2022/10/24

2022年 明治安田生命J2リーグ 第42節 琉球戦

 【琉球 1 - 0 大分】

長かったリーグ戦、今シーズンは特に連戦があった中大変でしたが無事終了です。関係各位お疲れ様でした。最後の最後、終わり悪ければ全て台無し、そんな試合になってしまいました。勝てば、もしくは引き分けでも4位に上がる可能性があったのに、自らのミスで試合を難しくしてしまって敗北。最悪の結果で2連敗。雨風が強く、高い気温と湿度の中、コンディションはよろしくなかった雰囲気を感じたけれども、それを差し引いても良いところ無しの試合でした。溜息しか出ない。このチームがプレーオフを勝ち抜けるのだろうか?大事な試合を1週間前に控えてどんな気持ちにさせてくれとるんだこのチームは。しかし、プレーオフは出場さえすればワンチャンスがあるんでね、もう割り切って1週間を準備するだけだとは思います。リーグ戦はリーグ戦、プレーオフはプレーオフ。5位なのに可能性を残せたことだけ幸せなことです。思い切ってやろう。

スタメンは3バックの右に上夷が復帰。GKは吉田舜が前節のミスを引き摺らずに踏ん張った。スタメン譲らず。左サイドに松本怜が久しぶりに登場。シャドーは野村と梅崎、ワントップはサムエル。ベンチには久々に渡邉新太、藤本、呉屋が入り熾烈なメンバー争いが垣間見れた。小出もベンチにいるのに上夷を選んでいるところなど、コンディションなのか戦術なのか、プレーオフに向けて万全ではない選手は帯同させなかった印象ではある。いつもの3-4-2-1で可変しながら琉球の4バックを攻略するもんだと思いきや、あまり有効な局面を作れませんでした。町田也真人に使われてこその井上健太ってことでした。

対するFC琉球。4-4-2を運用中。喜名監督が解任され、シーズン途中に就任も、今シーズンで退任が決まっているナチョ・フェルナンデス監督が率いるホーム最終戦。シーズン途中に加入したスピードのケルヴィン、パワーのサダム・スレイを駆使して残留戦線を戦い抜いたが残念ながら降格圏が確定。J3で首位をひた走るいわきにJ2ラインセンスが交付されるかどうかが確定していないはずなので、21位であればわずかにまだ残留のワンチャンスが残っている状態ではある。そのモチベーションが残っていた琉球。

ボールを保持するトリニータと、勇敢にプレスをかけてくる琉球という構図で始まった試合。雨が徐々に強くなって、蒸し暑い27℃で湿度75%というコンディション。10分に最終ラインでロングボールを足元でロスト。清武家3男にヘディングでゴールを決められてしまった。ピンチなんてことは無かったはずなのにペレイラがボールを奪われたのが悪かった。試合の入り方、セーフティな試合運びを心掛ければ無理せずスローインに逃げたりも出来たろうけれども、慎重さが足りなかったでしょうか。プレスから得点出来た琉球に走り続けるモチベーションが出来てしまった。今シーズンずっと課題である試合運び。ちょっと隙があり過ぎたのではなかろうか。慢心です、慢心。試合の入り方よね・・・。プレーオフでも試合の入り、気を付けましょう。



1失点はしょうがないとして、2点以上取れば良いのですが前半はスコアを動かせず。4バックの琉球は守備が整理されていて、その守備網を崩せなかった理由はコンビネーション不足だったと感じました。特に本来ならばストロングポイントだった右サイド。井上健太が深くえぐれなかった。小出であれば井上健太を追い越す動きまで見せるのだけれども、上夷はほぼ井上健太以上前に駆け上がらないタイプなので井上健太単騎突破になってました。一番うまく使ってくれる町田也真人と、動きでスペースを生み出してくれる小出が居ない井上健太、クロスは上げ切れたものの、中はしっかりと構えた状態だったので跳ね返され続けました。崩してからクロスを上げたかった。上夷が悪い訳ではなく、タイプのチョイスです。右サイドの攻撃パターンが一辺倒だったですよ。

後半も残念ながら試合は動かせず。メンバーを代え、3-1-6っぽく可変してもそれほどの決定機は作り出せず。シュートは放てど枠を捉えず、最後の最後、ラストプレーでのコーナーキックでも惜しかったけど押し込めず。2試合無得点での2連敗。全然勢いに乗れないままのプレーオフです。不安しかない。

リーグ戦は紆余曲折があり過ぎましたが、42節が終了。コロナ禍にあって全クラブよく頑張ったと思います。延期やら再試合やら色々あったJ2でした。さて、シーズン前に私が予想したJ2順位予想ですがどれくらい当たったのか振り返りますか。

予想

チーム

1

ジェフユナイテッド千葉

2

FC町田ゼルビア

3

V・ファーレン長崎

4

大分トリニータ

5

横浜FC

6

徳島ヴォルティス

7

ファジアーノ岡山

8

アルビレックス新潟

9

ベガルタ仙台

10

ヴァンフォーレ甲府

11

水戸ホーリーホック

12

東京ヴェルディ

13

大宮アルディージャ

14

モンテディオ山形

15

栃木SC

16

FC琉球

17

ブラウブリッツ秋田

18

レノファ山口

19

ロアッソ熊本

20

ザスパクサツ群馬

21

ツエーゲン金沢

22

いわてグルージャ盛岡


上位陣、全然当たってません。自軍の順位、4位予想だったんですが惜しかった。やはりルヴァンカップによる連戦がある大分・徳島は抜け出せないと予想していたんですが、その点は当たりました。1位・2位予想のジェフと町田に関してはガッカリ以外の何ものでもありません。長崎も予想できなかった。横浜FC、岡山、新潟が上位に来るであろうことは予想していたけれども、あそこまで突き抜けると思わなかった。熊本もJ3優勝翌年にJ2でプレーオフ圏内と素晴らしい結果も予想できなかった。まぁ、20位と22位は当たったけれども、いたたまれない気持ちにしかなりませんので触れません。

さぁプレーオフです。アウェイで熊本との対戦が決定です。引き分けだと勝ち抜けないレギュレーションなので、得点を取りまくって勝つしかありません。何失点しようが攻撃あるのみ。おそらく何が起きても良いようなメンバー構成になると予想しますが、「負けられない試合」だからこその想定外の事象も起きやすい。ここまできたらやるしかありません。お互いに独自のスタイルを持つクラブの九州ダービー。やるかやられるか、悔いのない戦いを期待したい。

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