2025/04/26

2025年 明治安田J2リーグ 第11節 磐田戦

【磐田 0 - 3 大分】


仕事を抜け出して一足先にゴールデンウィークに突入してやりました。新幹線で電話がブルブル震えていたけど知らん、俺はもうゴールデンウィークだ。オフサイドラインギリギリで退勤処理はしましたんでね、決して賃金のインターセプトはしておりません。職場からの信頼を失いながら磐田に無理して向かいました。結果は大正解でした。最高のゴールデンウィークが始まったよ!今年は「ゴール出んウィーク」では無く、ゴール「デルラン」ウィークです!



久々のヤマハスタジアム。キックオフ50分くらい前に到着。1年でJ2に戻って来てしまった磐田。名門クラブがJ1定着に失敗し続ける厳しい世の中です。ザ・エレベータークラブになってしまった磐田。2021年J2、2022年J1、2023年J2、2024年J1、2025年J2です。私、J2優勝予想くじ、磐田を買っているので優勝して欲しい。Mr.J2ジェフが優勝して良い訳がない。磐田の皆さんには頑張って欲しいんだけれども。

伊佐がスタメンに復帰。スタメンはほぼほぼ定着気味。いまだ回復しない藤原優大、清武弘嗣はベンチ外。GW連戦の中で復帰できると助かるんだけれども。ベンチメンバーを含めて大きな序列変更などは無さげです。

対する磐田。ハッチソン監督は4バックを運用中。4-2-3-1 らしい。為田は左サイドバックで先発。上夷はベンチスタート。基本的に豪華な布陣だとは思うのだけれども、ベンチに渡邉りょう、マテウスペイショットが控える選手層。昇格請負人であった松本昌也が開幕後に岡山に移籍。右サイドからジョルディ・クルークスを起点に攻撃してくることが多かった。ボールを繋ぐチームです。パス数はJ2では最上位クラス。保持して攻める、ハイラインで守る所謂J1スタイル。開幕後は調子が良さげであったが、ここ数試合結果が出ていない状況。それでも今シーズン未だホームでは負け無し。打ち破ってやりました。昇格候補のホームで勝てたってことです。自信になります。ペンライト保持率高めのスタジアムでした。前節の千葉戦に続いて、上空では風が強かったコンディション。





スタメン撮影時、叫び担当は吉田。伊佐と野村は笑顔担当。試合は5-3-2でミドルブロックを構える大分トリニータを磐田が保持しつつ攻略するという構図。試合終盤まで基本この構図がずーっと継続しました。ミドルブロックの、高くもなく低くもない絶妙な感じが磐田の攻撃をシャットアウト。裏が取れそうで裏が取れない、そんな試合展開の中で勝負を分けたのはそれぞれのファーストチャンスでした。キックオフ直後、磐田のチャンスは守護神濱田太郎が止めてくれた。大分トリニータ側のチャンスは野村が決め切ってくれました。6分の先制シーン。ラグビーの様に全員でボールを前線になんとか運んで榊原が右サイドに大きく展開し、吉田が高いジャンプで折り返したボールを有馬がポストプレーで落とし、最後に決めたのは10番野村というチームプレーの極致のような流れ。全員で持ち込んだ形が結実して美しいゴールになりました。





見て下さい、このファンタジスタの顔芸。シーズン初ゴールでようやく日の目を見た顔芸。大分トリニータの10番に相応しい芸達者ぶり。シュートも顔芸も素晴らしい野村による先制弾。濱田太郎のビッグセーブ直後に決まったゴールでより明確に保持する磐田と守る大分という構図が際立ちました。前半は防戦一方になりつつも、ミドルブロックのラインコントロールをベンチサイドから指示する片野坂監督に導かれ、なんとか磐田の攻撃をシャットアウトに成功。





 

0-0のつもりで得点を取りに行った後半、セットプレーから立て続けに2得点が決まる。セットプレーさえ決まってしまえばこっちのものです。コーナーキックを榊原が蹴る場合は何かデザインがあるパターン。コーナーキック職人、宇津元が蹴る場合は直接チャンスになる期待値は高い。






試合前にですね、私、Xに「ゴールデルランウィークになればいいな」ってポストしたんです。まさか実現するとは思いませんでしたが、デルランが金髪の頭で決めてくれました。ゴールデンデルランウィークの開幕です。リカルドグラッサの脇下からニョキッと出て来て2点目。ノムランと同じ色の頭をこすりつけ合うという、謎のセレブレーションが発生してしまいました。何なんだ、この癖の強いセレブレーションは。

これで安全圏内に入ったと安堵したのですが、今日のトリニータはセットプレーで畳みかける。次は右側のコーナーキックからデザインした流れで榊原のクロスがオウンゴールを誘発。伊佐・吉田とヘディングが強い要員がまとめて突っ込んで行ったが故に生まれたゴールです。




伊佐のゴールで良かったと思うんだけど、オウンゴールとなりました。オウンゴールだとリッジーが出て来るのか。ニータンで良いのに。わざわざニータンより人気が無いリッジーを使わなくて良いと思いました。まぁあれか、逆にこんなレアシーンじゃないと使いどころがないのか、リッジーは。

3点差ができれば後はグダグダと時間を使うだけです。得点差も開いたし、前線で競り合えて時間も作れそうな池田を投入。野村は連戦に向けて温存です。交代時にXで画像付きでポストが始まりました。良い取り組みですね。

試合はこのまま磐田の攻撃をシャットアウト。クリーンシートでシャットアウトです。完勝。試合内容的には圧倒的に磐田が保持するものの、前半の途中から5-4-1でミドルブロックを築くようになったトリニータの守備を攻略できなかった磐田、という構図のままでした。ミドルブロック、対磐田戦で大変に機能しました。保持しない相手だとここまでハマらないんだけれども。J1っぽいチーム戦術が残っている磐田、札幌、鳥栖が軒並み苦しんでいる原因が共通してそうなのが面白い。J2分からん。






トリニータオーレを歌い切って、0-3での勝利ですから、守備陣も最高だし、攻撃陣も最高ってことで良いです。先手を打てて、セットプレーでダメ押しですから、今シーズンの粘り強い戦い方がハマった場合はこういう試合になるという事だと思います。先制するまで我慢できるかどうかが大事。負け無しだった磐田のホームに土を付ける大金星。金Jに大金星です。ゴールデン、ゴールデルランウィークの開幕です!

急にスタッツリーダーとかもデータが表示され始めました。ドリブル1ってのはどうなんだ?大丈夫か?J2らしいサッカーだなってバカにされません?大丈夫でしょうか?大丈夫です。勝てば良いんです。今シーズン、3勝目。そのうち2勝は生で観ました。2敗も全て生で観ました。そろそろホームの観客にも引き分け以外を披露しなければなりません。小学生に沢山来場して欲しいホームでの九州ダービー2連戦。鳥栖と熊本を倒す、ゴールデルランウィークにしてやりましょう。なぞの金髪こすりつけ合いセレブレーションを目撃せよ!!訳分からんくて面白かったぞ!


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