第15節、山口をホームに迎えて首位と2位の直接対決をDAZN生観戦しました。誰も予想だに出来なかったであろう、この時期に大分トリニータとレノファ山口が自動昇格圏内という混沌としたJ2界隈。攻撃力のある2チームらしい得点を奪い合って勝ち点を分け合う試合となりました。毎試合毎試合名勝負を生み出してしまう今年のトリニータ。ホームで先行出来ていたので勝ちたかったのは正直な気持ちですが、負けなくてよかったというのも正直なところ。
📣 スタメン発表 📣
— 大分トリニータ【公式】 (@TRINITAofficial) 2018年5月20日
本日の山口戦のスターティングメンバーが発表されました⚽️ https://t.co/7uBsjkEeXQ
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本日のスタメンは刀根が前節に続きベンチメンバーから外れ、黄がスタメンに。林がワントップ、シャドーは後藤と馬場という組み合わせ。対する山口はハリルホジッチ日本代表監督を招聘した男、霜田監督が山口の攻撃的サッカーを継承中。JFAの会長選で敗北した側の派閥だったせいで現場まで降りて来てしまったのがJ2界隈の不幸。選挙に強かった田嶋会長が悪い(※筆者の妄想です)。
好天に恵まれた大分県民デー&ダイハツ九州スペシャルデー、観客多めとなりました。比較的近隣の山口県からも、どこぞのアビスパなんちゃらよりも多くのサポーターが大銀ドームに襲来。お陰様で緊張感のある雰囲気が醸し出される。どこぞのアビスパなんちゃらサポーターも来月の対戦ではあれくらい来て欲しいものです。ホーム大分トリニータサポーターもインスタ映えするスタジアムを目指してコレオグラフィで応戦。
試合は大分トリニータが先制。課題であったコーナーキックから得点出来ない問題を遂に克服。なかなかコーナーキックを活かせませんでしたが、馬場がニアで触れてコロコロと転がって入るという珍しいタイプのゴールを決める。コーナーキックでも得点出来始めれば、いよいよ手が付けられない雰囲気が出てくると思うのですが、今日は先制後に山口のプレスがハマりあまりボールを動かせませんでした。もっとボールを保持して動かして、山口の前線を疲弊させたかった。
山口にボールを持たれても最後に崩されることは無かった前半でしたが、後半早々に初めて崩されてしまう。霜田監督のアドバイスが効いた模様。田嶋会長が悪い。後半早々に左サイドを突破されて中でオナイウ阿道に合わされて同点とされてしまう。福森と鈴木がどっちもやられたシーンは珍しい。試合を通じてオナイウ阿道に手を焼いたDF陣。スピードと高さと強さがあって、納得のJ2得点王。浦和さん、W杯中断期間中に早くトップチームに戻した方が良いです!1日も早い方が良いです!オナイウ凄く良いです!
同点とされても訓練済みのサポーターは山口との対戦では撃ち合いになることは覚悟の上。1失点くらいは織り込み済み。案の定2得点目も美しいカウンターで、後藤のスルーなのか空振りなのかを絡ませながらまたもや馬場が2点目を決める。左から右、右から左と山口守備陣を左右に振り、完全にフリーと化した後藤が空振りするという、味方でも騙されそうなプレーが決め手となりました。馬場が髪形をイメージチェンジして2得点。怪我後、ゴールから遠ざかっている後藤も襟足だけ伸ばす高松スタイルにイメージチェンジして気分転換してみてはいかがだろうか。気負わず楽に行こう、楽に。
このまま終わるならば、山口がこの順位にいない訳で、リスクを背負って攻撃陣を交代注入。日出の男、岸田和人が入ってきて嫌な予感しかしなかったのですが山口の2点目を決めたのは大洋ホエールズの遺伝子を紡ぐ高木大輔でした。お父さんもすすきのの店舗に続き、西麻布にガールズバーの2店目を開店したと噂の2点(店)目の高木家。素晴らしいミドルシュートだったので調子を落としている東京ヴェルディは早く呼び戻した方が良いです!1日も早い方が良いです!高木凄く良いです!ガールズバーは詳しくないのでよく分かりません!
同点に追いつかれた後、川西投入で再追撃を試みるも惜しくも不発。2-2で勝ち点を分け合いました。良かった点はコーナーキック時に得点の匂いがし始めた点。今日の山口もトリニータ対策を施した痕跡があった訳ですが、今後2周目の対戦時に攻めあぐねることも考えられるので、困った時のセットプレー頼みは良い武器になる。
山口は我が軍のシャドーをケアしていたらしいのですが、そのシャドーの馬場に2得点を決められているので守備戦術はイマイチで助かったかもしれません。前線が若く、連動したハードワークが出来るチームという印象。トリニータのワントップを完全に潰し切った大宮と違って今日は林が上手く活きたので決定機も作り出せていました。ワントップへの楔があってこそのサイド攻撃なので、守備側の目線を散らせているうちは何とかなるんですけれども、それが防がれたときにセットプレーで何とかできると、より一層勝ち点を拾ってこれるかと思われます。コーナーキックに磨きをかけてもらいたい。大型ビジョンを活用した応援を開始して数試合で結果が出たので、すこぶる一体感は出て来た。
得られた勝ち点は1ですが、それ以上に伸びしろを感じる試合となりました。去年はシキーニョという2代目雰囲気だけ助っ人を途中出場させるしかなかった交代カードですが、伊佐、清本、川西が選べるというのは贅沢。三平もいるし、攻撃陣の交代カードは充実。ただ逆に、リードしている時に試合を終わらせるカードも欲しい。J1のどこかに、イニエスタに押し出されて出場機会を失ってくすぶる中盤の選手とかいないだろうか。あぶれるのは攻撃的な人材か・・・。玉突き人事で誰か余らんだろうか。重要なのは常に上乗せを狙う気持ちな。
J2ではつまずいていた陣営も立て直しを計り、少しずつ調子を取り戻している軍勢が出てきました。次節対戦する甲府と6月に対戦する松本、福岡、徳島。熊本、愛媛も相性は良くないハードワーカー揃い。ここから試練の6月に突入する前に5月最後の対戦はアウェイで甲府との対戦となります。どこまでやれるのか、非常に楽しみです。
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