約8年ぶりの山形に行ってきました。しばらく行かなかった山形、なぜ行かなかったのかを思い出した旅でした。天童駅何も無さすぎ。8年前も同じことを書いているのですが私も天童駅も成長しないものです。大分から来た人はどうやって帰るのでしょうか?月曜日休まないと無理ですよね。8年ぶりとあってスタジアムの記憶がない。新鮮だったので一周してきました。
特に何も考えずに山形サポーターだらけのバックスタンドに大人しく紛れ込んだのですが、これが失敗だった。まず逆光。そして風。もうずっと風。メインスタンド方向からバックスタンド方向にずっと風。巨大な冷風機でも置いているんじゃないかってくらい冷やされました。風力発電所の設置で起業を考えるレベル。しかし、山形のバックスタンドの民は鍛えられているのか?何とも無い様子で、完全防寒スタイルで身動き一つしない。飛び跳ねる人は薄着、飛び跳ねない人はモコモコの山形県民観戦スタイルに納得。東北の人々は辛抱強い。
怪我人が増えている我がトリニータはサイドに山岸を投入。この寒い中、林と後藤が半袖でピッチに立っていました。後藤は手袋も無し。気合が違う。
本日のモンテディオ山形戦のスターティングメンバーが発表されました⚽https://t.co/8eP1UyGDj8
— 大分トリニータ【公式】 (@TRINITAofficial) 2017年4月9日
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今日は日曜日夜のDAZN注目試合とあってカメラの台数とスタッフがビックリするくらい多かった。J2でも16台体制でやるのは予想外。山形vs大分という、そりゃ一時はJ1にいたりもしたけれども今は比較的地味なカードを選んだ勇気ある人々の期待に応えられたゲームになったことは確かじゃないでしょうか。PK以外のゴールは全て素晴らしかった。あっちこっちにカメラがスタンバイしていました。
山形は愛媛から木山監督を引き抜き、瀬沼、阪野、児玉と愛媛っぽい選手も連行に成功し、本田拓也などと融合させる効率の良い強化戦略。愛媛から持ってきたミカンの木に山形牛で肉付けする感じのサッカーです(※我ながらよく分からない)
お互い3バックで似ているのだけれども、前半に感じたのは楔の受け方の違い。瀬沼や阪野は一旦収められるので時間が作れる。我が軍はワンタッチとフリックを多用するので、攻撃が単発に見受けられる。通れば即殺なんだけれども。あとは山形の守備、守るときはサイドが最終ラインまで下がって5バック気味に。サイドのスペースを封殺されると、両サイドがワイドに展開したところで数的優位は作れず、岩田は勝負に出れず。真ん中も固められ、風の影響なのか鈴木(夏侯惇)のロングフィードも正確性を欠き不発。セットプレーでも得点できなさげ。前半の2失点で、絶望を感じたのは確か。
しかし、毎試合前半が低調なトリニータは後半に本領発揮。というよりも前半は相手のプレッシャーに圧されてしまっているのだけれども。特に後藤の一撃が試合の流れを変えるほど衝撃的だった。このゴールが観れただけで現地へ行った価値はあった。
大分 #後藤優介 の35m弾!!
— DAZN ダ・ゾーン (@DAZN_JPN) 2017年4月9日
57分、後藤のゴールで大分が一点を追いつく。#サンデーJプライム
山形×大分は https://t.co/u4BaoHt81Q でライブ中。 @TRINITAofficial https://t.co/PWzwOMgudC
とんでもないゴール。このゴールが突き刺さった後、山形のバックスタンドの民がですね、信じられないくらいノーリアクションだったんですよ!静まり返った。あまりにも誰も何も言わないし動きもしないので、ノーゴールだったのかな?って一瞬戸惑ってしまった。「やられたー」とかそういうのも無い。ただ寒さに耐えるバックスタンドの民は相手ゴールとかは観なかったことに出来る模様。さすがJ2参入同期。鍛えられている。
後半開始から明らかに受けに回った山形は、守る意識が強く出てしまって5バックが引き気味に。そのスペースを後藤に与えてしまった。さらにこの直後、左サイドの山岸のパスがつながって三平のゴールが生まれる。同点に追いつかれた山形のバックスタンドの民もさすがに悲鳴を上げ始める。スペースが無いなら俺のドリブルで作ってやる、ベテラン山岸の教えが伝わってくるようなプレー。
次のゴールが取れそうな雰囲気さえ漂いましたが、残念ながらゲームを決める3点目は山形に。このゴールも胸トラップからの反転という美しさ溢れるプレーでした。守備陣が3失点してしまったらそりゃもうダメ、負けます。最後の竹内パワープレーには練習の痕跡が見て取れ、期待感は増していましたが再び追いつくことは叶わず。アウェイで惜しい敗北となりました。勝ち点1は持って帰れたかもしれなかったので残念無念。次は8年以内にリベンジに山形に行きたいと思います。
ただ、J2最南端と最北端のチームの試合でFW陣が流れの中から2得点できたのは収穫。移動だけで疲労があるはず。3失点した守備陣には猛省が必要ですが、この厳しい条件下で日曜日夜の派手な試合を作れたことは不安よりも希望に繋がる話だと思います。7試合が終わり、シーズンの6分の1を終えて勝ち点10。内容的にも上出来だと思います。まだ伸びしろありますし。このペースなら勝ち点45には余裕で届く。次のホーム金沢戦は勝ちたいところですが、我が軍の戦略が嵌るタイプなのかどうか。次節は地味でも構わないので勝利したい。今日の三平のゴールでFW陣全員が得点できたので更なる奮起と守備陣の修正に期待。
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