2020/12/06

2020年 明治安田生命J1リーグ 第31節 仙台戦

【大分 0 - 2 仙台】


DAZN生観戦。最下位仙台を迎えての試合でしたがシーズンクライマックス5連戦の出鼻をくじかれまくりの試合となりました。20秒もせずに失点してしまったのではゲームプランもへったくれもありません。90分間背負ったハンデを押し返せないまま試合終了となりました。首位川崎に勝てて最下位仙台に負けるというサッカーの難しさを物語る試合でございました。トホホです、トホホでした。

 

5連戦を考慮しつつ、なるべく出し惜しみして結果を残したかったはずの試合、ボールを持てることを想定して知念をワントップに据えて、野村と町田のツーシャドーとう前線の組み合わせ。左の田中達也に右の松本怜。後ろはいつものメンバー。野村と町田のクオリティが高いので不満は無いのだけれども小塚、三平らのシャドー交代人員が不足中。

 

対する仙台。長身FW長沢駿が絶好調で未だ最下位ながらもチームとしては復調傾向。我が軍よりも強化費が多いのに弱者の戦いを強いられている苦しいシーズンとなった元凶は怪我人の多さ。渡邉晋前監督がチャレンジできなかった「仙台のサッカー」の具現化を棚上げせざるを得ないシーズンになってしまった。それでも木山監督で我慢し続けた方針が徐々に実りつつある。湘南もそうだけれども序盤に結果が出なかったJ1下位チームが復調しているのは来期に向けて残留争いが激化する兆候ではなかろうか。異例となったシーズンで下位に沈んだチームが来季の行方を左右しそう。

 

開始直後のプレーが失点に繋がるっていうのはもう、油断大敵以外の何ものでもないと思うのだけれども、やっちまったもんはしょうがなく、どうやって1点返すのかって話です。仙台は割と前からプレスをかけに来ていたので、0-0の状態であれば擬似カウンター気味に攻撃が出来たかもしれないんだけれども、リードを活かして中盤から後ろはどっしりブロックを築いてしまっていた気がする。DAZNではボール中心の画作りなので何とも言えないんだけれども、島尾さんこと、シマオマテが待てしてた気がする。これが書きたかっただけのような気もする。とにかく1点のビハインドを背負っての攻撃は難しい状況を生み出してしまった。仙台は守備時に5バック気味になって最終ラインのスペースを隠蔽。特に左サイドの田中達也対策は完璧。田中達也がスピードを上げて深い位置をえぐってクロスを上げるシーンが思い出せない。浅い位置からのクロスが多くなってしまった左サイド。右サイドは侵入出来たシーンもあったけれども決定機は作れず。ボールは握れどゴールは遠い前半でした。スピードに乗った攻撃は極少。負けパターンの雰囲気しか感じませんでしたよ、えぇ。

 

後半開始から島川に代えて小林裕紀を投入。ほぼ最終ラインに入りっぱなしになった小林裕紀は上手く仙台を引き出してスペースを作り出そうとしていたと思うんだけれども、仙台が慎重に試合を運び始めたこともあって劇的には変わらず。程よく間延びさせて少し改善した時間帯もあったんだけれども、74分にコーナーキックから失点してしまう。我が軍のコーナーキックは何度蹴っても決まらないのにな!2点差になって、島尾さんのガッツリハンドを見逃す主審の大失態があったものの、得点を奪えずに試合終了となりました。

 

優勝チームも決まってしまい、降格も無いシーズンでモチベーションを保つのは難しいかもしれないけれども、今日の試合に限っては木山監督の「守備策」を上回れなかったことが敗北の要因だと思われる。その上早々の失点で渡りに船状態。試合の入り方が悔やまれる。残り4試合、上位に追いつけるのか、このままなのか。


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