2025/02/17

2025年 明治安田J2リーグ 第1節 札幌戦

【大分 2 - 0 札幌】


新シーズン、あけましておめでとうございます。本シーズンもよろしくお願い致します。今年も生きて開幕戦を観れたこと、J2に残留出来て今年もJ2スタートであること、本当に良かったと思います。今年は昨年と違って怪我人も居ないという情報だったので、全方位に感謝です。たかが開幕戦、されど開幕戦。いや、勝ったよ?勝ちましたよ?ホームで勝ったけどさ?でも、まだ浮足立つには余りにも早すぎる。冷静に振り返りましょう。まだ1勝だから。冷静に、冷静に。





2025年開幕戦、クラド開幕戦、そして清武の帰還、青いユニフォーム姿が撮りたくて大枚叩いて帰省しました。30周年記念試合の参加を控えて、こちらに費用を回しました。走れなくなったレジェンドジジイ達のサッカーも観てみたかったけど、新シーズンの真剣勝負に振りました。


チラシ配り&招待券効果があり、開幕戦の観客数は多め。札幌サポーターも最果ての地なのに多かった。更に昨年多くの観客を集めるきっかけとなった進撃の巨人コラボも使い、話題性を高めることが出来ていたと思われます。そう言えば選手紹介で花火が打ち上げられましたね、これまでに無い取り組みで頑張っています、トリニータ。完全キャッシュレス対応も良かったと思うし、マッチデープログラムの電子化も良いと思います。デジタル化は進めて欲しい。色々頑張ろう。カレンダーとかポスターとか現物で支給されるものが逆に新鮮になります。開幕戦は忙しいですね、あれやこれや忙しかった。スタグルに並んで自席でビール飲んだらいっぱいいっぱいですよ。じゃぁ飲むなよって話なんですけどね。サッポロビールダービーですから仕方ない。仕方ないんです。

スタメンは噂と違った。ボランチに野嶽、シャドーに野村が入るもんだと思いきやアジジ大作戦だったのか、怪我なのか病気なのかコンディション不良なのかは不明で新戦力の榊原と天笠がボランチでした。若干の不安はあったものの十分過ぎる結果で払拭してくれました。シャドーに学生インターンから正社員として入社した新卒採用有働と池田。ワントップに鹿島がプロに育てた補強の目玉FW有馬。右に吉田真那斗、左に宇津元、3バックは左デルラン、右ペレイラ、真ん中がレンタル延長の藤原。GKは濵田太郎。ベンチメンバーは9名枠を活用。若手の松岡がベンチに入ったので9人枠には夢があります。清武もベンチ入り。清武が居るってのがまだ慣れない。16年の月日が経っているので清武も覚えていないことが多そうなインタビューもスタジアム内のビジョンで流れていましたけれども、我々生存している古参も日々のアルコールで記憶が失われていっていますんでね、ショッキングなボレーシュートとかをもう一度魅せて貰えないと清武のプレースタイルが思い出せません。今後に期待です。ちなみに前日のJ2の試合の中では9人枠をフルで使わずに7人で試合に臨むチームもあった。若手にチャンスが生まれること以外にどんな影響が出るのかはまだ分からない印象でした。分からないことだらけです。冷静にいこう、冷静に。

対する札幌。J1に昇格し、長年J1に居続けられたのはミシャのお陰だったと思うのだけれども、ミシャ政権が長くなるにつけて崩壊を迎えるパターンは必ず発生するので切り替えのタイミングだけが問題だったと思われます。心機一転、なぜか岩政監督を招聘。ミシャ後に守備のバランスを調整するだけで良かったはずの札幌。この試合を観た限りは完成度はまだまだで、開幕に間に合っている感じは無く、攻撃も守備も特長を感じられなくなってしまった。きっともう札幌サポーターが嫌になったであろうフルコートマンツーマンディフェンスも失われれば寂しくなったりしないのだろうか。我が軍が良かったのか、札幌が悪かったのか、まだ分かりません。冷静に行こう。札幌も3-4-2-1で、ワントップに入ったジョルディサンチェスがゴツかった。個人的にヴェルディ時代から好きなJリーグで最も眉毛の濃い漢、馬場はベンチスタート。背番号88なのな。馬場だからな。高木駿は帯同せず。



ゲームキャプテン業務はペレイラが担当。試合は札幌側が新戦術でどう出て来るか分からないこともあって、様子見になるのかなと思いきや、割とアグレッシブに始まりました。ただ、昨年よりも我が軍のハイプレスの頻度と発動条件は下がり目になった印象。ゾーンのミドルブロック守備ってやつなんだろうか?ある程度引いた状態で札幌陣内にスペースを作った状態でプレスを行うことが多くなった。札幌はつい持ててしまうので前進しようとするけれども、トリニータ側は5-4-1で守るのでスペースが無く、サイドから攻略しようとしてサイドでボールを奪われる、という構図だったと思う。奪った後に前進する時のスピードと勢いが昨年とは違った。速く、際で戦える人員がスタメンだと思う。

特に9番有馬幸太郎は札幌CB大﨑玲央と激闘を繰り広げながら、徐々に優位に立つシーンを増やしていった。有馬とレオ。ペガサスと獅子の戦いが一つのポイントでした。聖闘士星矢かよ。最終ラインで回すパス交換が激減して、まず有馬に預ける、それを有馬がキープできるかどうか。あー、だめだ、奪われるってところからのひと粘りに特徴があった。しつこく奪い返してマイボールにする感じが良い。ただし、大﨑も最後の最後、際のところでは防ぎ続ける。さすがはJ1を知る黄金聖闘士。この攻防は見応えがありました。前半は両チームの守備陣が際で勝ち続ける形でスコアレスドロー。どちらのチームもDFの守備力は高い。決定機であったバーを叩いた吉田のヘディングシュートは惜しかったし、濱田太郎のビックセーブに救われたシーンもあった。


前半の終了直後、有馬との激闘の中で主審の判定に納得がいかない黄金聖闘士は審判団に申し入れ。効いてる効いてる。

後半、若干札幌の保持の精度が上がった感じで始まりましたが、長くは続かず、前半と同じ構図に。試合が動いたのは池田・宇津元と鮎川・薩川の交代を行った直後、74分。右サイド奥のロングスローから。この試合を通じて昨年よりもセットプレーに希望を見いだせたのだけれども、デルラン経由になることが増えたことが一つの要因。デルランがファーから折り返したり、ニアで触ったり。このロングスローもデルランが黒子で、こぼれ球が黄金聖闘士にリフレクトしたところにペガサス彗星拳一閃。蹴ってるけど良いんだよ、ペガサス彗星拳なんだよ。天馬覚醒。GK菅野の股を破って2025年最初のゴールで先制に成功。今までロングスローで得点に繋がったことなんて無かったのにね!!



前半から続いた激闘による疲労が大﨑の反応を鈍らせたってことで良いのではなかろうか。セットプレーを何度も奪えたことが先制に繋がったし、セットプレーにも準備が垣間見えた。写真は日陰で暗めなのが悔しい。


ゴール後にわちゃわちゃしてゆりかごダンス。伊佐さんとこがベビー誕生らしい。おめでとうございます。ホームで祝えて良かったし、伊佐がベンチ外なのは産休ということで怪我じゃないなら一安心。

今年の得点後のXでの速報はこんな感じか。有馬はアリだったのか。そして馬アイコン。顔芸は普通か。鹿島育ちだと顔芸が出来る人材には育たないか。トリニータの諸先輩方の顔芸を盗んで欲しい。プロで長生きできるからね、顔芸は必須科目です。


追加点は84分。清武の青いユニフォーム写真を撮ろうと青いフィルタで撮影していたら有働が凄いの決めました。今度は左サイドのFKのこぼれ球を有働がニアに捻じ込んだ。全く油断してました。まさか決まるとは。夢を叶えるJ初ゴールおめでとうございます。新卒が結果を出してしまった。良いぞ、良いけど冷静にいきましょう。

新卒の顔芸もこんなもんです。撮影時にまさか得点入れると思ってないね。良くない。無難にラブトリニータのLTポーズですよ。いずれ野村さんがゴール決めた時に10番のファンタジスタの顔芸ってものがどんなものか分かりますんでね、楽しみに待ちましょう。先輩の貫禄を示して欲しい。39分に39番で決めたのはサンキューで持っているかもしれない。39分の漢になろう。




そして待望の清武投入。あまりボールには絡めませんでしたが、どんだけプレーできるのかとか、プレー時間が短くて何とも言えませんがプレー自体は問題なさそうな雰囲気。本当に帰ってきたんだなって、ようやく実感。試合はこのまま上手く時間を使い切って勝利。内容的には守備が良く、守備が良かったが故にセットプレーでの先制が試合を決めた、という形。流れの中からは決められていないのでね、まだ冷静にね、冷静に喜びましょう。今年昇格するんじゃないか!?みたいなとことまではまだ足りて無いかなという印象。片野坂体制のJ2昇格後の2年目の開幕栃木戦のことは覚えていて、その時の強さには衝撃を受けたんだけれども、そこまででは無いのでね、自分の中の物差しが謙虚でいろよって言ってます。札幌もこのレベルのままな訳が無いし、最初に対戦出来たのが良かっただけかもしれない。札幌の選手、クラドの芝に滑りまくっていたことも影響があったと思う。


この試合、トリニータはこれまでに比べてボールを保持しないスタイルに変貌していたけれども、それが我が軍よりも輪をかけて保持しないタイプのチームと対峙した時にどうなるか、なども興味深い。保持も出来るメンバーだと思うので局面に応じて柔軟にスタイルを変えられるのではなかろうか。有馬幸太郎は素晴らしかったけれども、キムヒョンウも同様のプレーは出来そうなので良い競争が生まれまくるんじゃなかろうか。良いですね、良い。守備が良いのが良い。片野坂監督、だいぶバージョンアップしてきた。



昨年はなかなか勝てなかったホームで勝てましたんでね、最高のスタートとなりました。プレーオフ圏内くらいは行けるかもしれないんじゃないか、それくらいの冷静さでひとつずつ戦って行きましょう。全勝優勝だぁぁぁぁぁぁぁぁぁとか言いません、私は。言いませんよ。開幕戦勝利、おめでとうございました。




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