はい、しばらく放置しました。ご機嫌いかがでしょうか?大分トリニータのシーズンは終わってしまいましたけれども、私は過密日程のW杯があるお陰で楽しくサッカー観戦ライフを満喫中です。眠いけどね。しかし、日本代表が大方の予想を覆して決勝トーナメントに進出したスペイン戦を観て、改めてサッカーが分からなくなりました。正解が分からん。大分トリニータが目指す方向性として、西山GMのインタビューをトリテンで一通り読みましたが、より戦術的に柔軟性が求められる時代になって来ていると感じた訳で。戦術的に尖るというよりは、「相手の変化を見て対応するサッカー」の志向。J1やJ2を観続けて、ワールドカップを観て、国内や国外の潮流を観ているとGMの話や感覚的なものは理解が出来る。スペインの様に確固たる繋げるスタイルに固執し過ぎるのも、日本代表のように5-4-1ブロックで割り切って守り倒してカウンターで対策するのも、トリニータの目指す方向性としてはたぶん違う。相手が前からプレッシャーかけてくるなら裏を、ブロックでスペースを消してくるなら個の力で打開策を、そんな柔軟なチーム作りをしてくれると信じたいと思います。
しかし、その方向性を目指す中で予算は限られる訳で、契約更新する選手、移籍する選手、よく分からない職種に就任する選手と様々な事件が勃発していますが敢えてそっとしておいて、データで比較してみるシリーズでお茶を濁したいと思います。敢えてね、敢えて。総括するにはまだ情報が出切っていないし、言い出すとキリがないんでね、敢えてね。
2022年の大分トリニータはJ2で5位という最終結果に終わりました。大分トリニータだけに注目した比較をすると2017年、J3から昇格した初年度の結果に近いことが判りました。ただし、コロナ禍で交代人数が変わるなどのルール変更や、過密日程などもあって単純比較が出来ない6年間ではあります。2018年・2019年をリーグ戦のピークとした片野坂体制。2021年に天皇杯準優勝したけれども、リーグ戦の結果としてはJ1の3年間で右肩下がりとなってしまった。契約更新が発表された下平体制も来年、2年目にピークが作れるのかどうか。
引用:フットボールラボ https://www.football-lab.jp/
フットボールラボさんから自陣ポゼッションのシーズン変化という指標が図示化されていたのでご紹介。自陣ポゼッション指数が最も低いのが2015年というJ3に降格した最低最悪のシーズン。そこが最低で片野坂体制が始まった2016年以降は自陣でポゼッションしがちなチームへと変貌。J1でポゼッションするけれどもシュートに至らなかった2021年よりもシュート率とポゼッション指標が上がっている。J1とJ2とでの比較なので一概には言えないんだけれども、バランス自体は昨年よりは良かった・・・・と言えるのかな?確実にポゼッション志向は高められているんだけれども、ベースは崩れずにポゼッション志向は維持出来たシーズンでした。誰の目にも変わらずベースは引き継げていたと思います。データで裏付けられたという形でしょうか。
続いて逆に敵陣ポゼッションとシュート率のシーズン毎の変化。最低最悪のシーズンだった2015年が突出してシュート率が高い。残留しろよって話です。最も敵陣ポゼッション指数が低いにもかかわらずシュートは打っている。降格したので無理くりシュート打ってるだけかもしれません。次いでポゼッション指数が低いのが昨シーズンの2021年。降格した2シーズンが敵陣ポゼッション指数が低いという傾向に。昇格した2018年が敵陣ポゼッション指数が最も高く、シュート率も高いという結果を残したシーズン。右上に行くほど優秀になるのでしょう。2022年は敵陣ポゼッション指数が高いものの、シュート率がイマイチ。ここを伸ばせるかどうかが来年の課題でしょう。
最後にショートカウンターとロングカウンターのシーズン毎の指数の変化。自陣に引き込んでから擬似カウンターで得点を量産したJ1での2019年が指数が低いのは納得。2022年は片野坂体制に比べてショートカウンターの指数が向上しているので、プレスの傾向は出始めている。逆にロングカウンターの指数はそれほど変わらず。J1にいた時よりもシュート率は向上している。これは単純にカテゴリの変化も影響していそう。下平監督が言い始めた「3P」ポゼッション、プレッシング、パッションが具現化されるのかどうかが来シーズンの鍵。来年またこの指数と結果を比べてどうなるのかを見てみたいですね。
ということで、久々の更新でした。世間はワールドカップの話題一色ですが、大分トリニータのデータ比較を中心にまとめてみました。それにしても日本代表がどこまでいけるのかは大変楽しみですね。ベスト16の壁を破れるのかどうか。Jリーグ発足から30年の積み重ねを発揮する時です。
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