2020/11/04

2020年 明治安田生命J1リーグ 第26節 横浜FC戦

【横浜FC 2 - 3 大分】
    
ゴール出ました!3得点!溜まっていたケチャップがドバドバ出ました!「ゴールって言うのはケチャップみたいなものだって言っていたよ。いくら頑張っても出ないと思ったら、一気にたくさん出たりする。ゴールもそういうものだって。」かつて同僚のイグアインにアドバイスしたとされるファン・ニステルローイの格言。ゴールはケチャップみたいなもの。日本では本田圭佑経由でケチャドバとして知られるようになったゴールとケチャップの関係。しばらく得点から遠ざかっていた我が大分トリニータのために、出来ることは無いのかと思い立ちまして、応援に行って来ましたニッパツへ。
 

ケチャップ持参。ゴールがケチャップみたいなものなら、ケチャップ出せば良いんです。ケチャップ持参でケチャップ出しに行って来ました。ケチャップ出せればゴールも出せる。元気があれば何でもできる的な猪木イズムです。瓶と缶は持ち込み禁止なのでプラスチック容器に入ったハインツのケチャップを買ってニッパツへ。601ml以上だと紙コップに移し替えろと言われかねず、地獄絵図みたいな観戦になりそうだったので小サイズにしておきました。スーパーで色々なケチャップを見てですね、デルモンテとかカゴメの容器だと100%ケチャップ出るだろ、これはっていう雰囲気だったので一番出難そうなハインツにしたんですけれども、それでも出るっつうの。安いファミレスでポテト頼んだ時に出て来るハインツのケチャップだけ出難いイメージ。ニステルローイは瓶のこと言ってるだろ、あれは。とにかくゲン担ぎってことで観戦ルールに従いつつ試合前にケチャップ使いまくりました。
 

この日のスタメンは中2日の連戦とあって予想通りのターンオーバー。特に前線は予想通りの伊佐先発。シャドーが野村と田中達也、左に星で右に小出、ボランチは島川と長谷川のコンビ、最終ラインは三竿が戻っていつも通りのメンバーとなりました。生の伊佐は久しぶりだったのでね、試合始まる前からふくらはぎ写真を撮りまくりました。我ながら道を踏み外しているなと感じます。
 

本当に素晴らしい肉っぷり。ケチャップ塗りたい。久々にアウェイ側が解禁されたスタジアムに行けた訳ですが、やっぱり良い。声を出せない制限の中で、無言でチャントが歌われているかのような手拍子だけが揃う謎の集団芸に笑ってしまった。練習していないはずなのに、なぜ出来たんだあんなことが。(トーリニータ)ドドンガドンドンっていう、いつものあれが無言トリニータチャントとなって脳内に聞こえました。恐るべしゴール裏住人。選手の脳内にも届いたに違いない。






  

対する横浜FCは時々ベテラン勢を使うくせに、我が軍には若手をあてがいやがります。レジェンドの1人中村俊輔がベンチに入っていただけでした。活きの良い若手が多くて辛いです。横浜FCの未来は明るい。この日は4-3-3っぽい並びで前半躍動。六反と瀬沼が若手に指示を出すコミュニケーションが丸聞こえで面白かった。我が軍よりも活発にしゃべりながらプレーしていた印象。途中からトリニータのボランチが最終ラインに降りだした矢先に「後ろビルドアップで4枚になってるからサイドハーフ上げろ!」って六反が叫んでいました。的確なコミュニケーションのお陰だったのか、とにかく前半は横浜FCにボールを握られっぱなし。


昭和電工ドームでの試合では珍しく前からのプレスがハマって高い位置で盗賊団の如くボールを奪えまくっていたのだけれども、この日は伊佐が苛立ちをみせるくらいプレスがハマらなかった。ただ守れてはいたので、それほど無理せず、前半はやり過ごす気かと思っていたのですが飲水タイムで片野坂監督が珍しくガッツリ指示を出していたので想定外の何かがあったのかもしれない。



トリニータの攻撃は両サイド、小出と星以降から前線に繋げられ難く、ロストから相手ボールが多くなってリズムが出なかった。両サイドを高く保てた横浜FCにサイドの攻防で上回れてしまった前半であった。そうこうしているうちにセットプレー、クロスから2失点。前半に2失点。暗い雰囲気になりかけましたけれども、コーナーキックで島川が得点して1点差に出来たことは大きかった。前節羽田がスタメンで、その高さを活かしたセットプレーに可能性を感じ始めた矢先に島川が意地のゴールで強烈な自己主張。素晴らしい。野村のキック、得点への意欲が上がっている島川が結果を出した。やはりセットプレーで得点出来ると大きい。ニアに入った鈴木の動きも良かった。後半に希望を繋げられた。セットプレーからの失点はダメ過ぎたけれども、忘れることが出来た。

 

 


両監督がコミュニケーションをハーフタイムに指示。しゃべれってことです。後半スタートから星に代えて髙澤をシャドーに投入し、田中達也を左サイドに移したトリニータ。前半の内容から一転、徐々にトリニータがボールを握る展開に。マンツーマンっぽく対峙する相手を決めたらしい。左サイドの田中達也はシャドーよりも躍動しっぱなしで、横浜FCの右サイドをズタズタに。このおかげでサイドを上げられなくなった横浜FCはボールも保持できずに、遂に足も止まって後手後手に。前半と後半でまるで逆の展開に。あとは同点ゴールを決めるだけ、といういつもの雰囲気に。
 

時間だけが経過していく中で、次々と交代カードを切った片野坂監督。勢いを取り戻そうと下平監督も瀬沼を下げて一美を投入して3バックに移行するなど抵抗を試みるが状況は変わらずトリニータペース。同点ケチャップを出したのは知念、知念でした。ようやくケチャップが出たとしか言えない知念らしい強引なシュートでDF×2とGKの壁をこじ開けた同点弾。沖縄風味のケチャップinタコライス。知念本人はゴール後も至って冷静。ベンチメンバーが大盛り上がり。



 

同点に追いついた後も攻撃を緩めなかったトリニータはアディショナルタイムに岩田のクロスを田中達也が狙いすましたヘディングシュートで叩き込んで大逆転!ケチャップドバドバ出た!ベンチは大騒ぎ!最高でした!




 

このところ相性の良くないニッパツでまさか2点差をひっくり返す大逆転劇を演じたトリニータ。しつこくしつこくやり続けたボール回しと、試合の中での修正力、知念、髙澤、町田、野村が前線で見せた連携。今季新しく加わったメンバーが遂に全員の個性を活かせ始めた試合となりました。ケチャップの容器はパンパンに詰まっていた。空じゃなかったからドバドバ出たのである!ここが重要!





 

抜群にケチャップ効果が出てしまいましたけれども、関係無いですから!たまたまですから!スタジアムの外で太鼓叩くより効果のある良いジンクス出来ちゃったけれども、これまで積み上げて来たことがようやく花開いたのが横浜FC戦だったということだと思います。花開いたり萎んだり忙しいシーズンだけれども。
 

シュート本数も多く、コーナーキック13本も大満足な数値。とにかく野村のキックの精度が高かった。古巣相手にモチベーション高く大活躍。もっとセットプレーも突き詰めて欲しい。田中達也の決勝ゴール不敗神話も継続。大逆転勝利、久々に最高のサッカーの試合を観た満足感でいっぱいです。後半は本当に素晴らしい内容でした。
 

6位以内の目標達成はかなり厳しい状況ですが、一つでも順位を上げられるように最後まで頑張って欲しい。内容も良く、セットプレーでも得点出来たし、新戦力も尻上がりに結果を出している。シーズンも佳境、最後まで不撓不屈でケチャップを出し続けて欲しい。今シーズンの分は出し尽くして欲しい!

 


 

2 件のコメント:

  1. 知念の強引っぽい同点ゴール🚩🙌🚩
    見事でした‼️
    ゴール裏無言集団も大盛り上がりでした❗
    岩田のシュートも地を這うような強烈キック
    噛み合ってきましたね🎵

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    1. 自転車最高様

      コメントありがとうございます。
      知念見事でしたねぇ。もう少し観たいですけれども契約は契約ですからね。来年どうなるか。気になる季節が近づいて来ました。

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