2017/04/22

2017年 明治安田生命J2リーグ 第9節 湘南戦

【湘南 0 - 1 大分】



緑と青の勇者湘南を打ち倒してしまいました。サッカーの魔物を呼び起こした魔法使いカタノサカ。アウェイで2位湘南を撃破した試合は手に汗握る熱戦となりました。



J2にバシルーラを食らって再出発のベルマーレとJ3大陸にまで旅に出たトリニータとの3年ぶりの顔合わせ。



久々のBMWスタジアム平塚にはお爺ちゃんキャラのふわふわが。お爺ちゃんの股間から出たり入ったりする感じになっているんですけれども大丈夫なのでしょうか、これは。ポセイドンの槍となれってことでしょうか。とてもトライデントですね(※自分でも何が書きたいのかよく分からない)。



ベルマーレもトリニータも3人のDF、3人のFWという、とてもトライデントな訳ですが今日のスタメンには両軍ともにワントップに異変が。湘南はジネイがベンチスタート。トリニータは林がベンチにも入っておらず、湘南で特別指定選手だった三平(※名前もトライデント)が入り、シャドーに小手川、ボランチは川西と三叉の槍よりも青龍刀が似合いそうな鈴木(夏侯惇)コンビからのスタートでした。



スタジアムでソースカツ丼を買ったのですが、渡された整理番号が27番。これは今日うちの27番大活躍のお告げ以外の何ものでもない気が。古巣相手にワントップで先発だし、何か起きそうな雰囲気を感じつつ、バックスタンドからゆったり観戦。



一人仁王立ちでやる気満々。大活躍の予感。



今日一番負けそうだったのは実はこの時。選手入場時だったか、この大型映像装置に映し出された拍手を促す映像。太鼓の達人っていうゲームのように、流れてくるベル爺にタイミングを合わせて手を叩く感じなのだけれども、なんだか拍手したくなって仕方ない。途中パンパンパンって3連続でテンポアップしてくるところとか危なかった。負けそうでしたがぐっと我慢できました。



フォロワーがいつの間にか8000人を超えた大人気(※当社比)の公式ツイッター情報によると、湘南の得点源はセットプレーが多く、我が軍には逆にセットプレーからの得点が少ないという特徴が見て取れる。前節のブログでもセットプレーから得点が欲しいと書いたばかりだったのですが、試合早々実現することに。


開始5分、初めて得たCKで練習してきたであろう形がハマり鈴木(※全日本プロレスのレスラーっぽい方)が滑り込みながらのシュートを決めてくれました。最初のセットプレーでやられることは多くても、やる側になることは滅多になかったので流石の魔法使いカタノサカです。


早い時間帯に先制したことで、GKからボール回しされたら強いプレッシャーをかける以外に手が無くなった湘南。もちろん湘南は前線からボールを奪いに来るのですが、今日はビルドアップがスムースで湘南相手に攻撃の形を作れていました。特にトライデンタル三平は活躍の予感通り収まり良く得点の雰囲気満載、更にもう次のステージに行きそうな雰囲気が漂い始めた後藤も「一人でできるもん」みたいなプレーで危険なFWの匂いを醸し出し、沈着冷静な小手川の判断力と三者三様、トライデントアタックな前線の連携に磨きがかかっていた。


三平と後藤の体幹というか、ケツの強さが目立った。ケツの強さで言えば、攻守ともに川西も素晴らしかった。昨年スタメン常連だった姫野がベンチスタートになっているのもうなずける。運動量、ポジショニング、ボール奪取力が今日は素晴らしかった。最近1対1でのボールの奪い合いを「デュエル」って表現するのが流行ってますが、川西デュエルスタンバイ感が凄い。前半はあっという間に感じる出来でした。



しかし、スタイルを築き上げてJ1で生き残った猛者、曺監督が後半開始から2枚替えで動く。ジネイを投入されたことで前線に起点を作られ一転厳しい状況に。しかし、今日はここからが手に汗握る展開となりました。DF陣が体を張りつつギリギリで得点を許さない。上福元も何度もスーパーセーブを連発。守りつつもGKから繋ぐことを諦めず、湘南のプレッシャーも尋常じゃなくなったことで低い位置でミスして危うい場面もありましたが、つい「ブラボー!」と叫んでしまう攻撃を見せることもあり、押されつつも築きつつあるトリニータのスタイルを初志貫徹。人間、美しい攻撃を観るとフランス人みたいになるんだなって思いました。ミスしてもビビらないの大事シルブプレ。この苦しい時間帯のサポーターの声援が素晴らしかった。



長い長い受けの時間帯も、全員で戦って虎の子の1点を守り切って勝利となりました。今シーズン生観戦初勝利。九州圏以外での初勝利となりました。おめでたい!ちなみに長いアディショナルタイムが終わったとアピールするうざさ満載のベンチの面々。



勝った瞬間のベンチの面々。



三平の得点の予感だけ外れてしまったのですが、決定的な場面も多く大活躍だったことは間違いなし。いつものシャドーよりワントップの方が活きた気がします。後藤、小手川の生え抜きシャドーも怪我人対応のやり繰りの中での良い発見かもしれません。湘南も主力の高山が怪我で長期離脱しており、代わりを務める若手の出来が試合を左右したかもしれません。ただ、それを差し引いてもJ2で2位をアウェイで撃破できたことは非常に自信に繋がると思います。



8年間くらいの我慢に我慢を重ねてきた生き残るための努力の中で、ようやく良い時代に向かっている手応えを感じられる幸せったらね、たまらないものがあるんですよ、これが。今日、湘南相手に戦えた手応えは確かなものでした。3連勝を目指してもらいたいところですが、次節の相手京都はブラジル人FWが大活躍しているとのこと。超注意人物らしい。うちのCB竹内とのマッチアップなんて名古屋方面のサポーターが困惑しそうな対決ですが、見応え十分になることは間違いなし。グランパス黄金時代を支えた謎のマッチアップが観れるのは大銀ドームだけ!謎のFWの王、田中マルクス闘莉王に要注意。


2 件のコメント:

  1. 川西が夏侯淵だったら笑うしかないですね‼️
    とにかく一歩一歩ですね(。-∀-)

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    1. 自転車最高様

      コメントありがとうございます。移住後ごきげんいかがでしょうか。夏侯淵から惇兄と呼ばれ始めたら面白いかもしれませんね。もうなんことだか訳が分かりませんか。

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