2020/12/28

データで振り返る2020


はぁ・・・・・・。応援してきた県北出身者がまた居なくなってしまいました・・・。宇佐から世界へ飛び立つものだと思っていたらマリノス移籍。横浜は世界じゃねぇぞ、日本だぞ。シティグループに繋がりはあるものの、がっつり神奈川県ですから。意気消沈の年末となりました。移籍金を残してくれたっぽいのでありがたい移籍ではありますが非常に残念。辛い。とても辛い。現実逃避に今年の戦いっぷりをデータで振り返ってみようと思っていた矢先に色々と移籍関連ニュースがバスバス出始めて追いつかないのですが、とりあえず年内最後の更新です。




フットボールラボにあったデータを貼り付けるだけのお仕事です。まずはチームとしてのデータまとめ。リーグ戦のみのデータとなります。


11位、勝ち点43で終わった今シーズン。2019シーズンと比べてもあまり意味は無いのですが失点が増えて得失点差がマイナスで終了となりました。総得点は去年より1点多いという、意外なデータ。続いてゴールパターンと失点パターンの比率。



得点は実は去年よりセットプレーでほんの少しだけども得点比率は上がっている。あれだけ得点出来ていないイメージだったにも関わらず、実は向上していたという事実。これは良い傾向なので来年以降も伸ばして欲しい部分。10失点増ですが、課題は明白。昨年に比べてセットプレーからの失点比率とショートパスで崩されての失点比率が増えている点が顕著。課題を克服せねば付け入るため穴は塞がなければならない。続いてスタメンのデータ。



連戦でターンオーバーせざるを得ず、チームとしての総合力が問われた。GKはちょうど半分ずつ分け合ったスタメン登場回数。3バックの安定感があるので大崩れすることが無かったことが救い。シーズン序盤に秘密のまま終わってしまった「新戦術」との使い分けが上手くいかず、結局昨シーズンのやり方で、3バックを継続。今年は三竿の安定稼働がとにかく素晴らしかった。鈴木義宜と三竿に関しては最大級の評価が必要です。凄まじい回復力の3バックであった。


ボランチは島川の出場が伸びた。島川はコンディションが良く、昨シーズン後半からレギュラーだった小林不在の穴を補って余りある活躍。中盤の要となった。長谷川は主軸に成長、ミドルシュートを枠に飛ばして次のレベルに移行して欲しい。右サイドは松本怜の出場機会が半分程度に。世代交代というよりはターンオーバーの影響と思われます。左は香川の怪我以降、田中達也と星で使い分けされた。田中達也がシャドーに入ることがあったけれども、昨シーズンの右サイドに偏った攻撃から今シーズンは左からもバランスよく攻撃出来ていた。香川のフィットっぷりは良かった。左からの攻撃は成長出来たポイント。シャドーは最終的に野村と町田で落ち着いた印象。相変わらずのレギュラー激戦区であった。小塚のスタメンが激減してしまった。小塚、どうなるのだろうか。ワントップは知念と伊佐でターンオーバーされたイメージそのものの結果となりました。続いて様々なスタッツの5傑。



出場試合と出場時間で顕著なのはやはり3バック。全34試合に出場の三竿、33試合にスタメンの鈴木、30試合出場の岩田と安定の3バック。途中出場もあった田中達也、島川もフル稼働であった。ゴールに関しては田中達也の8ゴールがトップ。チームを救ったゴールが多かった。次点が髙澤。J3からJ1に来て6ゴールは素晴らしい。でもシュートもゴールもアシストも全般的に寂しい数値となっています。パス交換に関しては、岩田が居なくなってボールを動かすキーマンが不在となることが不安になってくるデータ。岩田の穴を埋めるよりも4バックへの移行もあるかもしれない。



続いてレンタル組、早々に國分の完全移籍が発表されてしまいました。レンタル出張組の中で、最も戻る可能性が高そうだった國分がJ2山形へ完全移籍。強化部の考え方がかなり変わったと思われる。完全なるJ1仕様へと変えるつもりだ。それにしても國分を手放すのはもったいない。今シーズンの國分のデータはJ2でも顕著なデータが出ていた。






國分はJ2においてコンスタントに試合に出て、北九州の残留どころか昇格争いにまで押し上げた原動力であった。パスによるチャンスメイクとボール奪取においてJ2でトップ10に入る指標を叩き出しており、J2屈指の中盤タレントへと成長。J3からJ2に這い上がって成長した男。この男が戻らないならば、他のレンタル組も出張継続か移籍かになってしまうのではなかろうか。同じくJ2に出張中の小島。



小島はJ222試合出場。2月の開幕からスタメンを奪取する素晴らしいスタートも、シーズン中断。5月に左脛骨疲労骨折で全治3か月。8月に復帰してからは再びスタメンに返り咲くも、終盤にはメンバーから外れたりと来シーズンに向けて読めない状況。新潟の監督は継続路線だけれども、経験値を積むのであれば出場してなんぼなので旅が続くか?オリンピック出場にはアピールが必要。レンタル継続の可能性が高いと思われる。続いてはJ3出張組。






群馬をJ2に昇格させた後に藤枝に再レンタルとなった姫野。J3ではパスやボール奪取に磨きがかかっており、出場試合数も激増。充実のシーズンを過ごしてJ2へのステップアップが視野に入り始めた。データ的に顕著な成長を見せております。素晴らしい。一時期は路頭に迷っていた吉平翼も同じく藤枝で11ゴールとJ3で開花中。諦めない気持ちが大事。





続いて坂井。鳥取に移籍して27試合に出場。稼働は激増。ほぼ主力としてシーズン通して試合には出場。主に出場したオフェンシブハーフとして数値的に特徴は薄いものの、6ゴールという結果を残した。コンスタントに試合に出るという経験値を得たのは大きい。這い上がれセカイノサカイ。





松本山雅への移籍が決まった佐藤はもうそっとしておいて、最後のレンタル組、川西翔太。我が軍の都合でJ3に解き放たれた獣。J3で屈指の存在感となってしまった。J3にいてはダメな選手です。川西に対しては本当に非情。申し訳ないったらありゃしない。というか、三平らを契約満了とし、来シーズンに向けて非情に舵を切った強化部の方針。J1仕様へ移行する覚悟を持った印象。絶対に生き残らねばならない。J1に残るための策を優先している。もしもJ2に落ちた場合のバックアッププランとして残したレンタル組も危うい。4チームが降格する来シーズン、覚悟を決めてJ1維持をする気だと思われます。ここから補強されるメンバーがどうなるのか、強化部の仕事っぷりに期待するしかない。方針の変化を強く感じるシーズンオフ。大変だった2020からJ1で生き残りを懸けた2021へ、期待と不安のシーズンオフになりそう。それでは皆さん、これからも一喜一憂あると思いますが良いお年を。



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