2025/01/19

力戦奮闘 ~J2クラブのスローガン~


新体制発表会から少し時間が経ちまして、今シーズン初のテストマッチが始まったりとシーズン開幕も近づいてきた雰囲気。我が大分トリニータのシーズンスローガンも発表されました。



「力戦奮闘」だそうです。「戦う」「闘う」が2回も入っていますのでね、戦う気満々のスローガンってことです。10年以上継続している私の予想は無事にハズレまして、昨シーズンのように当ててしまった幸先の悪さはなく、テストマッチの内容も快勝でしたし、幸先良しです。今年は。幸先良し。しかし、スローガンを継続してくれるとは思っていなかったので、安心しました。力戦奮闘でプレーオフ圏内を目指すシーズン。最近はスローガンを止めてしまうクラブの方が多い。流行っていません、スローガン。残念ながら廃れがち。今年も四文字熟語路線で作ったということは片野坂体制の維持も意識したであろうし、スローガンなどの情報発信を継続してくれたことは良かったと思います。ありそうで無かった力戦奮闘、だいぶネタ切れ感はありますけどね、結果が出ればすべて良しですから、奮闘しましょう。ちなみにこのスローガン、J3ツエーゲン金沢も採用していた模様。リーグが違うので全然何の問題もありませんけれども、一応チェック。 



金沢はJ3から即復帰ならず、お隣の富山が復帰とあって追い込まれています。奮闘が必要です。デザインはこっちも良し。青と赤の力戦奮闘。赤いと何となく、北斗の拳のラオウ感がある。よく分からんけど、拳王感が強い。赤い縦の力戦奮闘。青い横の力戦奮闘。どちらも良い感じ。プロの仕事を感じる。ちなみに、私が年初に大分トリニータのスローガンを予想したのは「One Heart,Big Challenge」の使いまわしだったのですが、九州の田舎クラブで事件が発生です。



遂に落ちてた鳥栖、まさかの「ONE HEART」でした。ビッグチャレンジはしない模様。お前が使うんかい!と一人つぶやきました。使っていただいて何の問題ありませんけれども、幸先悪い感じはあっちが引き受けてくれたので怪我人が増えないことを祈ります。ワンハー鳥栖ってことですね。ワンハートが消えかかっているデザインが何とも言えません。なんだか弱々しいしいけれども大丈夫だろうか鳥栖。


シーズンスローガンを掲げるクラブが減ってきた昨今ですが、しつこいくらいに継続するクラブもあり、二極化が激しい。J2では最も定着していると評価している秋田の今年は以下のスローガン。



もうね、魂です。もはや秋田一体はクラブフィロソフィー。今年もやっぱり秋田一体。それが魂ってことですね。秋田一体魂。素晴らしいブレ無さ加減。野太い。秋田から一体を奪ったら魂が抜けてしまう。秋田のスローガン予想が一番難しいレベルに到達しつつある。今後10年継続してほしい。10年あれば「秋田一体絶対J1」くらいまで到達するんじゃなかろうか。来年は他のクラブの予想も始めようかしら。スローガン予想3連単くらいやってみよう。そしてこの、秋田一体に知らず知らずのうちに感化されてしまっているクラブを発見。



ああぁ~!藤枝が秋田化!まさかのインスパイア、J2で一体感ってことはもう秋田との一体感ってことになってしまいますからね!(※なりません)秋田の強すぎるスローガンの波及効果が藤枝にもにじみ出てしまいました。魂が感化されるのも時間の問題です。魂といえばワンソウル。J3松本山雅はどうなったのかなと思って調べてみたところ、こちらも訳の分からないレベルに到達していた模様です。



ワンソウルあっぱれとはどういう了見ですか?松本山雅さん?なに?ワンソウル熱い晴れ?あついはれ?あっぱれ?ソフトバンクホークス感出てきた?ここも毎年ワンソウルシリーズを極めすぎて訳の分からないところまで行ってしまった。3連単予想するならここも外せません。絶対に当たらない自信がある。J3生活が長すぎてかなりぶっ壊れている模様です。大変ですね、J3が長いと。そのJ3から抜け出た富山のスローガンもチェック。こちらはスローガンというよりも経営ビジョンの公表が素晴らしい。左伴社長がきっちりと仕事しています。



富山は規模的には苦しいことを踏まえたうえでのスローガン。たとえ厳しいシーズンになったとしてもスローガンが意味を持ちそう。事業方針の内容の方が目を見張るものがあるので是非チェックして欲しい。こういう仕事を求めてどこぞのクラブとも対話したいだけなんだが。経営レベルの仕事っぷりがスローガンにもにじみ出る。にじみ出過ぎですね、最近のJ2&J3界隈。仕事っぷりでいうと手抜きして昨年と同じスローガンにしたのが仙台と山形の東北コンビ。



この2チームは昨シーズンプレーオフ出場したこともあって路線継続。監督もスローガンも継続。いやこれは手抜きじゃありませんね。路線継続ですからね!分かりやすい。



いわきは毎年おしゃれなデザインにこだわりを感じる。見た目にこだわる筋肉質のマッチョマンな感じ。リブートとか超えろとか、見た目重視のマッチョマンスタイル。毎年おしゃれな画像を作るいわきFCの今年のスローガンに少し被ったのがJ3から上がってきた今治のスローガン。



こちらはリブースト。危なかった。ギリ重複を回避です。今治は経営規模が割と大きいので騙されないように。要注意クラブ。そういえば経営規模がデカくなったであろう大宮のスローガンは不明。毎年最もバカにされるスローガンを連発していたあの頃の大宮はもうありません。RB大宮になってしまってバカは許されなくなってしまった。残念。金満クラブが増加傾向のJ2です。金満のひとつ、長崎は補強も凄かった。



スローガンも自信に満ち溢れている。優勝を目指す以外ないスローガン。はいはい、強い強い。優勝できない方がおかしいレベルなんでね、ここまで宣言されると清々しい。



熊本は特に印象に残らない系のスローガン。SPARK。シーズンが終わったら誰も覚えていないであろうことは確実。火花をまき散らして爆発しないと良いですね。まぁ確かにこういう普通のレベルのスローガンなら意味がないのかもしれない。強烈なインパクトを残さないとダメなのかもしれない。



インパクトなら山口は強め。「禅」を入れてくるのは意味が分からない。集中力を高める、みたいなことになっていますが、前々前世感があります。全力、前×禅×善の掛け算でインパクト強めなのは良い。意味は分からない。


インパクトなら甲府も強い。というか、怖い。ソコヂカラのイメージが恐怖映画。チに濁点がこんなに怖いのは痔のせいでしょうか。血が漏れそう。本当にB級ホラー映画っぽい雰囲気。なんでこんなデザインにしてしまったのだろう。仄暗い水の底っぽさがないですか?気のせいかな・・・?


以上、J2クラブのスローガンをざっとまとめてみました。ちなみに大宮だけでなく札幌や磐田、千葉、徳島、水戸、愛媛もスローガンが見つけられませんでした。方向性は内に秘めるスタイルです。サポーターや街の中で方向性を合わせる意味合いでは効果がありそうなスローガン。戦力や戦術なども含めて分析すると面白そうです。



最後に保田移籍のニュースを。昨年、保田を中心に観戦してきました。保田を観れるのはラストになるであろうことは何となく分かっていたから写真も撮りまくったのですが、しかしその日が来ると寂しいものです。J1などを経由せず海外に直接挑戦できることは誇らしい。世界を切り開いておいで。お達者で。



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