2020/12/13

2020年 明治安田生命J1リーグ 第32節 札幌戦

【大分 1 - 1 札幌】


札幌を迎えてのホーム最終戦をDAZN生観戦。結局今年は一度もホーム観戦できませんでした。あれ?行ってないよな?行ってないな。行ってないと思う。今年の記憶があやふや過ぎて自信ありませんが行ってない気がします。ラスト5連戦の3つ目札幌戦。勝ち点差で「3」となっていることもあり、負けられない試合。ターンオーバーが予想された中、スタメンには衝撃を受けた。鈴木義宜ベンチ外!大分駅前で号外が配られたに違いない!

 

鈴木義宜入団から5年、リーグ戦でベンチにも入らなかったことは激レア。この試合を含めて2試合しかないレアさ。前節の柏戦での脳震盪の影響で大事を取ってお休みとなった鉄人。DAZNでは元気そうだったので一安心。鉄人がベンチ外という知らせだけを見たらもう複雑骨折とかじゃないとあり得ないという思い込みがあったので心配し過ぎましたが無事で良かった。166試合連続のフルタイム出場、205試合の連続出場。205試合、1万4940分ですってよ。記録は途絶えたものの、安定感とその鉄人っぷりを物語るには十分過ぎる数値。特にJ3は真夏の炎天下にも試合をしていたので誰も成し遂げていない過酷な環境下での連続出場であることを評価して欲しい。大分トリニータのサポーターたちはこの記録が超絶大記録であると知っている。当たり前の様に出場していたので違和感しかありません。その激レア状態の穴を埋める役割に抜擢されたのがルーキー羽田。インターン生からの入団なので2年目っぽいですけれども、ルーキーです。ルーキー羽田にとっては大チャンス到来。他のスタメンは柏戦からターンオーバー。ベンチには小手川も入る。

 

対する札幌、今シーズンは中々浮上しなかった印象だけれどもミシャ式の進化過程だったのかどうなのか。一人一殺と呼ばれていた物騒な戦術、オールコートマンツーマンディフェンスが取り沙汰されていたけれども、そこまで先鋭化した戦術にも見えず、柏との試合とはまた違ったアグレッシブなミラーゲームとなりました。試合自体は面白かった。

 

試合の日は12月12日、ニータンの誕生日。マスコットとなって10年以上、ホームスタジアムが誕生日開催となったのは初。これまたレア。お手手に水分が無い爬虫類。それもレアな。

 

千葉でキャンプを張っていたらしい札幌は連戦でなく元気に前線からプレス。我が軍はGKも含めてボール回しをするためマンマークは出来ないはずで、1人余る前線に向けてのロングボールを効果的に使えていた印象。特にワントップの知念が前線でポストプレーすると思わせて、裏に抜けたボールを両サイドが追うという形に狙いが見えました。田中達也と松本怜からチャンスメイクが出来ていましたが、得点は知念の守備からでした。最終ラインでのパス回しをカットして保持し、クロスを上げた知念。中で潰れた町田、こぼれ球を押し込んだ野村という流れ。野村と町田のシャドーのクオリティが高まっていく一方。知念も良かった。

 

リードした前半は上手く試合を進められましたが、連戦の疲れもありパワーダウン感は否めなかった。ただ前半から長身FWジェイと戦い続けた羽田の守備力は頼もしかった。50分過ぎに高木のフィードが後頭部に直撃したシーンは運が無さ過ぎたけれども安定感はあった。高木のキックが悪い。あれはヘディング扱いだからキーパーは戻って来たボールを手で扱って良いのか。ぶつけておいて試合中にも関わらず堪え切れずにニヤニヤ笑っていた高木。スタンドで観ていた鈴木義宜も爆笑していたけれども集中!集中して!羽田、色々と持ってる。 ペトロヴィッチ監督が後半から投入したアンデルソンロペスとドウグラスオリヴェリラに圧され気味となった守備陣に刀根を投入して闘魂注入。それでも疲労感が伝わってくる3戦目。アンデルソンロペスに捻じ込まれて同点に追いつかれてしまう。その後も決定機を作り切れないまま、逆に札幌に決定機を作られるもギリギリで守り切ってのドロー決着。得点が少ない課題を克服したいですね・・・。

 

対札幌、謎の相性の良さに救われました。負けると順位が入れ替わる試合でしたから、残り2合試合で順位をキープできるように踏ん張りましょう。しかし、本当に羽田は良かった。インターン生から加入したこともあってプロの生活に慣れるのも早かったろうし、ボランチを経験したことで戦術的な流れを習得し、センターバックとして自身の強みである高さや強さでJ1レベルでも通用することが証明できた、大きな自信が付いた試合となったはず。ここから1万分出場目指そう。1万分を。馴染ませ具合と育成具合が良い。今シーズン入った新インターン生達も羽田先輩を目指そう。


ようやく心が追いついて、落ち着いて試合を観れるようになりました。三平の契約を満了としてまでも、何かを得ようとする強化部の強い意志の理由はこれから分かるはず。厳しさを増すであろう来季に向けて色々と動きがあるはず。はずです、はず。レアなことが多かったホーム最終戦でした。

2 件のコメント:

  1. 現地観戦しました‼️
    羽田はイイ
    ことごとくヘディングで跳ね返し(タカーギ……)
    去年の33節約仙台戦でのデビューから1年で馴染みすぎでした
    鈴木との2枚センターバックってのもありかな🎵
    終了後の4人のチャントもよかったですよ😃

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    1. 自転車最高様

      コメントありがとうございます。羽田は代役を補って余りある未来を指し示してくれましたね。将来に期待しましょう。

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