2020/10/04

2020年 明治安田生命J1リーグ 第20節 清水戦

【大分 2 - 1 清水】
   
内容的には完勝!完勝です!ホーム昭和電工ドームで調子の上がらない清水を迎え撃った20節、後藤の恩返しゴールも無事阻止に成功。つまり完勝なのであります!リベンジ達成。

 

ようやく試合間が1週間スパンになったスケジュール。じっくりと準備してガラリと変わるかと思いきや、スタメンはほとんどが前節と同じメンバー。変わったのはワントップが髙澤になっただけ。代わりに渡はベンチスタートに。渡、知念、野村、町田がベンチいる安心感。しかし、遂にクラブが正直に白状した怪我人が3人判明。前田、香川、小林成豪の離脱が決定。中でも小林成豪は全治6か月の大怪我。なかなか本領発揮とまでいかないまま怪我を繰り返す状態となってしまってモチベーション的にも心配だがパワーアップして帰って来て欲しい。連戦の影響でプレーできる選手がどれだけいるのか外からは分かりませんが選手のやり繰りは大変だと思われます。

 

岩田智輝はJ通算100試合出場。我が軍の古参メンバーはJ3、J2、J1と股にかけて来たのでJ通算とか、J1通算とかの記念日が複数あって混乱しがち。皆でJ1で刻んでいこう。おめでとう岩田智輝。

 

対する清水。こちらも怪我人が多く、本来中盤だったはずのヘナトアウグストがCBに社内異動をしている状態。ファンソッコとか金井とかがいない。残念ながら福森も8月に全治2か月の怪我が公表されていたのでまだ不在。前回対戦の時点でファンソッコをSBで使っていた記憶があるので、それさえ成り立たなくなって4バックから3バックに変更するなどクラモフスキー監督もマネジメントが大変な様子。ただ、ただですね、それでも外国人枠を最大限活用したフィールドプレイヤー5人がブラジル人っていうのは格差を感じざるを得ない事実。そしてこの1週間、恩返しゴールが恐ろしくて堪らなかった後藤ですよ、後藤。未だ今シーズンゴール0と苦しんでいる模様。ブラジル人に挟まれ、潤滑油となる後藤。ハードワークしていた後藤。プレー内容的には元気そうで何よりでした。

 

前回、IAIスタジアムでの試合ではセットプレーから4失点という衝撃の弱点が露呈してしまった試合でしたが、この試合での対策はバッチリ。題して「セットプレーで守り切れないなら、セットプレーを与えなければ良い」大作戦。これが大成功。試合を通じて清水に与えたコーナーキックが0回です、0回。皆無。つまりノーセットプレー。弱点露呈せず。セットプレーさえ与えなきゃ無失点で切り抜けられますから!大成功!まぁ、清水が低調だっただけなんですけれども。下位を叩き潰すくらいの勢いでゲームに入って欲しかったのですが、ボールが握り易かったこともあってバランス重視で清水の出方を伺うようなスタートだった。清水がライン高めでプレスをかけてくるものの、ハメられて苦しい状況にまでは陥らなかった印象。16分には清水を引き出しつつ、右から裏を狙う形で先制に成功。名前は小出だけどオープンスペースに大きく出る小出の突破&冷静なクロスを髙澤が決めて幸先よく先制。小出が大出。髙澤は2試合連続ゴールと結果を出すようになって来た。早い時間に先制出来たのでもう楽勝だと思いました。


しかし、問題は飲水タイム後。前線のブラジル人3人に中央を崩されて同点に追いつかれてしまった。私も楽勝だとどっぷり油断してましたけど、水が悪い、水が。飲水タイム後の失点が多い気がする。どうも集中が解けてしまうのではないか?飲水タイムで目が覚める興奮剤入りの水とか摂取させた方が良いんじゃないのか(※ドーピング違反でダメです)率直にブラジル人の連携が素晴らしかった。GKムンも一歩及ばず。使っている札束の差があの一瞬だけ露呈しました。

 

同点のまま、どっちつかずの内容になりつつ迎えた後半。流れを掴んだのは先手先手で選手交代を行ったトリニータであった。

 

60分に疲れの見えた小塚を下げて野村を投入。68分には野村が中央から右サイドに大きく振り、深くえぐった田中達也のクロスを「逆サイドから必ず駆け上がり、ペナルティエリアに入ってシュートするけど大体外す男」、星がヘディング。珍しく枠に収まるも清水のGK大久保に掻き出されてしまった。星、J2時代よりもシュートの精度が向上しているのではなかろうか。J2で昇格したシーズンではチーム内最高のシュート数を叩き出した割に決め切れなかったMr.もったいない。決定力が向上したら香川が戻ってもスタメンを維持できるポテンシャルを見せつけた。古参兵が個々に成長してくれれば最高で最強。

 

追加点は町田と羽田を投入した後。シャドーから右サイドに移った田中達也が再び裏のスペースへ出された町田からのふんわりスルーパスに追いつき、深くえぐってクロス、髙澤が潰れて空いたスペースに野村が走り込んでヘディング。またもGK大久保が触ってクロスバーに跳ね返ったところをエース田中達也が諦めずに詰めて勝ち越しゴールを捻じ込んだ。結局シーズン当初からやっている田中達也の裏抜け一発芸の完成度が上がっているだけのような気もするんだけれども、成功するならそれで良いんです。それにしても田中達也、ここまで走れ過ぎ。走力が素晴らし過ぎる。その上でコンスタントに得点を続けるという、異常なレベルに達しつつある。大ブレイクである。大ブレイクしてしまったが故に試合に出れない高木駿から髪の毛をぐちゃぐちゃにされるという辱めを受けてしまった。もっとリスペクトしてあげて下さい!試合はクローザー刀根、知念を投入して仕上げ。↓この4枚目の写真よ。

 

結果的にフリーキックを含めて清水にほとんど自陣でセットプレーを与えなかった。流れの中では失点シーン意外はほとんどチャンスを作らせずに寄せ付けない内容であったという評価で良いのではないか。決定機も作れていたので、もっと決められていれば楽に試合を進められたという、試合後の監督の評価の通り。2連勝で試合内容は充実中。しかも誰が出場してもレベルが落ちずに、それぞれの特徴が出て来ている。上昇機運を維持しつつ、次節のマリノス戦で3連勝を達成したい。良いです、大分トリニータ。再び良い状態です!



2 件のコメント:

  1. どうやらタナタツの決勝ゴールはDAZNによるとオフサイドだとか…私にはよく意味がわかりませんが…

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    1. 匿名様

      コメントありがとうございます。ジャッジリプレイで取り上げられていましたね。でもまぁ公式記録はそのままですから、その場の主審の裁定が全てでございます。シーズン通してですと幸運も不運も往って来いになりがちですからね、どこかで痛い目にあうかもしれませんからこの試合はラッキーだったということでよろしいかと。

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