2024/05/27

2024年 明治安田J2リーグ 第17節 山口戦

【大分 0 - 0 山口】


絶好調レノファ山口を対戦相手に迎えるも、またも引き分けに終わった17節。DAZN生観戦でした。もはや音声はミュートしているので解説していない解説は気になりません。試合前、きっと前半の内容だけ良くて、後半にパワーダウンするのかな?それであれば前半にビールをしこたま飲んで後半の内容が記憶に残らなければ完璧なエンターテインメントサッカーになり得るのではないか?そんな仮説を作って挑戦してみようかと思いましたが、スタメンから察するに後半パワーダウン対策が施されていました。前半の立ち位置もスタメンも変わったのでとりあえず飲まずに観た。しかしそれは対策だったのだろうか。スコアレスドローとなった山口戦。スタメンには怪我人増加の雰囲気を感じてしまった。

サイドバックが居ません。おい、どうした茂平。右サイドバック不在という緊急事態。茂平であってもどちらかというとサイドハーフというか、本職の右サイドバックなのかどうかはちょっと怪しいくらいなのに、その茂平までもベンチ外です。サイドバックが居なくなってしまった・・・。


困った時はとりあえず若手です。保田堅心さん、ちょっとやってみる?若いから大丈夫でしょう?シフト入ってね、みたいな感じでしょうか?右サイドバックバイトが決定。若いから大丈夫。もしかすると偽サイドバック的に中に入ってアンカーっぽく動くレノファ山口対策なのかもしれないし。結果試合を通じて茂平バリのロングスロー以外は何も無かったので普通の右サイドバック業務に90分間従事されておりました。普通になんとかこなせたのは凄いけれども。


ベンチではムンキョンゴンがGKにサブメンバーになっており、西川の2ndキーパーの序列が変わったのか、怪我なのか。中川を先発に持ってきて、キャプテン渡邉新太を後半から投入したので前半・後半の攻撃のバランスは取れたような印象はあった。伊佐も渡邉新太も元気だっし、ペレイラと久々に見たデルランを投入して3バックの準備もしていたようなので極端なパワーダウン感は無かった。


対するレノファ山口。絶好調。今年の編成的に戦力分析的にはかなり厳しいと予想していたのだけれども、新しく就任した志垣監督の元、大躍進。イングランドの留学を得て、育成・コーチとキャリアを築いていった監督。昨年J3でFC大阪を躍進させた手腕を買われてJ2昇格。そしてJ2でもこの成績。結果で応えてステップアップしていく間違いなく腕のあるプロです。志垣監督。元々いた選手も脂がのってきた。FW梅木はJ2で屈指の空中戦勝率を誇る。強化指定から育成した梅木を攻撃の軸に据え、ハイプレスとロングボールを掛け合わせたストロングスタイル。我が軍の高い位置でのボール奪取とはちょっと合わないスタイル。早めに梅木に向けて蹴ってしまうのでセカンドボール拾い合戦。まず空中戦で梅木のボールコントロールを奪わなければならない。そしてセカンドボールを拾う。自ずと肉弾戦の様相になってしまう。ファウルで試合が止まることが多かった。ストロングスタイルに生まれ変わった山口。厄介でした。


試合はレノファ山口のハイプレスが新鮮だった。ここ数試合のトリニータの試合を分析した上でハイプレスを敢行するっていうのが3連勝しているチームの自信。すぐに心を折ってやった水戸との違いです。剥がして前進できるだろうと思っていたのだけれども、どうも足元でボールがおぼつかないシーンが増えた気がして、芝の状態なのか?何なのか。最初の決定機、宇津元のシュートは惜しかった。後は決めるだけの状態が続く宇津元。ケチャップの蓋が開けられません。宇津元のケチャップが出る日、それがトリニータが勝ち点3を得られる日になるんじゃなかろうか。この日の内容だと、眠れぬ夜を過ごしているであろう宇津元。来週はホットドックにケチャップ過剰に塗って食べます、私。ゲン担ぎします。


後半、レノファ山口が盛り返す。セカンドボールを奪取し続けないと山口にひっくり返されることになり、前進を許してしまう。スペースを取り戻すのに苦労し始める。選手交代で3バックに移行するも、即座に山口も3バックにしてミラーゲーム持ち込んでくるストロングスタイル。志垣監督、かなり分かり易い感じのチーム作りと戦術駆使をする模様。後半はパワーダウンはそこまで感じなかったものの、攻撃の意思疎通みたいなものの質が落ちてしまった。共通理解というか。ボールを扱う精度が低い日に、練度が低いメンバー構成になってしまった。それでも好調山口に最後の最後までやられなかったのは守備陣の奮闘のお陰だと思われます。最後まで身体を張って死守してくれました。


結果はスコアレスドローですけれども、終盤は決定機を作られていたので引き分けでもポジティブな印象はある。確かに勝利から遠ざかってはいるものの、怪我人が増えてしまっているようなので、心配になってきた。この試合のメンバーも前後半のバランスを取ったのか?それとも長い時間プレーできる選手順にしたのか分からない。長い時間プレーできる選手を前半に持ってきているとすればかなり危機的な状況なのかもしれない。ギリギリのメンバーでリーグ戦を戦っている。暑さが酷くなっていく中、よく踏ん張っているとは思うのだけれども、結果を出さければなりません。なんとか1勝を、ホームで叶えて欲しい。引き分けの連続を、次こそは乗り越えよう。


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