【C大阪 0 ― 0 大分】
大阪に行ってきました。いつも黒いポロシャツの柳田代行監督が正式に監督に任命されて、ジャージに着替えての初戦でした。代行監督から監督になったのでスーツでも着るのだろうか?と思いましたが特に変わっていない監督のファッションでした。雨降って寒かったからジャージだったのでしょうけど。そんなところを気にしていたのは試合前まで現実逃避気味だった私だけだったでしょうか。
社長は監督を招聘すると公言しながら、結局3人の候補にフラれたと発表し時間的制約を優先して代行監督からの昇格人事となった今回の経緯には残念な思いしかありませんでした。こりゃもうカルカン猫まっしぐら並みにJ3まっしぐらかもしれない、そんな悲観的な思いが強く、天気も相まって暗い気持ちで大阪に乗り込みました。しかも相手はJ2有数の戦力を保持していた(既に過去形)C大阪。また勝てない試合を観に行くのかと己の行動に矛盾を感じながらも行ってしまったのでありました。
我が軍のフォーメーションは前節同様でした。前節の札幌戦で前半と後半で別のチームになってしまったこの面子。対するセレッソは世界レベルのFWフォルランとカカウの契約を継続せずに放出し、更には長谷川アーリアジャスールもこの試合がラストマッチとなって海外移籍。されどもスタメンの2トップには玉田と田代というJ2では十分驚異の戦力。一時からは若干見劣りしたもののJ2上位争いを演じられるだけの戦力はあるはずのチーム。ただ、中位にあって戦力落としているので「ん?」という感じは否めない。カボレの補強とか後半戦からの穴埋めはしていますが、この日のセレッソはシーズン最弱のタイミングだったのかもしれません。フォルランを観たかったなぁ・・・。
試合開始から雨の影響で両チーム精度の低いパスが出てしまう落ち着かない立ち上がりでしたが、この試合はとにかくトリニータが守備で奮闘した試合だったと思います。セレッソは攻撃時に両サイドをワイドいっぱいに展開する特徴があり、大きなサイドチェンジきっかけで攻撃を加速させる組立でした。それに対してキャプテンマークを巻くと何故かプレーに自信が漲る若狭を中心としたDFラインが勇気あるラインコントロールで中盤を圧迫。走る前線がプレスをかけ、狭いエリアに追い込んでからボールを奪取して攻撃に転じるというオーソドックスな守備を続け、見事無失点に抑えられました。完全に危うい場面もありましたが最後はC大阪出身の武田が止めてくれました。
攻撃面に関してもチャンスはあったし、後藤のFKは読み勝っていたので惜しかったし、最後は退場者を出させるまで追い詰められたし、選手交代を含めて試合が作れていたと感じました。試合前は悲観的でしたがC大阪相手にアウェイで勝ち点1を持ち帰れた結果に自信を持って欲しいと思います。ずーっと勝ててはいませんがこの試合が復活のきっかけになったと言えるように次に繋げて欲しいと思います。FWが点を取り、DFとGKで無失点に抑えれば勝てるというシンプルなルールを思い出させてくれる一戦でした。単純に面白い試合でしたし、後半戦の巻き返しの狼煙は上げられたと思います。
次節は水曜日に試合とあってスタメンを維持するのかどうかなど、不安はあります。代行監督からの昇格人事にも不満がありますが、現場は結果がすべて。結果さえ出せば許されるのが現場です。散々だった前半戦が終わり次節、正念場。降格圏を抜け出すために絶対に負けられない水戸戦。前半戦は無かったことにして、上々の後半戦スタートを切りたい!
土曜日夜の試合とあって、雨にも負けず大阪まで来られた人は多かった。キンチョウスタジアムは意外とゴール裏は勾配が無くて観にくいのでメインで観ましたが、さんふらわあで別府と繋がってるからか、明らかに関西弁だけど大分を応援している人とか多かったですね。スポンサー様ご一行も熱く応援してくれていました。2年ぶりにこのスタジアムのメイン席で観戦しましたが、2年前はセレ女が多かったのですが、この日は家族連れが多く、セレ女のセレ嫁化が進んでいる印象を受けました。トリガールも1人で8人くらい子供産んでくれれば観客動員も劇的に改善すると確信しましたね。増えたんだろうか、トリガールは・・・。
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