2025/05/26

2025年 天皇杯 1回戦 レベニロッソNC戦

【大分 2 - 0 レベニロッソNC】

天皇杯1回戦突破です。ホームでの試合ともあって、全く何の情報もございませんのでね、現地特派員が発信してくれる情報をXでチラ見していただけの週末でございました。特段何の情報もございませんが、ログとして試合の情報を残しておこうと思います。

まずはスタメン。この日のスタメンが3バックなのか4バックなのかも分かりません。若手にチャンスがあると思いきや、週末の試合だったこともありガッツリ主力が占めました。榊原がお休みになったくらいで、久々にベンチに入ったのは佐藤くらい。これは実力が足りていない若手が多いってこと以外の何物でもないので、大変に残念です。とっととレンタルに出して修行を積ませて、他のチームでギラギラしている選手を獲得して入れ替える以外に打てる手は無いのです。夏の移籍期間に活発な動きを期待したいところ。 

対するはレベニロッソNC。愛媛県の新居浜市を拠点にする社会人チーム。愛媛県サッカー選手権大会を優勝して天皇杯に初出場。昨今、ソニー仙台など企業系のチームが撤退する動きもある中で日本サッカー界のすそ野の広さを支えるクラブチーム。天皇杯初出場は嬉しい晴れ舞台です。

3年前に撮影された動画。チームのビジョン。サッカーで生活する夢を見ている若者の中にはポテンシャルを持っているのに発見されていない選手も存在するので可能性を残せるチームは多い方が良い。Jリーグというトップリーグの市場は拡がり続けているので更にすそ野は拡がっていく。そんな日本サッカー界の幅の広さを感じることができた天皇杯1回戦。

内容はさっぱり分かりませんが、先制に成功。これがどれだけの安心感を生んだことか。有馬の身体の強さは一級品なのでよっぽどのDFでないと対峙は難しいと思われます。安心と信頼の先制パンチ。

追加点は伊佐。今年初ゴール。見てみぃ、この顔芸。これこそがベテランの仕事です。ようやく顔芸が披露されました。おめでとうございます。良い仕事です。この後はレベニロッソ側に退場者が出て一人少なくなったこともあり、後半に追加点を決めて余裕をもって試合を進めればよろし。

3点目を狙うべく、次々と選手交代が繰り出されました。

不思議なことに全然3得点目が生まれなかったんだけれども。交代した選手たちは一人少ない社会人チームに対して何してたんだろうな?そういうところだぞ、という気持ちにしかなりませんでしたが勝利は勝利です。無事に1回戦突破。内容は分かりませんが結果は分かりました。

後半に得点できなかったことは気になりますが、2回戦進出です。

2回戦は平日開催の札幌ドーム。これまた情報が手に入らなさそうですが生き残りたい。準優勝経験があるチームですから、我が軍は。もうちょっと生き残りたい。


2025/05/19

2025年 明治安田J2リーグ 第16節 長崎戦

 【大分 1 − 2 長崎】

ホームに長崎を迎えての九州ダービー3戦目。幸先よく先手を取るも、残念ながら逆転負け。辛抱強く守れていただけに攻守でのミスが大きく響きました。負け試合はちゃちゃっとまとめましょう。しかしなんで昨年のこけら落としから長崎に勝ち点プレゼントしてしまうんや!?なんでや!?

スタメンはいつもの固定メンバーでしたが、ベンチに藤原優大が待望の復帰。待望の復帰なのです。今シーズン藤原優大推しでございます。真面目そうな見た目の髪型に変わったキムヒョンウが久々にベンチ入り。

対する長崎。昨年のメンバーを残しつつ、山口蛍やらGK後藤やら高畑奎汰やらを補強して獲るぞTEPPENをスローガンにJ2優勝を目指すチームのはずがスタートダッシュに失敗。選手層が厚く、専用スタジアムも建てて足りないモノはなんなのか!?守備です!!失点多過ぎ!!下平監督の戦術は攻撃的というか、殴り合い上等みたいなことになりがち。相手陣内に押し込んで攻撃を続ける思想。今のところ安定感が足りず中位で足踏み中。戦術の理想は良いのだけれども、カウンター対策が難しすぎる下平フットボール。セットプレーにも弱め。長崎としては後半戦に向けて巻き返しを図る一戦。残念ながら高畑奎汰は不在。天敵ファンマも出場停止中で不在。

試合は幸先よくセットプレーの流れから吉田が押し込んで先制に成功。3分です、3分。3分で先制。FKの跳ね返りを高く蹴りだした野村、競り合う伊佐、長崎DFに跳ね返ったボールはゴール前へ。ヘディングで吉田に大切に渡すようなパスを出したペレイラはナイスアシストでした。

顔芸も良い感じに成長を感じる吉田。大変に馴染みました。大分では顔芸が出来ないと大成しません。出向元のマリノスが絶不調なんでね、このまま馴染みまくってあわよくば移籍して欲しいところ。しかし残念なことに得点時のシュートシーンで足を痛めたか?その後、早めの交代。これが同点弾の契機となってしまう。

同点弾は左サイドのクロスから。吉田と交代で入った茂平の身長かジャンプ力かポジショニング能力があと10センチ、どれかの能力であと10センチを補正できれば防げたのだけれども惜しくもヘディングクリアが届かず。ファーで卒業生増山にヘディングで合わせられてしまった。吉田ならジャンプ力で踏ん張れていたかもしれず、この試合の前半は吉田以前・以後で変わってしまった内容でした。茂平は攻撃面の連係プレーは素晴らしかったし、思い切ったインターセプトなど、途中出場で持ち味は出せていただけに守備の対人面の強度だけが課題となりました。

前半も後半も危ういシーンが多くありつつ、それでも最後の最後は身体を投げ打って守れていたので、我慢してワンチャンスを期待していた矢先にバックパスをまんま持っていかれるミスが発生。GK濵田はフォローできないほど遠くにいました。逆転を許す。今週、野嶽のインタビューがトリテンに掲載されていて、期待感が高かった。簡単に蹴るだけではなく、保持して剥がして前進するようなプレーを観たかったのだけれども意識が高すぎて裏目に出てしまった模様。



その後も危ういシーンをギリギリで防ぎつつ、ワンチャンスを待ったのだけれどもゴールは生み出せず。逆転負けとなりました。マテウス・ジェズスからボールを奪うのは大変だし、サイドの攻防でもなかなかやり切れなかった印象。結構危うかった。ただ長崎の守備もそこまで洗練されていないので、チャンスはあったとおもうのだけれども自滅が多かった。九州ダービー3連勝ならず。無念。

前半戦は残り3試合。甲府、今治、秋田。この3試合で勝ち点を稼ぐためにも課題である交代メンバーの底上げが必要です。藤原優大が戻ってきたのは大きい。天皇杯では若手に期待したい。出てこい若手。どんと来い若手。


2025/05/12

2025年 明治安田J2リーグ 第15節 富山戦

【富山 1 - 1 大分】


遠い記憶の彼方にある富山のスタジアムで色々とフラッシュバックしてきました。9年振りの対戦。しかもJ3時代に若手として活躍した吉平翼がキャプテン翼としてJ2から這い上がって来たのであれば観に行かざるを得ません。2016年を共に戦った選手へは特別な思い入れがありますんでね、行って来ました富山に。






富山駅の改装が終わって全然知らない富山駅になっていたのが驚きではあったけれども、9年も空白があれば街も変わるってことです。変わらないのは預金額だけ。県総もほぼ変わっておらず、あの頃よりはサポーターが増えたかな?くらいの印象。土管状のトイレな、これな、見た記憶あるぞ。記憶が蘇る。




この日、試合前まで天気は抜群。試合開始と共に曇天に。雨は降らずに助かりました。大体、富山は曇りが多くて雨の試合が多かった記憶。ゴール裏の芝生の部分がぐっちゃぐちゃになって辛いイメージがある。確か古い記憶だけれども、14年前には前俊が主審の顔を両手で挟んでアッチョンブリゲ事件(※6試合の出場停止)を起こした思い出の場所だったはずだ。そんな誰も覚えていないことがフラッシュバックする程度には私ももうすっかり古参です。黒歴史なので若い人は調べなくて良いからな。でもそんな私も最古参ではない。まだ中古参くらい。あの頃はまだぬいぐるみをスタジアムに持ち込む独自文化も無かったので富山サポーターも圧倒的ニータンを初めて目撃して新鮮だったのではなかろうか。

スタメンは固定メンバーに回帰。ベンチメンバーには中川が復帰。しばらく見なかった選手が戻って来たのは嬉しい。中川の復帰は心強い。メンバーの底上げになって欲しい。ベンチのGKはムンから佐藤に。ここを乗り切れば1週間空くので最後の踏ん張りどころ。

対する富山。昨年J3で初のプレーオフを制して這い上がって来た。プレーオフの試合はDAZNでライブ観戦した。粘り強く戦うチームという印象。小田切監督はオーソドックスな4-4-2を運用中。10戦勝ちが無く苦しんでおり、横断幕などからも危機感が溢れていた。あの頃のJ2と今のJ2は全然違うので富山にとってはかなり厳しい戦いを強いられているけれども、想定以上に戦えている印象はある。ここまでの結果と内容はそこまで悪くないと思うのだけれども。

吉平翼は左サイド。背番号が27っていうのも良いですね。大分ではOBSが生放送したらしく、解説は両チームに在籍経験がある姫野だったとか。どうでしたか?姫野解説員の仕事っぷりは?良い感じだったらXとかで姫野解説員凄かったみたいなことをジャンジャンポストしような!世代交代を促していこうな!どうだったんだろう、姫野解説員。期待の星であって欲しい。




叫び散らかす元気なメンバーが戻ってきたので期待感はあった。富山の出方が予想していたよりも慎重だった。ホームで勝てていないが故に、ガンガン来るのかな?と思っていたのだけれどもプレスを仕掛けるラインは低めで、割と引いて構えていた印象。4-4-2の富山と対峙では大きなギャップが出来、サイドから抜け出されるとカウンターを受けてしまう。サイドでの攻防をケアしつつ、保持出来てしまったが故になんだかちょっとしっくりこないまま何となく攻撃しているような入り方になってしまった。サイドから攻撃をするもクロスの質は低く、パッとしないミスも多く、自分たちでロストが多いため、畳みかけるような攻撃は出来ず、何となく攻撃させられているような時間が続く。


22分、プレスに行くも連動が遅く、剝がされて前線にボールを運ばれると、右サイドで受けた富山8番松岡が斜めにドリブルで持ち出してミドルシュート。先制されてしまう。最近、斜めにドリブルされると失点することが多い。止められずにスルスル前進されてしまう。1点ビハインドとなってしまった。後半のうちに追いつくことは出来ず、そのまま後半へ。


現地で観る限りはそこまで風の影響があったとは感じなかったのだけれども、後半は開始した直後から猛攻を仕掛ける。波状攻撃に次ぐ波状攻撃。富山がギリギリで食い止め続ける様相に。前半に小さなことで笛を吹きがちだった主審との折り合いもついて、後半はゲームが途切れることも少なくなり、プレータイムも増えた。猛攻の勢いに乗ったプレスが効いたのか、右サイドで榊原がハイプレスと仕掛けると中に折り返したパスを有馬がインターセプト。勝てていないプレッシャーからか富山のミスから同点弾が生まれる。有馬のシュートはGKの左手ブロックをものともせずゴールに吸い込まれた。







後半開始から畳みかけるような攻撃を継続できた成果です。ナイスな同点弾でした。有馬は結果を出し続けていて素晴らしい。同点弾の後も野村が低い位置から左右に振り分け、榊原がスルーパスを出し、有馬がシュートしたり、左サイドで宇津元が抜け出してペナルティエリアまで侵入してシュートを放つシーンを作るなど、チャンスの連続が素晴らしかったが決め切れず。富山GK平尾が掻き出す、掻き出す。スタジアムに平尾コールが発生するとどうしても博多の天ぷら屋ひらおを思い出してしまってよだれが出てしまうのが九州人の弱いところ。天ぷらを思い出して集中力を欠いたせいか富山側の攻撃が活性化する。しかしペナルティエリア内で富山側のFWが足を滑らせたりして、絶体絶命のピンチも何とかなった。ホームの選手が足を滑らすということはピッチの状態が独特なのかな?という印象はこの時に少し気になった。オープンな展開になった72分、交代で入った左サイド薩川が放ったクロスにダイビングヘッドで合わせる伊佐、このプレーの流れ、完璧だった。





完全にフリーでDFの背後を取れた伊佐のダイビングヘッド。「もろたー!」って叫びましたけど、これも天ぷらひらおに掻き出されました。角度があるようで無いんだな。超絶惜しかった。伊佐は今シーズンゴールに嫌われてる模様です。頑張ってるから決めさせてあげたいんだけど。天ぷら食べよう。薩川、1本目は残念クロスだったけど、感覚を掴んだ2本目は完璧なクロスでした。



交代カードを使った試合終盤は富山の猛攻を受けた。昨年のプレーオフを観ているので恐ろしかった。最後まであきらめない姿勢でJ2まで来た富山。なんとか跳ね返し続けてゲームの終了間際はパワープレーで少し押し込みましたが両チーム痛み分けで終了となりました。吉平翼も元気だったし、アウェイで勝ち点1は良しとしましょう。連戦だったしね。後半開始からの猛攻は見所あったし、あと少しの決定力だけが課題。それは永遠の課題でもあります。



次節は九州ダービー長崎戦。しっかり休んでホームで準備に集中ですよ。しかしまぁ、アウェイ連戦は辛い。財布は軽く、体重は重くなるので辛い。しっかり休みましょう。


2025/05/07

2025年 明治安田J2リーグ 第14節 山形戦

【山形 3 - 0 大分】


「中2日」無理!さらに「山形」無理!大鬼門を乗り越えられずです!何で山形戦は毎回こうなるかな・・・・。GW連戦の最終戦、超絶厳しい条件で、勝ち点を得る期待値としては今シーズン最低と言っても過言ではない山形にまで応援に行く人は本当に凄いと思います。私はただ観ているだけなのでその中には入らないんですけど、最も過酷な条件において声を出して応援するというのはサポーターとしての極致だと思うので現地にいた方々は、本当に、お疲れ様でございました。また次、頑張りましょう。


山形には7年振り?くらいに行きました。しばらく行ってなかった山形。日程的に平日とか、どうも厳しい条件になりがちでタイミングが合わず、J2昇格を決めた2018年の最終節以来の観戦となりました。個人的には7年前が直近で、良い思い出しかないんだけれども、行けなかった間に負け倒しているので、ちょっと何かを変えるためにも無理して行きました。力になれなかったけどさ。山形は4年連続最高売り上げを叩き出すという上昇気流に乗っているので何故にそんなに調子が良いのか?も探りたかった。エンブレムの変更など、リブランディング以後、観客動員も伸ばしている。その一旦を垣間見れたような気はしました。








数年ぶりに訪れて感じたのはビジュアルへのこだわり。エンブレムを変えてまで改革を進めた人たちが何を考えてこの環境を作ろうとしているのか?そういったこだわりを多く感じました。ビジュアルへのこだわり、昔よりもカッコいい雰囲気を作り出す強い気持ちね。強い気持ちが大事。何となく写真撮るだけでもカッコ良く映る。サポーターのグッズ着用率も極めて高い。爺たちがスタイリッシュになってしまう。グッズの売り上げも過去最高の売り上げを続けている山形。オリジナルグッズの展開もビジュアルにこだわって頑張っていた。







GWということもあって、子供向けのイベントなのか新幹線推しをやってました。九州新幹線が避けて通る大分トリニータへの当てつけです。(※考え過ぎ)新幹線フワフワは初めて見たな。これね、マスコットに青い色のザ・魔雲天( ©キン肉マン)みたいなやついるじゃないですか。あれのフワフワもあるんですよ、その上で新幹線フワフワを少し離れた場所でやってたの。普通の大人だったら無駄じゃない?って思いますけれども、併設です。新幹線推しをやるぞ、という強い意志を感じた。ネットフリックスで新幹線大爆破を見た直後のタイミングだったので爆発するイメージが脳裏にこびりついていてインパクトがありました。プラレールも誰が作ったのか分からないけれども、異常なこだわりを持つおじさんが作ったであろう雰囲気。5歳以下をターゲットに、家族連れを一本釣りにするイベント。複数人連れますんでね、働く車とかさ、どのクラブもやるんだけれども、こだわりが異常なほど強かった。2年前に小学生を招待した試合の効果があったのであれば、付き合わさせられた我が軍もしっかりと糧にされている模様です。スタジアムグルメの屋台も増えたし、お祭り感が素晴らしく増加していた。数年ぶりに行ったが故に、並みのJ2クラブから一段上に、試合の日をイベントの日に昇華するような積み重ねの数々を行って来たであろう痕跡に気付くことが出来ました。やり過ぎくらいがちょうど良くなってる。


いまは駐車場になっている広大なスペースに、2028年開業予定で新スタジアムを建設する予定。この新スタジアムのプロジェクトがあるが故に地元企業や受注したJVの中核である清水建設とかもスポンサーになっている、みたいな好循環を生み出せている模様です。たぶん。たぶんよ?建設するのは1万5000人規模の全スタンド屋根付きスタジアム。この試合の日も雨がパラっと降りましたけれども、歴戦のサポーター達は雨風への準備が当たり前の様に対応出来ていて、ずっとそれが当たり前になっていて面白いんだけれども、子供連れとかは試合を観ずに帰ったりもすると思われますんでね、山形にとっては待望の屋根です。普通の人はな、雨が降ると試合開始まで屋根があるところに退避したりするんだけどさ、ポンチョ来て自席に居座る人が多いっつうの。これくらいの雨なら無視できます勢がスタンドに異常に多い。長靴履いた爺さん達も多い。雨の観戦文化が強い。無くなって良い文化です。本当に待ち望んだ屋根ですよ。経営的には屋根付きスタジアムが出来るまで成長を続けたいんだと思われます。経営の気合を感じる。4年連続で過去最高の営業収益は凄い。しかし、着工すると駐車場が使えなくなる分、どのように観客動員を維持するのかは課題がありそう。

はい、試合です。さすがにターンオーバー発動。しかし中盤の要である天笠・榊原は脅威の連勤。デルランはベンチスタートになったのでゴールデルランウィークも終了。3バックは香川・ペレイラ・野嶽の3枚で、右サイドに戸根という布陣。鮎川ワントップで有馬と池田がシャドー気味の位置取り。有馬との2トップになったりもしたので、やり方自体はいつものパターンで人だけ代えた形。守備時5-4-1。吉田が不在でロングスローが無くなり、アバウトな攻撃でもチャンスメイクできる数は減った分、ボールの保持率とパスワークで打破する意図があった模様。ベンチには休ませたかったメンバーも帯同している印象でした。休ませられなかったんだけどな。

対する山形。こちらもメンバーはターンオーバー。現在絶不調らしい。最終結果だけを見るとどこがやねん、って試合でしたが確かにメンバーの中でらしくないプレーを連発していたディサロは絶不調だった印象。パスミスやら決定機を外すやら、いつものディサロではなかった。3-3-4を挑戦中という触れ込みでしたけれども、前線に人数を掛けて何とかなれ!という、得点力不足に対する人海戦術っぽかった。まだ完成してない雰囲気なので今後どうなるのかはよく分からなかった。最終ラインを3枚でボール回して、2枚のボランチがいて、5人が前線に張り付くみたいな形から始まったんだけど、トリニータの5-4-1ブロックと噛み合わせが悪すぎて序盤は????という雰囲気だった印象。序盤は何をやっているのか、何が狙いなのかよく分からなかった。






写真撮影時、叫ぶメンバーが誰もおらず、ちょっと元気が無いような雰囲気は感じた。咆哮って大事よね。序盤、山形がほとんどプレスに来なかったり、大分トリニータの方が保持してシュートシーンを作れたりなど、予想と違う入り方でした。もっとブロック引いて時間だけを進めるような戦いになるんだと思っていたんだけれども、山形のパスミスなど、ロストが多く、ボールを奪えてしまった。むしろ保持して全体を上げた後にカウンターを受ける方が恐ろしく、熊本戦同様に持たせて引いた方が楽に時間を過ごせるような印象であった。




下がってた方が安心で守り切れそう、と思った矢先、24分に失点してゲームプラン的に厳しくなってしまった。慢心ダメ。この時山形側は6人が前線に張り付いていて、トリニータの中盤の4枚が下がり過ぎになり、手前のスペースを空けてしまった。天笠がプレッシャーに行ったけれども、山形側の良いボールと良い動き出しが発動。出し手の受け手の阿吽の呼吸でゴールを生み出したパターン。コンビ芸に近いですね、あれは。そういう類のゴールだと感じました。これであわよくば勝ち点1でも持って帰って来て欲しい試合が難しい試合になってしまった。


困った時のセットプレーも今日は不発。徐々に元気は無くなっていった。パワーを感じられない試合。消化するだけの試合になってしまった。後半に使いたくなかった選手達を使ってギアを入れる必要性に迫られてしまった。

後半開始から香川と榊原を下げてデルランと野村の金髪坊主擦り合わせコンビを投入。ゴールデルランウィーク再開を目論みました。野村が下がり目の位置から保持と配給を始めて時間を作れるようにはなったけれども、前がかりになるので受けたくないカウンターを受けることにもなり、ゴールが出来ないまま卒業生の國分に素晴らしいシュートを決められてほぼ試合は決定付けられてしまった。さらに追加点を奪われて惨敗スコアに。






チームとして力戦奮闘はしてくれたと思うのだけれども、交代で入った選手も元気は無かったので、各々「らしさ」が少しずつ足りない。戦術だとかよりも体力的な部分で山形を上回ることができなかったというのが全体の印象でした。そんな中でも戸根はちょっと特徴が出たシーンが多く、野嶽と戸根が逆のポジションだったらどうなったんだろうか?ボールを持てるタイプで3人に囲まれても突破したりしてたので右サイドで使いたくなる気持ちも判ったんだけど、ヘディングの強さも持ち味だったので最終ラインに置いた方が良かったのかもしれない。たらればがあるならばそれくらいですかね。結果的に、休ませたかった主力を休ませることが出来ないまま、3失点で惨敗したので大ダメージを負った印象でもあります。中2日で東北遠征は本当にキツイ。

ベンチメンバーの底上げが必要ですし、清武や藤原優大も戻って来てもらわないと困る状況だと再認識。連戦をトータルで考えると十分な勝ち点を稼げましたが、次節にも影響するような厳しいコンディションになりそうなので若干心配ではある。とにかくリカバリー。そして怪我人の復帰に期待してゴールデルランウィーク完了です。連戦、お疲れ様でした。