2024/04/14

2024年 明治安田J2リーグ 第10節 千葉戦

【千葉 1 − 1 大分】


フクアリで現地観戦してきました。快晴 of 快晴。天気が良い。絶好の季節がやってまいりました。短いんだけどね、この季節。梅雨が来るまでのサッカー観戦黄金週間。前節ホームで秋田相手に敗北を喫した分を取り返したい一戦。しかし相手は調子を上げている宿敵ジェフ。ここ数年は貯めた勝ち点を引き出すATMとして機能していたけれども、昨シーズン後半からのジェフは一味変わった。厳しい試合を予想してはいました。








昨シーズンは夜に下手くそ写真しか撮れなかったオシムさんの銅像に参拝し、ピザを食べてアップを見守る。フクアリは3連勝を目指すサポーターが一体感を醸し出し、これまでのフクアリには無かった「諦め」と「達観」みたいなものが払拭されていた印象。もうジェフも15年連続でJ2に居る訳で、ガッツリJ2のクラブとしてサポーターの新陳代謝が行われて、世代交代をしてしまったのか?今年こそJ1へという悲願みたいな悲壮感よりも、まだ見ぬJ1というものを目指す純粋な若い勢力の方が多くなったのだろうか?あか抜けた雰囲気で、ここ数年無かった一体感を感じました。春先だからだけかもしれんけどさ。秋口になるといつものフクアリになるかもしれんけどさ。雰囲気はここ数年に無かったくらい良かった。9千人以上入ったしね。良い天気、良い雰囲気、良いピザでした。
スタメンはキャプテン新太、NISA伊佐、松尾、宇津元という攻撃陣。ボランチは弓場&小酒井で継続。私のお目当ての保田堅心はベンチスタート。しばらくベンチ外が続いた10番野村直輝が復帰。

対するジェフ。15年J2。尾崎豊の「15の夜」のメロディーで叫びたい。「15年J2♪ 盗んだ若手が走り出す♪ 戦術も分からぬまま♪」そんなスタメンです(※どんなスタメンだ)見木がヴェルディに個人昇格してしまい、エースが盗まれた側のジェフ。しかしGK藤田は栃木から、MF横山は藤枝から、MF品田はFC東京からレンタルで獲得。日本人多めにする思想は昨年から継続。栃木を8-0でボコすとか、鹿児島と熊本に負けるとか、結局強いのか弱いのかよく分からないジェフ。4-4-2で運用中。スタイルによる噛み合わせ問題がある今シーズンのJ2。似ているスタイル同士の試合となりました。




試合開始前に呉屋さんの通算200試合出場の表彰。謎の中国拳法家っぽい風貌になっていますが呉屋さんです。この日の試合出場は無しでした。



毎回撮影の準備が迅速なNISA伊佐。非課税枠を使いこなすように撮影の枠も使いこなします。


しかし、資産運用を何も考えていない香川さん。適当に並んでしまってNISA伊佐の非課税枠が真ん中に来ない。弓場さんが的確な指示を出して左に移動させる。ボランチの職業病。きっと弓場さんのポートフォリオはバランス重視。オルカン厚めに買ってそう。


はい、良いバランスでNISA伊佐が叫びます。「成長投資枠!!」そう叫んでいるに違いありません。

しかし、 この豊和銀行のプロモーションは面白すぎるな。2つの非課税枠があるから2ISAで伊佐だ!って思い付いたとしても社会人であれば会議で口にしてはいけません。そこを通したサポーターが社員として潜んでいるに違いありません。良い仕事しました。







かなり繊細なポジショニングのやりとりが繰り広げていたような雰囲気。お互いに初動ではプレスがハマらないような試合の入りだった。プレスとプレス回避のパスワークとコンパクトな布陣と裏のスペースと。各種の狙いと対策が入り乱れた立ち上がり。最初にボールを握って右サイドから攻めたトリニータであったけれども、キャプテン新太がファウルを受けたような倒され方をしてボールを奪われてからの展開で失点。5分で失点。早い。早いのよ。今節も早かった。藤原がしっかりとシュートブロック出来ているんだけれども、相手の足元にボールは転がります。ビハインドスタート。







前半はこれまで同様、攻撃の最後の精度不足が解決できないままで、サイドから攻めても中々決定機らしい決定機は作り切れなかった。試合を作るバランス重視のメンバーでスタートして、長沢・野村・保田というバランスを壊せるメンバーで後半に展開次第で勝負を懸けるプランだったとは思う。野村さんもまだ長い時間出場できるか分からないし、後半に短期勝負というプランだったんじゃなかろうか。前半最後のFKのチャンス、プレースキッカー宇津元のシュートは壁は超えるが落ちきれず。


後半からNISA伊佐に代えて長沢をトップ下に投入。ピッチの真ん中に起点を作って左右に散らすということが出来るようになった。長沢トップ下は長沢に対してボランチがマークに付くべきなのかCBがマークに付くべきなのか、局面で判断せねばならず、スペースが空きがちになることが攻撃に良い作用を起こす。サイドに展開しての攻撃に厚みが増して得たコーナーキック。


後半最初のコーナーキックで青い横断幕の前のポジションだったのでね、カメラのパートカラーという機能をつかって青い写真を撮っていたのです。最初っからゴールは決まらないだろうと思って。日陰の場所なのでISO感度低めで撮影していたんです。そしたら得点決まってしまいました。日差しが強い場所で白飛びしているゴールの写真がこれ↓


はい、なんのこっちゃ分かりません。ISO感度の設定が間に合う訳がない。痛恨の判断ミス。一応撮りました。撮りましたけれどもなんのこっちゃ分かりません。分かりませんがキャプテン新太が押し込みました。キッカー宇津元から放たれたボールを折り返したのが良かったですね。まともな写真は撮れていませんけれども。正直な話、得点の匂いがしなかったからさぁ・・・・。サッカー分からん。







同点となった後、徐々にオープンな展開になる中で、野村・保田・薩川を投入して勝負に出た。交代メンバー各々の強みを出せたとは思います。保田さんにはミドルシュートを決めてもらわないと困りますね。展開が良すぎた中で最後のシュートが枠外はダメです。保田さんならば決めなければ。その他は大体、大ピンチの連続だったのですが濵田太郎とCBの御両名で何とか止めてくれました。守備陣は本当に良く辛抱したと思います。最後の最後、辛抱できずにパスミスで相手にプレゼントしたシーンでは流石に「終わった」と思いましたが、ジェフのFWが滑ってシュート出来ず。不思議とクロスバーにボールが跳ね返るシーンも多く、かつて恐れられたジェフにまったく勝てないという「犬の呪い」が反転して「亀の呪い」となって継続しいると思われます。アウェイで運良く勝ち点1を獲得。




今のジェフ相手にアウェイで勝ち点1は十分な結果だと思います。野村さんも戻って来たし、天気も良かったし、ピザも良かったので十分じゃないでしょうか。現有戦力でギリギリの戦いをやっている中で、ゴールデンウィークの連戦に突入。もう少し怪我人が戻って来てくれると良いのだけれども。


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