2025/05/19

2025年 明治安田J2リーグ 第16節 長崎戦

 【大分 1 − 2 長崎】

ホームに長崎を迎えての九州ダービー3戦目。幸先よく先手を取るも、残念ながら逆転負け。辛抱強く守れていただけに攻守でのミスが大きく響きました。負け試合はちゃちゃっとまとめましょう。しかしなんで昨年のこけら落としから長崎に勝ち点プレゼントしてしまうんや!?なんでや!?

スタメンはいつもの固定メンバーでしたが、ベンチに藤原優大が待望の復帰。待望の復帰なのです。今シーズン藤原優大推しでございます。真面目そうな見た目の髪型に変わったキムヒョンウが久々にベンチ入り。

対する長崎。昨年のメンバーを残しつつ、山口蛍やらGK後藤やら高畑奎汰やらを補強して獲るぞTEPPENをスローガンにJ2優勝を目指すチームのはずがスタートダッシュに失敗。選手層が厚く、専用スタジアムも建てて足りないモノはなんなのか!?守備です!!失点多過ぎ!!下平監督の戦術は攻撃的というか、殴り合い上等みたいなことになりがち。相手陣内に押し込んで攻撃を続ける思想。今のところ安定感が足りず中位で足踏み中。戦術の理想は良いのだけれども、カウンター対策が難しすぎる下平フットボール。セットプレーにも弱め。長崎としては後半戦に向けて巻き返しを図る一戦。残念ながら高畑奎汰は不在。天敵ファンマも出場停止中で不在。

試合は幸先よくセットプレーの流れから吉田が押し込んで先制に成功。3分です、3分。3分で先制。FKの跳ね返りを高く蹴りだした野村、競り合う伊佐、長崎DFに跳ね返ったボールはゴール前へ。ヘディングで吉田に大切に渡すようなパスを出したペレイラはナイスアシストでした。

顔芸も良い感じに成長を感じる吉田。大変に馴染みました。大分では顔芸が出来ないと大成しません。出向元のマリノスが絶不調なんでね、このまま馴染みまくってあわよくば移籍して欲しいところ。しかし残念なことに得点時のシュートシーンで足を痛めたか?その後、早めの交代。これが同点弾の契機となってしまう。

同点弾は左サイドのクロスから。吉田と交代で入った茂平の身長かジャンプ力かポジショニング能力があと10センチ、どれかの能力であと10センチを補正できれば防げたのだけれども惜しくもヘディングクリアが届かず。ファーで卒業生増山にヘディングで合わせられてしまった。吉田ならジャンプ力で踏ん張れていたかもしれず、この試合の前半は吉田以前・以後で変わってしまった内容でした。茂平は攻撃面の連係プレーは素晴らしかったし、思い切ったインターセプトなど、途中出場で持ち味は出せていただけに守備の対人面の強度だけが課題となりました。

前半も後半も危ういシーンが多くありつつ、それでも最後の最後は身体を投げ打って守れていたので、我慢してワンチャンスを期待していた矢先にバックパスをまんま持っていかれるミスが発生。GK濵田はフォローできないほど遠くにいました。逆転を許す。今週、野嶽のインタビューがトリテンに掲載されていて、期待感が高かった。簡単に蹴るだけではなく、保持して剥がして前進するようなプレーを観たかったのだけれども意識が高すぎて裏目に出てしまった模様。



その後も危ういシーンをギリギリで防ぎつつ、ワンチャンスを待ったのだけれどもゴールは生み出せず。逆転負けとなりました。マテウス・ジェズスからボールを奪うのは大変だし、サイドの攻防でもなかなかやり切れなかった印象。結構危うかった。ただ長崎の守備もそこまで洗練されていないので、チャンスはあったとおもうのだけれども自滅が多かった。九州ダービー3連勝ならず。無念。

前半戦は残り3試合。甲府、今治、秋田。この3試合で勝ち点を稼ぐためにも課題である交代メンバーの底上げが必要です。藤原優大が戻ってきたのは大きい。天皇杯では若手に期待したい。出てこい若手。どんと来い若手。


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