリっと行くタイプですから、ゴリっと行ってシュートチャンスを創造。これも決め切れずだったけれども、希望は感じさせた。



同時に視聴していた群馬vs栃木は風が強く、前半風上に立った群馬が試合を優位に運んでいたのだけれども、後半が逆に心配になった。しかし、そこはホームの群馬。北関東の風使い。向かい風も上手く使って攻めることも出来ていて、決定機もあったのだけれども決め切れず、といった試合であった。こちらは両チームゴールを生み出すことは出来ずにスコアレスドロー決着。



大分トリニータもコーナーキックを大量獲得し続けたのだけれども、ゴールを割るには至らず。水戸とホームで痛恨の引き分けとなりました。決め切って前進したかった・・・。ただ、負けず、栃木との差を詰められなかったことは大きい。優勝争いも山場を迎えていて、山形が清水に勝利したことで、この日は何も決まらない状態に。次節栃木は清水との試合。小林伸二監督の古巣だし、巡り合わせが凄い。凄い試合になりそう。群馬も普通に強かったし、我が軍が残す3試合、A秋田、H群馬、A仙台は簡単ではないですよね、これね。特にアウェイの秋田は天候にもよるけれども、もしも雨なんかになっちゃったら大変に厳しい戦いになることでしょう。栃木が清水と戦う以上、勝ち点1でも持って変えれればほぼ残留は手中に入ると思われます。無失点が大事。よし、秋田、行くか。J2残留を観に行こう。



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