2024/07/15

2024年 明治安田J2リーグ 第24節 清水戦

【大分 0 - 2 清水】


昨日の夜、近所をジョギングしていたんですよね。前から歩いて来る若い男性がイヤホンしながらスマホをいじりつつ歩いていて、すれ違いそうなタイミングの少し前に肩掛けカバンから「ドサッ」と音がして、何かを落とした様子だったんです。本人は落とし物に気付かずにどんどん歩いて行く。落としたものを見ると、コンビニとかで売っている感じのお弁当のカツカレーで。え!?道端にカツカレー落ちてる!!って思いましてね、カツカレーを拾って「すいませーん!カツカレー落としましたよー!」って叫びながら若者を追いかけて走ったんです。おそらく生涯でもう二度と口にしないようなセリフだなって思いながら。「カツカレー落としましたよ」二度と言わないであろう自信がある。私に気付いた男性は驚いた様子で恥ずかしそうにお礼を言ってカツカレーを受け取りました。でね、私思ったんですよ。これはカツカレーを拾ったのではなく、勝ちを拾ったのではないか、と。若者に姿を変えた勝負の神が私を試したのではないかと。徳を積んで勝ちを拾った、明日は勝てる、そう思ったのです。清水戦、0-2での敗北。カツカレーを落としたのはただのバイトで疲れ過ぎた若者だった模様です。カツカレーを落とすなよ!!晩御飯無くなるだろ!こっちは勝負事が掛かってんだぞ!紛らわしい!亀祭りが血祭りスタートじゃねぇか。

はい、スタメンです。DAZN無音生観戦でしたので快適でした。いわき戦でのスタメンをベースにした感じの3-5-2。安藤、藤原、ペレイラの3バックで守備時5-3-2になる夏の保持スタイル。ベンチにはいわき戦でヒーローになったキムヒョンウ不在という以外は怪我人が復帰してようやく大学生やユース選手が減りました。若手チャンスタイム終了。


対する清水。自動昇格圏を争う充実の前半戦。4-2-3-1を運用中。シーズン前半戦の戦いは現地で観た記憶が薄っすら残っているのですが、住吉ジェラニレーションが素晴らしかった。しかし、この試合はベンチ外。試合を通じて攻撃力よりも守備力が強化されたように感じた。おそらく非保持型のチームに痛い目に合わされて色々と変遷があったのだろうと思われます。保持出来てしまうチームが損をするご時世です。


3連休の中日とあって、清水からも多くの遠征好きが集まった模様。シーズンダブルを食らってしまった。亀祭りで観客を集めた試合で雨、しかも屋根はメンテナンスが必要で閉まらなくなった。色々と残念な結果となってしまいました。閉まらなくなったドームの影響なのかハイブリッド芝がいつもに増してズルズルだったような気はする。


亀祭り前半戦は思うような結果にはならなかったけれども、本祭がまだ残ってるんでね、本祭は甲羅を脱ぐ覚悟で頑張ろうなニータン。


試合ですけれども、前半にボールを保持出来過ぎてしまった印象はあった。基本、清水が保持してカウンターを狙う天皇杯川崎戦スタイルになる予想をしていたのだけれども、予想外に保持できて、コーナーキックを多く獲得出来ていた。思っていたのと違った。おそらく清水も非保持型のチームとの戦いに疲れ、たまには非保持側に回りたかったんだと思われます。カウンターの方が点が取れるよね、ってことが潮流なのです。トリニータはほとんどの場面で、上手くボールを回せることもあって、引っ掛けられることも少なく、上手く試合を運べていたのだけれども、課題はコーナーキックが全く武器になっていないこと。そして引っ掛けられた時に決められてしまったこと。もう少し丁寧に徹底出来れば良かったのだろうけれども、先制されてしまったことで後半が難しくなってしまった。


DAZNでは画作りが寄りの映像なので前線の動きや清水の最終ラインの高さなどが分からない。最終ラインでボールを回している時の駆け引きは観れないので、狙いが何だったのかもよく分からない。もう少し清水が全体的に前から来ていたのであれば裏を取って攻められたと思われる。長沢と渡邉新太のコンビは距離感と役割分担が出来ていて、長沢が落として渡邉新太がフィニッシュワークするツートップでの狙いはあったと思う。良い形は何度か出た。川崎戦での伊佐と鮎川のように良いコンビではあった。戦術や狙いなど、表現が出来ていただけに外国籍選手による一発に泣かされた形となってしまった。


後半に入ると清水が保持を始める。ただ、リードしているからか、無理なパス回しはせず、現状維持のパス回しであったが故に中々ボールを捉えることが出来ず、プレスをしっかりかけて奪うことが徐々に出来なくなっていった。清水の保持からの攻撃はそんなに鋭くなく、カウンターからの攻撃の方が期待値は高そうであった。体力を消耗し、リスク覚悟で奪いに行き、時折カウンターで攻撃に出るも決め切れず、最後の最後にカウンターで仕留められて終了となる試合展開でした。セットプレーでも何でも先制さえすれば保持スタイルは強いのだけれども、先制されると弱い。そんなお手本のような展開だったと思います。亀祭り、血祭り。


ここから2週間ほどリーグ戦はお休み。ここでコンディションを整えて戦力を再整備して、夏をやり過ごし、秋からの反転攻勢へ地盤を固めて貰いたい。もしかすると中断期間までに降格圏に沈む可能性もあった中で、ギリギリ踏みとどまれている。残留争いから抜け出して上を目指すためにしっかりと休んで欲しい。今年の夏が長そうなのが心配ではある。



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