2021/07/05

2021年 明治安田生命J1リーグ 第21節 清水戦

【清水 1 - 0 大分】


残留に向けて最低でも勝ち点1を持ち帰らなければならない試合で敗北。清水を残留戦線に引きずり込むことに失敗。またもや陰鬱な週末が到来。韻も踏めていない体言止め3連続でブログを書き始める程に、もう既に残留争いどっぷり肩まで浸かってしまった。残留争いとの付き合い方は、何度経験しても慣れないものです。応援したいだけなのに、応援するのが辛くなる、それが残留争い。

現地に行くかどうか悩んだのですが、日曜日の夜で雨ということもあってDAZN生観戦。風邪引くと面倒なご時世なので無理はせず。前節の警告で三竿を欠くことが決定となったスタメン。上夷が左に入り、真ん中をエンリケ、右が刀根という3バックでのスタート。ボランチには待望の下田が帰還し、長谷川とコンビを組んだ。左には香川、右に井上、ワントップに長沢、町田と小林成豪のシャドーという構成。ベンチには戻って来た伊佐が入る。人員は戻って来ている感が出ている。


そしてそんな中、補強に動いた大分FC。会社は諦めてはいない。コロナで外国籍選手の獲得に時間が必要になってしまう今、J2から威勢の良い若手を引き抜くか、J1でくすぶっている人員を引き抜くかが基本路線ですが予想外のJ1半主力級を強奪。レイソルでケニア人やブラジル人に押し出され続けた呉屋を獲得。いったいどうやって抜いたのか。ニータンのぬいぐるみでもあげたのか。2019年のJ2で22得点という実績を持ちながら昨年J1ではオルンガの控えに回され、今年は長身ブラジル人FWの控えに回されちゃぁ燻りますよ。そこにヒソヒソ話を持って行く強化部。もともとJ2オールスターズ的な人員だったので欲しがってはいたはず。長崎時代にもオファーを出していたのではなかろうか。上夷も一度断られてからだったし、もしそうだとするとマンマークにしつこい強化部ってことでしょうか。完全移籍加入は良い仕事だ!お金はきっと無理してるぞ!


対するロティーナ監督率いる清水。前回対戦では初めてロティーナ監督から白星を奪うことに初めて成功。この試合は我が軍からの卒業生を一人も使わないという、編制と戦術のミスマッチを体現するかのようなメンバー構成。鈴木義宜は怪我だけどさ。移籍していったメンバーさ、活躍していないのは誰も得していないのでお互いに白目を剥くしかありません。皆で頑張って生き残ろうな。


試合はもう今まで観て来たロティーナ監督との試合に輪をかけてロティーナ監督じみた試合。表現が変だけれども、ロティーナ監督vs片野坂監督の戦術ボードで殴り合うような地味な展開。相変わらず一般人には向かない。伝えきれる自信がない。特にDAZNでは最終ラインでのボール回しを中心とした画作りになっているので前線のスペースで何が起きているのかが見えにくく、半ば諦めて「きっとこんな感じだろうな」で観るしかない。ボールが前線に出たらそこにはなぜかフリーの町田が降りている状態。お互いに過剰なリスクは避け、最終ラインでボールを保持し、諸条件が揃った時に非保持側がプレスをかけ、相手の動き方を見極めてボールを動かし続ける。スペースが空けばボールを供給して前進する、しかしお互いにロングボールも使う、セットプレーは厳格に。清水が守備時に5バックになることは準備万端感があった。清水のロングスローは雨で効果が薄くなっていた点はトリニータ側にとっての小さな利点であった。


前半、ほぼ安全に時間を潰したような両チームであったが後半に入って清水のCKから得点が生まれて試合が動き出す。小林成豪と渡邉新太を入れ替えて攻撃陣をリフレッシュさせた後、刀根と上夷を下げて羽田と伊佐を投入。4バック、長沢と伊佐の2トップに変更。あの手この手を尽くすも得点は生まれず、カウンターでとどめを刺されそうになる場面もあったけれどもGKポープが跳ね返す。最後の20分が最も分かり易く面白い内容になりましたが、残念ながら得点は奪えず。得点力不足に陥っているトリニータにとって、ロティーナ監督が率いるチームに先制されると厳しい。惜しかったけれども成長は感じた。特に全然節くらいからハマった感があった井上健太。明らかにクロスの精度が上がった。スプリント26回は両チームで群を抜いたデータ。練習で積み重ねているであろうことが表現でき始めたので後は縦への突破とシュートの意識ですよ、お前が決めろってやつです。若手が一皮剥け始めたのは良い傾向。


ハーフタイムに突然Optaが呟いたデータ。毎回うるせぇぞ、タイミングを考えろ。移籍直後に出せ、移籍直後に。当然呉屋さんにも期待しますけれども、昨年の知念さんもとにかく馴染むのに時間がかかったのでね、タスクを簡易化してお待ちしましょう。現体制への信頼感は揺るがないんですけれども、最後にゴールを決め、ゴールを守るのは選手達だとも思うんです。刺激を入れてみるのは良い事です。今日の羽田の最終ラインへの投入とか、羽田推しの私にとっては遅いくらいの感覚なんでね、オリンピックの中断期間を使って劇的に人選を変えて欲しい。劇的に。ゴールを守るフォーマットや仕組み、ゴールを決めるフォーマットや仕組み自体は提供できているという評価ですが、ここまで結果が出ないとなると両方が足りていないということです。チームを劇的に変える人材大歓迎状態です。っていうか羽田が頑張って3バックのスタメンに入って欲しい。


半分から下のチームからしか勝ち点を奪えていなかった前半戦を考えると、清水からも勝ち点を落とすとなると、もうこれ、劇的に促さないと間に合わないだろうけれども、劇的に変えていこう、劇的に。ひっそりゲン担ぎを止めてみてもあっさり負けるし、やっぱり困った時はケチャップを持参してスタジアムに行かないとゴールは生まれないし、ゲン担ぎも劇的に意識を変えて違うことを試してみよう。




2 件のコメント:

  1. アウェイ専用2021年7月5日 1:17

    いやー辛いですね
    前半は自分は映画観に行ってて、後半は家で酒飲みながらの観戦の準備してたら点入れられてました
    自分が映画観に行ってたら点入れられないんだなって錯乱するくらい辛い
    ハサウェイもゴジラも観たんで観たい映画残ってないんですが次の土曜に備えて試合時間に被る映画を見繕っておきます。。

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    1. アウェイ専用様

      コメントありがとうございます。逆に試合を観ない方が勝つんじゃないか的ジンクスでしょうか。なかなか勝てずに辛い週末が続きますが止まない雨はないと信じて進みましょう。

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