2018/05/06

2018年 明治安田生命J2リーグ 第13節 新潟戦

【新潟 1 - 2 大分】



ヤサガラスのアウェイ側を味方する独特のノリに困惑したであろう新潟の皆さんお元気ですか。そろそろJ2に慣れたと思った矢先のヤサガラスに、さぞかし面食らったと思われますが大丈夫です。あれ、まだどこのサポーターもどう返すべきなのか答えを持ち合わせてはいないので心配無用です。



ということで行ってきました。ゴールデンウイーク連戦皆勤賞。散財のゴールデンウイークに久々の新潟。J2でナニシテルニイガタ。我が軍期待の若手、セカイの坂井をスタメンに抜擢して育ててくれていたらしい噂は聞いておりましたのでタオマフ買わざるを得ませんでした。ありがとう、ありがとう。



以前来た時の記憶がキレイさっぱり無くなる程度に久々に来たビックスワン。やっぱりデカい。今はデンカビッグスワンスタジアム。これでもかなり減ったんだろうけれども観客も多い。凄い、J1みたい(※連戦で語彙力を失う)



失った以前の記憶はイタリアンを食べたことで若干取り戻せました。コストパフォーマンスに優れた食べもの。並んで買って食べるけど、それほどでもない感じがデジャヴのように記憶を呼び戻す。飛び切り美味しい訳でもなく、まずい訳もなく、何とも言えないんだけど、お腹いっぱいにはなります。焼きそばにミートソースかけただけ。チーズハンバーグは卑怯なトッピング。この感じ、オモイダシタニイガタ。これぞソウルフード。我が県にもだんご汁と呼ばれるただのすいとんがあるのでソウルフードってそんなもんなんでしょう。



前節、特にトリニータ対策をしていた訳でもない、普通のことしかしない、ほぼ無戦術の大宮相手に普通に負けてしまった我が軍。連戦の中で、お互いにメンバーを入れ替えていたとは言え、私、割と凹みまして、デュエルに持ち込まれてしまうと押し返せなくなる傾向に、このまま来年J1で戦えるのかなと不安になっていた訳です。J2での心配ではなく、来年の心配なので余計以外の何ものでもない訳ですが、新潟に乗り込んでの13節、またもやJ1降格組との試合でチームの真価が問われる一戦であったと思います。中2日という、どう考えても無茶な日程の中、勝ち点1さえ持ち帰れれば十分だと考えていました。


問題はスタメン。かなり入れ替わりました。ワントップには林、久々過ぎて存在を忘れかけていた國分がシャドーに入り、左サイドに那須川、右が怜、ボランチコンビが川西と宮阪に。CBには家族が増えた黄が右に入って、お父さんミルク代稼いで来てねという最終ライン。



対する新潟、オーソドックスな4-4-2に見えたけれども、こちらも連戦の中で色々と変わっている模様。詳細は知らん。レンタル契約の制約でセカイの坂井は出場できず。この坂井、あまり新潟では評判が芳しくない様子。まぁ今日の新潟のサッカーを観た後だと「そりゃまぁそうだろうな・・・・」という感想になってしまう。中盤を省略してロングボールを放り込む割合が高かったので、坂井をボランチで使っても活かし難いだろうし、FWターレスのプレーにいちいちどよめくスタジアムだったので、観客の求めるものとの差異が大き過ぎるのは容易に想像がつく訳で。ただ、それでもプロであればゴールという結果を出して全員を黙らせれば良いだけなので、我が軍との試合以外の時に頑張れ坂井。鈴木監督の戦術はよく分からんかったが、連戦だからこの試合に関してはしょうがない。世の中には色々なサッカーがあるのだ。しかし本当に新潟の人達、ターレス大好き。我が軍にも昔、エヴァンドロという雰囲気だけは凄かった外国人がいて、全然ゴールを決めないまま一緒にJ3に降格してしまったので居た堪れない雰囲気を感じます。



しかし、このターレスに我が軍の守備陣は手を焼きまくったのは事実。頑張るお父さん、黄はボロボロになってしまったし、とにかく攻撃の起点とされてしまい、潰すことが出来なかった。ただ、逆にトリニータの攻撃に対して新潟前線からのプレッシャーは緩慢で、じっくりとボールは回せる要因に。大分-大宮戦をスカウティングした直後になぜか前半に構えて守った新潟。前半は温存だったのか、何だったのか。カウンターにも中々出て来れない程度には連戦で疲弊していた印象。駆け上がれなさ過ぎてスタジアムがどよめいてた。連戦で身体の重さを感じ取れる試合でした。中2日が悪い。



試合開始早々にまたもや先制出来てしまう最近のトリニータ。那須川の左からのクロスが素晴らしかったし、中で合わそうとした林も惜しかったけれども、ファーに怜がいる訳です。大外の怜。ファーにレイ。戦術ファーレイ。1回目は偶然ぽさがあったけれども、今回は確実に待っていた感があった。松本怜が再現VTRじゃないかなっていうゴールを決めて先制。素晴らしかった。新潟はスカウティングどころじゃなかった模様。中2日が悪い。



先制を許したことで、若干プレスを強めた新潟は、ターレスで起点を作ってからサイドに振ってクロスで攻め立てる。このクロスの質が高かった。新潟のクロスもファーに一直線。ファーレイの頭を超えてしまい、渡邉新太に決められてしまう。これで振り出しに。とにかくターレスが潰せなかった。主審も最近の主流であるボディコンタクトを流す系であったため、肉弾戦でCBが大変そうだった。



2点目もファーレイが絡む。3点に全て絡んでハットトリックと言っても過言ではない。左サイドから抜けて来たボールを保持してクロスを上げたらオウンゴールを誘発。これにはザンギエフ似のGKも対応できず。このオウンゴールがJ2通算600ゴール目ということでした。まぁもう、入ればいいんです入れば。前半のうちにリード出来て折り返しに成功してしまう。



後半もターレス劇場が継続。我が軍で目立ったのは川西。独特のリズムでヌルヌルとしたドリブルでボールをキープ。パスサッカーにアクセントとなって異質な存在が際立っていました。トリニータはプレスバックに疲れが見えた馬場に代えて清本を投入後、ターレスとの戦いで疲弊した黄が痛むと、カメナチオイズム最後の継承者刀根を投入。攻めあぐねた新潟はFW小川に代えて矢野貴章、同じくターレスに代えて田中達也を投入。これで我が軍のCB的には楽に。ターレスに比べればまだ何とかなる矢野貴章だけになってからは時間を潰すだけでした。ツインタワーがもう少し長い時間帯続いたらヤバかったかもしれない。仕上げの交代は丸谷で守備固めしてタイムアップ。



ということで連敗をせず、勝ち点1で十分だと考えていたのに3を、勝ち点を3倍も持って帰るに至りました。那須川のクロスは素晴らしい武器だし、そつなくこなすことが出来る國分のことも思い出せたし、かつ良く走っていたし、黄もボロボロになるまで戦った。メンバーが代わっても違和感無くパス回しが出来て、連戦のアウェイで結果だけ残して帰ってくるという、夏以降もチーム内での競争激化必至のおまけ付き。新潟相手にデュエルで戦えたのは収穫(※ターレスを除く)。もう我が軍はこの連戦後、誰が主力なんだか分からない。来週のホームでのスタメンが全く予想できない良い状態に。とにかく、まずはゆっくり休んで次に備えて欲しい。やっぱり中2日は酷い。



日本語コレオが素晴らしかった新潟。新潟は本当に優秀な外国人を連れて来る能力に長けていましたが、ザンギエフ似のGKにその枠を使ってしまっていることと、ターレスが未だ怪しいという点で苦しんでいるのではないか。この酷い連戦とルヴァンハンデもあるし。新潟と甲府はハンデがあるのでJ2各クラブ的にはちょうど良いかもしれない。しかしなんだろう・・・・ターレスは来年岐阜にいる予感がしてならない。



次節で3分の1が終わることになるシーズン。来週勝てば勝ち点30台一番乗りになる一戦になります。他の有力クラブが一斉にコケているような状況ではありますが、片野坂体制3年目として種を撒き、コツコツ積み重ねて来たことが開花できるように、ホームに水を撒いて慎重に事を進めましょう。岐阜とのパスサッカー真っ向勝負。水を撒いて真っ向勝負か、逆に撒かないという手もありか、いや撒くか。気になる次節は日曜日14時キックオフ。





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