2018/05/03

2018年 明治安田生命J2リーグ 第12節 大宮戦

【大分 1 - 2 大宮】



GW連戦に連続参戦してみましたが、J2屈指の金満クラブに札束で殴られて力負けした試合となってしまいました。崩された訳ではなかった2失点。個人の力量が札束の差。それに加えて意外にハードワークする大宮の守備の前に得意のボール回しも不発。今季2敗目、無敗を誇ったホームも遂に陥落ですが中二日ですぐさま試合が来るので切り替えてもらわねばなりませぬ。札束持ってるクラブがハードワークし始めたらどうすればいいんだろうか、J2の民たちは。



今回の観戦で一番確認したかった点が「水を撒く」運用。それくらい芝が心配で仕方ない訳ですが、見ましたよ散水。嘘じゃなかった。確かに聖水が撒かれていました。割と控えめの印象。











メイン、バックの両スタンド真ん中からと、両ゴール側から4か所で散水。何を夢中でシャッター切ってるんだって話なんですけど、嬉しかったんだからしょうがない。アウェイ民の経験をひけらかすとですね、他のスタジアムってハーフタイムにも散水したりする訳ですよ。今日みたいに気温が上がると後半開始頃にはピッチは乾いている雰囲気があったのでハーフタイムにも撒けないものかと見ていたのですが、ワンオペでしたね、散水。



水を撒く機械というか、なんて言うんでしょう、あの独特の「ししおどし」みたいな器具。あれが1個で1人でピッチを回るとするとハーフタイムの散水は時間的にギリギリ厳しい。かといって2人を使う余力が果たしてこの人員不足のご時世にあるのか、と言われると無理強いも出来ないだろうし。ピッチに水を撒く、という普通レベルの要望に応えてもらうにも長い道のりを経た我が軍。パス主体のサッカーやらなきゃ意味無いですし、芝も根付かないと水撒いたらグチャグチャになってしまう。やっとここまで来れた。更に求めるならば、これもうサポーターが支援してあげるしかないのでは。ハーフタイムに持参した水鉄砲を撃ちまくるしかない。相当飛ぶ奴。100メートルは飛ばないとダメだけど。それもう兵器に近いので流石に持ち込めないか。ダメか。前節も今節も後半に勢いを無くしているので何とかしてあげたいのだが。ファブリーズ持ち寄ってシュッシュッやりますか。少しでも湿度を。大銀ドームがサウナ状態になって死人が出るんだろうけど。


連戦とあってかメンバーには変更が。前線は三平、馬場、清本という人選。右サイドに岸田が入り、左に松本怜が回るという初のパターン。3バックとボランチ2枚が同じなら何とかなると私も思っておりました。





対する大宮、出遅れはしたものの優勝候補筆頭レベルの戦力を保持。大宮も連戦とあってシモビッチをベンチスタートビッチにして温存。シモビッチが出てくるまでにあわよくば先制してリードしておきたいゲームプラン。今にして思えば守備から試合に入るための人選だったかもしれません。



両軍様子見で始まった前半、10分であわよくばに大成功。手数を掛けないカウンターが発動され、清本の突破に繋がり、目の覚めるようなミドルシュートが決まる。あっさりと先制出来てしまって、はい、ほっこりはん。学生無料の効果もあって、若人たちが集まった大銀ドームで今年のトリニータの良いところを存分に楽しんで欲しかった・・・。



先制したので後はもう、ボール回して時間潰せば良いだけで少なくとも前半をリードのまま終わらせて後半にシモビッチと対決、という青写真を私は描いたのです。トリニータの守備陣も身体を張って守れていましたし、ボールを持たせても守備ブロックを崩すほどの攻撃は無いと感じ始めたその矢先、左サイドでペナルティエリア内まで侵入を許し、技ありのシュートを打たれてしまう。これが決まってしまって前半のうちに追いつかれるというよろしくないパターン。



後半もボールを持たれる時間が多くなりつつも、時折カウンターでサイドまでボールは運べてはいました。ただ、シュートチャンスを作れるまでには至らず、ほぼシャットアウトを食らった印象。大前のコーナーキックが直接ゴールとなる、イマイチ盛り上がりに欠ける逆転弾を決められると刻々と時間だけが過ぎていき、タイムアップとなってしまいました。川西、林、藤本と交代要員も不発で久々の敗北を味わいました。久々の敗北、3割増しくらいで悔しいものです。連戦も考慮すれば少なくとも引き分けに持ち込んで勝ち点1さえ手に出来れば十分だったと思うのですが、岡山戦でのリードされた後にも似た、攻撃の道筋が切られてしまう難しさを上回れなかった一戦でした。



岡山が千葉に負けていたこともあり、勝ち点1でも積み上げられていれば勝ち点で完全な単独首位に浮上できていたのに、惜しい。大宮サポーターも多くご来場頂いたおかげで1万人を超える観衆を集められたのは収穫。若人がリピーターになって欲しい。そのためにも次節は結果を出したい。次節は新潟。こちらも降格組ではあるものの、ルヴァンハンデに苦しんでいるはず。降格組とか、福岡とか松本とかが復調傾向なので、J2は折り返しを迎える夏以降に一波乱も二波乱もありそうな様相。目標勝ち点70に向けて残り30試合。アタッカーを替えても得点は生み出せているので、課題は守備面。頑張れ守備陣。連戦を乗り越えましょう。





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