2021/07/07

2021年 天皇杯 3回戦 福井戦

【大分 2 - 0 福井】


しちしちしじゅうきゅう!意味も無く九九を叫ぶほど久しぶりの勝利。7月7日の七夕に、年に1度の勝利にならないで欲しいと願う訳ですが、とにかく天皇杯は見事生き残りに成功。JFAの気まぐれでYouTubeライブ配信があるという強運も良かった。天皇杯のことをブログに残せることは貴重です。YouTubeでも観れて本当に良かった。


スタメンはもう訳が分からない。そんなに人員不足でしょうか。ベンチメンバーも少数精鋭。延長戦なんて想定せずにキッチリとノー残業デーで帰る気満々のギリギリ構成。試合の入りは守備時4-4-2だと思われる。GKはキャプテン高木。羽田とペアで高畑がCBをやらされるというパワーハラスメント。若いので大丈夫。左は福森、右は松本怜の4バック。ペレイラと弓場がボランチで、左サイドに渡邉新太、右サイドに屋敷、ツートップが髙澤と藤本という組み合わせだったと思われます。たぶんもう二度とないスタメンだと思われます。激レア。GK西川がベンチ入り。GK西川。響きが良い。


対する福井ユナイテッド。サウルコス福井を引き継いで北信越フットボールリーグ1部を戦うクラブ。大分トリニータユース出身の選手も所属。ユース時代にキャプテンで、個人的にも試合を観たことがある宮地選手が在籍しており運命の再会かと期待されたが残念ながらベンチ外。どんなサッカーをするのか、全く分からなかったため楽しみではあった。


スタジアムは小雨もあって芝が輝く。開始7分、右からのクロスを渡邉新太がヘディングシュート、ポストの跳ね返りを藤本が詰めてこぼれたボールを再び渡邉新太が押し込んだ。幸先よく先制出来たことで落ち着いてボールを動かすことが出来、28分には自陣からボールを運んで崩し、髙澤がゴールを決めるという、なんか、そういうの、久々に観たな・・・・・みたいな追加点を決めて心の傷が癒える前半となりました。




後半は伊佐を投入し、追加点を狙うかと思いきや福井の反撃に防戦となり「2点差は危険なスコア・・・2点差は危険なスコア・・・」と心ここにあらず状態で念仏の様に唱え続けましたが、キャプテン高木の好セーブのお陰で無失点を維持。最後は刀根を投入してパワハラを受けていた高畑をサイドに戻して心のケアも完璧にこなしつつ、シャットアウトしてクロージングに成功。3回戦を突破して4回戦進出。天皇賜杯に一つ近づきました。


出場機会が限られる若手にとっては大変に貴重な公式戦の場。少しでも出場して経験値を詰めるように引き続き勝ち抜いて欲しい。心も癒える勝利でした。勝ちは良い。素晴らしい。しかし、毎回結果論で勝ったら評価され、負けると何をどうやったって酷評されるというプロの世界は本当に大変だなと、勝ったからこそそう感じました。今日のスタメンでもしも負けていたらボロッカスの評価になっていただろうし、正直なところ高畑をCBに起用するなんて片野坂監督もいよいよ思い切り過ぎだろうと怖かったのですが高畑が期待に応えてくれたのは大きかった。わざわざ乗り越えなくてもよかった山を乗り越えた感じがする。迂回できない事情があったのだろうか。連戦に出て来れる人員が少ない。しかし勝ったのだ。冷静になればなるほど勝って良かったと、勝利の味が滲み出る。



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