2022/10/02

2022年 明治安田生命J2リーグ 第39節 長崎戦

【大分 3 - 1 長崎】


電光石火!圧巻の3アシストを全て右サイドから生み出した前半の井上健太!あれはもうグルです、グル。右サイドの尊師。井上エグル。九州ダービーをとっとと片付けてしまいました。おい長崎県民!新幹線が通ったからって調子乗るなよ!こっちの右サイドには新幹線が開通してんだぞ!そんな試合でした(※どんな試合だ)

忘れられた大地、大分&宮崎のある東九州には決して通らない新幹線ですが、我が軍の東、右サイドには超特急井上健太が開通。この井上健太の質の上がったクロスを怪我でコンディションが上がらない間、ベンチ外から見て羨ましがっていた「Mr.向かい風」こと長沢がワントップに収まる形の3-4-2-1。ワントップ以外は前節スタメンから変わらず、サムエルがベンチスタート。サムエルと金崎がベンチスタートです。サム&夢生。サムウ。層が厚い。

対する長崎。西九州新幹線が開通するも、ビルドアップは不通。勝ち点を新幹線で持ち帰らせず。シーズン途中にMr.4-4-2松田浩監督を解任して招聘したブラジル人、カリーレ監督を招聘して建て直しを図った背水の陣。まったくビルドアップが洗練されません。我が軍同様3-4-2-1を運用中。ガッツリとマッチアップするミラーゲームの中で、都倉やカイオセザールが居ない長崎はマッチアップした対面のプレスに対応できずにロストを繰り返す完成度。ちょっと予想より悪いコンディションだった印象です。松田浩監督はガンバ大阪に再就職してしまって強力な外国人を2トップに据えて夢も希望もない4-4-2で堅実なサッカーを展開中。

九州ダービーに大人気マスコットヴィヴィくんもご来場。お互いにプレーオフ圏内を目指すしかなくなった今シーズン、負けられない6ポイントマッチだったし、久々の3バックの相手で守備時5バックになるのであれば膠着試合となるのではないのか?そんな予想を個人的にはしていたのですが、1ミリも当たりませんでした。新しいサッカーくじWINNERくらい外れた。

5分で2点ですよ、あなた。インスタントラーメンでも5分なら1杯作るのが限界ですよ?今シーズンプロサッカーで初めてのことらしいです。WINNERでウノゼロで勝利を予想したギャンブラーたちを瞬殺。我が軍の完成度が高まったのか?長崎がダメ過ぎたのかは判断が難しい所ですが、おそらく我が軍のグル、井上健太を警戒していたからこその1得点目だったと思います。対面した加藤聖は縦の突破を警戒。その刹那に生まれた数十センチのスペースを活用して早めにクロスを上げるグル。このクロスを上手く収めた向かい風長沢に絡んだのがアロープレイス弓場。攻撃でも守備でもどこでも絡みます。左足一閃、電光石火30秒での先制に成功。素晴らしいコントロールシュートでした。イオングループの皆さん、パークプレイスはアロープレイスに改名しませんでしょうか?

僅か4分後、左サイド奥から弓場→町田と経由して、町田が出したスルーパスが素晴らし過ぎた。井上健太以外なら追いつけない絶妙なスルーパス。グルを操る上級グル町田也真人。折り返しを梅崎が押し込んで2得点目。5分で2得点。上々の滑り出し。井上健太個人が素晴らしいこともありますけれども、その井上健太を活かす呼吸が合って来たことが大きい。まぁ、適当に出しても追いつきますから、井上健太。これは無理だろう位の気持ちでパスを出すことが大事です。大体追いつきます。5分で2得点。5バックでスペースが少なく、スライドの距離も短いので膠着すると思ったのに、全然しませんでした。スペースが無い?関係無いよ、井上健太だぜ?そんな得点でした。

ユース上りは万歳しがち。弓場、梅崎と若手とベテランが決めた後も、長崎のビルドアップはプレスにひっかかり、ワントップのエジガルジュニオにはまともなボールは入らない。そんな中、長崎MFクレイソンの謎のアピールがありました。スローモーションで観ると顔に特に何も触れていないように見えたのに手で顔を押さえて転がりまくるという謎のアピール。「何か起これ」系のアピールだったと思うのですが、主審は引っかからず。サッカーの神様、あれ、嫌う。俺、知ってる。

圧巻だったのは3アシスト目。井上健太、対面する加藤聖をぶっちぎり、CB白井のタックルを物ともせず、3バックの真ん中にいた二見を吊り出した所でパスを選択。3人をズタズタにしての決定機、フリーで向かい風長沢がキッチリと枠内に決めて3得点目。長崎DFを一人でフルボッコ。ハットトリックみたいなもんです、井上健太。文句なしのMOMです。各種賞金持ってけ泥棒。前半で3得点、これ以上ない内容で長崎を圧倒。新幹線の恨みを晴らす内容でした。西ばっかり開通しやがって。東九州にだって新幹線が必要だろうが、そんな井上健太の想いが爆発しました。(※絶対に違う)

前半に3得点、リードを得た後半なんてね、やり過ごすだけですから余裕を持って観戦できました。長崎は後半からチンチンにやられていた加藤聖を下げて高橋峻希を投入。4-4-2にして松田監督時代の財産を活用。SBとCB2枚で井上健太対策とするが、3失点した後に対策しても遅い訳で、我が軍は後半から左サイドに増山を投入して後半は左からもエグって、井上健太の攻め上がりは温存。1失点したものの、エジガルジュニオの決定機は吉田舜が防いで事なきを得る。弓場が少し痛んでエドゥアルドネットを投入した時は正気なのかと思いましたが、何とかなりました。70分ごろに向かい風長沢の疲れが見えると梅崎とセットで下げて、サムウをツートップに据える。サム&夢生ね。ここから2トップでプレスとポストプレーで対応しつつ、時間を使って逃げ切りに成功。熱くなるはずの6ポイントマッチで1R TKO勝ちしたような気持ちです。落ち着いた試合運びをやり切れるのかどうかは課題に残っていますが、まぁもうラストスパートなので勢いで残り3試合も制圧して欲しい。不安要素は累積警告くらい。

残念だったのはWINNERですよ。私、何となくトリニータの試合には賭ける勇気が出なかったんだけれども、今節一番堅そうだった徳島の引き分けっぷりに賭けたんですよ、1万円分を。シーズン終盤だし、堅い試合になると予想して、徳島の累計23引き分けの実績を信じたのですが玉砕。3-2で徳島が大逆転勝利してました。どこいった引き分け力。何やってんだ町田。これ、シンプルだけど案外難しい。一万円どうすんだ。リーグ戦残り3試合、プレーオフ圏内確定と1万円の負債を取り戻す3試合にしましょう。



4 件のコメント:

  1. こんばんは。今夜も更新ご苦労さまです。アロー(arrow)は矢っすね。弓はボウ(bow)っす。ボウプレイス。某プレイス。

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    1. triority 様

      深夜に至極真っ当な御指摘コメントありがとうございます。確かにそうですね、アローだと「矢場とん」っぽくなっちゃいますね。ボウプレイス。某プレイス。なんだか事件現場っぽくなっちゃいますね…。

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  2. 井上健太半端ないって。井上健太凄すぎて対面する選手まで井上にするもん。そんなん出来ひんやん普通。

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    1. Mr.T様

      コメントありがとうございます。対面していたのは加藤聖でしたね。失礼しました。何のことだかさっぱり気付かず。ご指摘感謝です。

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