2025/05/07

2025年 明治安田J2リーグ 第14節 山形戦

【山形 3 - 0 大分】


「中2日」無理!さらに「山形」無理!大鬼門を乗り越えられずです!何で山形戦は毎回こうなるかな・・・・。GW連戦の最終戦、超絶厳しい条件で、勝ち点を得る期待値としては今シーズン最低と言っても過言ではない山形にまで応援に行く人は本当に凄いと思います。私はただ観ているだけなのでその中には入らないんですけど、最も過酷な条件において声を出して応援するというのはサポーターとしての極致だと思うので現地にいた方々は、本当に、お疲れ様でございました。また次、頑張りましょう。


山形には7年振り?くらいに行きました。しばらく行ってなかった山形。日程的に平日とか、どうも厳しい条件になりがちでタイミングが合わず、J2昇格を決めた2018年の最終節以来の観戦となりました。個人的には7年前が直近で、良い思い出しかないんだけれども、行けなかった間に負け倒しているので、ちょっと何かを変えるためにも無理して行きました。力になれなかったけどさ。山形は4年連続最高売り上げを叩き出すという上昇気流に乗っているので何故にそんなに調子が良いのか?も探りたかった。エンブレムの変更など、リブランディング以後、観客動員も伸ばしている。その一旦を垣間見れたような気はしました。








数年ぶりに訪れて感じたのはビジュアルへのこだわり。エンブレムを変えてまで改革を進めた人たちが何を考えてこの環境を作ろうとしているのか?そういったこだわりを多く感じました。ビジュアルへのこだわり、昔よりもカッコいい雰囲気を作り出す強い気持ちね。強い気持ちが大事。何となく写真撮るだけでもカッコ良く映る。サポーターのグッズ着用率も極めて高い。爺たちがスタイリッシュになってしまう。グッズの売り上げも過去最高の売り上げを続けている山形。オリジナルグッズの展開もビジュアルにこだわって頑張っていた。







GWということもあって、子供向けのイベントなのか新幹線推しをやってました。九州新幹線が避けて通る大分トリニータへの当てつけです。(※考え過ぎ)新幹線フワフワは初めて見たな。これね、マスコットに青い色のザ・魔雲天( ©キン肉マン)みたいなやついるじゃないですか。あれのフワフワもあるんですよ、その上で新幹線フワフワを少し離れた場所でやってたの。普通の大人だったら無駄じゃない?って思いますけれども、併設です。新幹線推しをやるぞ、という強い意志を感じた。ネットフリックスで新幹線大爆破を見た直後のタイミングだったので爆発するイメージが脳裏にこびりついていてインパクトがありました。プラレールも誰が作ったのか分からないけれども、異常なこだわりを持つおじさんが作ったであろう雰囲気。5歳以下をターゲットに、家族連れを一本釣りにするイベント。複数人連れますんでね、働く車とかさ、どのクラブもやるんだけれども、こだわりが異常なほど強かった。2年前に小学生を招待した試合の効果があったのであれば、付き合わさせられた我が軍もしっかりと糧にされている模様です。スタジアムグルメの屋台も増えたし、お祭り感が素晴らしく増加していた。数年ぶりに行ったが故に、並みのJ2クラブから一段上に、試合の日をイベントの日に昇華するような積み重ねの数々を行って来たであろう痕跡に気付くことが出来ました。やり過ぎくらいがちょうど良くなってる。


いまは駐車場になっている広大なスペースに、2028年開業予定で新スタジアムを建設する予定。この新スタジアムのプロジェクトがあるが故に地元企業や受注したJVの中核である清水建設とかもスポンサーになっている、みたいな好循環を生み出せている模様です。たぶん。たぶんよ?建設するのは1万5000人規模の全スタンド屋根付きスタジアム。この試合の日も雨がパラっと降りましたけれども、歴戦のサポーター達は雨風への準備が当たり前の様に対応出来ていて、ずっとそれが当たり前になっていて面白いんだけれども、子供連れとかは試合を観ずに帰ったりもすると思われますんでね、山形にとっては待望の屋根です。普通の人はな、雨が降ると試合開始まで屋根があるところに退避したりするんだけどさ、ポンチョ来て自席に居座る人が多いっつうの。これくらいの雨なら無視できます勢がスタンドに異常に多い。長靴履いた爺さん達も多い。雨の観戦文化が強い。無くなって良い文化です。本当に待ち望んだ屋根ですよ。経営的には屋根付きスタジアムが出来るまで成長を続けたいんだと思われます。経営の気合を感じる。4年連続で過去最高の営業収益は凄い。しかし、着工すると駐車場が使えなくなる分、どのように観客動員を維持するのかは課題がありそう。

はい、試合です。さすがにターンオーバー発動。しかし中盤の要である天笠・榊原は脅威の連勤。デルランはベンチスタートになったのでゴールデルランウィークも終了。3バックは香川・ペレイラ・野嶽の3枚で、右サイドに戸根という布陣。鮎川ワントップで有馬と池田がシャドー気味の位置取り。有馬との2トップになったりもしたので、やり方自体はいつものパターンで人だけ代えた形。守備時5-4-1。吉田が不在でロングスローが無くなり、アバウトな攻撃でもチャンスメイクできる数は減った分、ボールの保持率とパスワークで打破する意図があった模様。ベンチには休ませたかったメンバーも帯同している印象でした。休ませられなかったんだけどな。

対する山形。こちらもメンバーはターンオーバー。現在絶不調らしい。最終結果だけを見るとどこがやねん、って試合でしたが確かにメンバーの中でらしくないプレーを連発していたディサロは絶不調だった印象。パスミスやら決定機を外すやら、いつものディサロではなかった。3-3-4を挑戦中という触れ込みでしたけれども、前線に人数を掛けて何とかなれ!という、得点力不足に対する人海戦術っぽかった。まだ完成してない雰囲気なので今後どうなるのかはよく分からなかった。最終ラインを3枚でボール回して、2枚のボランチがいて、5人が前線に張り付くみたいな形から始まったんだけど、トリニータの5-4-1ブロックと噛み合わせが悪すぎて序盤は????という雰囲気だった印象。序盤は何をやっているのか、何が狙いなのかよく分からなかった。






写真撮影時、叫ぶメンバーが誰もおらず、ちょっと元気が無いような雰囲気は感じた。咆哮って大事よね。序盤、山形がほとんどプレスに来なかったり、大分トリニータの方が保持してシュートシーンを作れたりなど、予想と違う入り方でした。もっとブロック引いて時間だけを進めるような戦いになるんだと思っていたんだけれども、山形のパスミスなど、ロストが多く、ボールを奪えてしまった。むしろ保持して全体を上げた後にカウンターを受ける方が恐ろしく、熊本戦同様に持たせて引いた方が楽に時間を過ごせるような印象であった。




下がってた方が安心で守り切れそう、と思った矢先、24分に失点してゲームプラン的に厳しくなってしまった。慢心ダメ。この時山形側は6人が前線に張り付いていて、トリニータの中盤の4枚が下がり過ぎになり、手前のスペースを空けてしまった。天笠がプレッシャーに行ったけれども、山形側の良いボールと良い動き出しが発動。出し手の受け手の阿吽の呼吸でゴールを生み出したパターン。コンビ芸に近いですね、あれは。そういう類のゴールだと感じました。これであわよくば勝ち点1でも持って帰って来て欲しい試合が難しい試合になってしまった。


困った時のセットプレーも今日は不発。徐々に元気は無くなっていった。パワーを感じられない試合。消化するだけの試合になってしまった。後半に使いたくなかった選手達を使ってギアを入れる必要性に迫られてしまった。

後半開始から香川と榊原を下げてデルランと野村の金髪坊主擦り合わせコンビを投入。ゴールデルランウィーク再開を目論みました。野村が下がり目の位置から保持と配給を始めて時間を作れるようにはなったけれども、前がかりになるので受けたくないカウンターを受けることにもなり、ゴールが出来ないまま卒業生の國分に素晴らしいシュートを決められてほぼ試合は決定付けられてしまった。さらに追加点を奪われて惨敗スコアに。






チームとして力戦奮闘はしてくれたと思うのだけれども、交代で入った選手も元気は無かったので、各々「らしさ」が少しずつ足りない。戦術だとかよりも体力的な部分で山形を上回ることができなかったというのが全体の印象でした。そんな中でも戸根はちょっと特徴が出たシーンが多く、野嶽と戸根が逆のポジションだったらどうなったんだろうか?ボールを持てるタイプで3人に囲まれても突破したりしてたので右サイドで使いたくなる気持ちも判ったんだけど、ヘディングの強さも持ち味だったので最終ラインに置いた方が良かったのかもしれない。たらればがあるならばそれくらいですかね。結果的に、休ませたかった主力を休ませることが出来ないまま、3失点で惨敗したので大ダメージを負った印象でもあります。中2日で東北遠征は本当にキツイ。

ベンチメンバーの底上げが必要ですし、清武や藤原優大も戻って来てもらわないと困る状況だと再認識。連戦をトータルで考えると十分な勝ち点を稼げましたが、次節にも影響するような厳しいコンディションになりそうなので若干心配ではある。とにかくリカバリー。そして怪我人の復帰に期待してゴールデルランウィーク完了です。連戦、お疲れ様でした。




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