2021/03/07

2021年 明治安田生命J1リーグ 第2節 横浜FC戦

【横浜FC 1 - 2 大分】

   
 シーズン初白星!安堵&安堵の勝ち点3。泥臭く逃げ切った試合となりました。チケットが売れ残っていたのでひっそりと観戦。新生大分トリニータ、生まれ変わっていました。 


首都圏は未だ緊急事態制限下とあってイベントの上限5000人以下の収容で開催。アウェイ側は解放されず。アウェイグッズも身に付けられないので、男は黙って黒ラベル観戦スタイルです。


新生っぽかった点その①、試合前の見慣れたウォーミングアップ方法が変わっていた。大したことでは無いんだけど、新鮮であった。どういう風に変わっていたかは、一枚も写真に残っていません。帰って確認したらアップ中は伊佐のふくらはぎの写真しか撮ってなかったので何も残せていませんでした。


新生っぽかった点その②、アウェイユニフォームも良い感じ。白しましま。特に背中が良い。良い。
 

 

第2節のスタメンは伊佐のワントップに渡邉新太と小林成豪のツーシャドー。左に福森、右に井上健太。ボランチは長谷川と下田の組み合わせ。3バックは左から三竿、坂、上夷という組み合わせ。GKは開幕戦とは段違いに頼もしかったキャプテン高木。ベンチにはルヴァンカップで動きの良かった屋敷が入っているのがワンポイント。 開幕戦の守備時4バックは発動せず、守備時には5-4-1のブロックを築く形になっていた。攻撃時は横浜FCのプレスの枚数に応じてボランチが最終ラインに落ちたり、落ちなかったりといったところ。




高畑と屋敷だけがサラサラヘアでした。若い。毛が若い。
 

新生ぽかった点その③、上夷は「エビ」と呼ばれていることが発覚。エビ。ウエでもなければビスでもなく、エビです。プロフィールよりも背丈や身体が大きく感じた。エビはエビでも伊勢海老くらいはあった。



 

対する横浜FC。シーズンオフに若手が引き抜かれた。ロンメルに斉藤光毅、神戸に小林友希、G大阪に一美、清水に中山克広、福岡に志知と有望株が去る。カルフィンヨンアピンは昨シーズンから怪我で長期離脱中。浦和から移籍した岩武も怪我らしく不在。守備陣はコマ不足の印象。攻撃陣は千葉からクレーベ、G大阪から渡邉千真、神戸から小川慶治朗、鹿島から伊藤翔、仙台からジャーメイン良を補強。この日はクレーベと齋藤をツートップにした4-4-2のフォーメーションで対峙。


開幕戦で札幌相手に5失点してダメージの残る負け方をした横浜FC。この日も守備は不安定。大分トリニータ、開始11分で2得点出来てしまった。1得点目は左サイドからのクロスを何故かペナルティエリア内から戻って来ない三竿が決めた。グラウンダーのクロスを出してアシストしたのは下田。ボランチがサイドからクロスを上げるって、今まであったかな・・・。下田の背番号が11なので違和感は無かったけれども、落ち着いて考えると新鮮。今までなかった気がする。下田、パススピード速かった。ビルドアップの流れとは言え、三竿が最終ラインからペナルティエリア内まで入って行くんだからチャンスになるわな。




2得点目はセットプレーのこぼれ球を拾うも、奪われてカウンターを受けそうになった時に爆速でプレスを敢行した井上健太が自ら奪って右サイドから仕掛け、クロスを供給。これを横浜FCのDFがクリアを空振り。ペナルティエリア内で空振り。そこを見逃さず中で待っていた小林成豪が上手に流し込んで突き放した。井上健太の即時奪還がカウンター×カウンターになりました。小林成豪も長い間怪我で苦しんでいたので報われて良かった。復活のゴールは激戦区シャドーのスタメン競争を更に活性化させることでしょう。渡邉新太の真面目過ぎるほどの貢献っぷりも素晴らしかった。




ルヴァンカップを含めて得点出来ている点が良い。なかなかボールを握れない試合運びに不安はあれど、流れの中で新戦力が絡み合っているので未来は明るいはず。ボール回しに慣れるには時間がかかると思うので今は泥臭く勝ち点を重ねていけることが大正義ですね。 2得点後は前がかりにならざるを得ない横浜FCに押されたのは仕方ない。セットプレーでFKを直接決められてしまったけれども、流れの中からはやられなかったので大丈夫ってことにしておきましょう。大逆転勝利を飾った昨年のニッパツでの横浜FC戦とは真逆の展開だったので前半を終えて心配ではありました。

 

試合を決める3点目が欲しかった大分トリニータのハーフタイムコメント。マイボールの時間を長くして、もう少し楽な試合運びを行いたかった。

 

 

とにかく守備の立ち上がりに不安を感じている下平監督。ペナルティエリア内で空振りされちゃ戦術もへったくれもないけれども、空振りする選手しか居ない台所事情が辛い。ただ、横浜FCの攻撃は左サイドの松尾が素晴らしい出来で、仕掛けられたら止められないレベルのスピードに手を焼いた。後半途中に羽田を投入して3バックの真ん中に据え、坂を右に移動させて松尾対策。横浜FCは更に伊藤翔や渡邉千真を投入して反撃を試みますが、そこは羽田が跳ね返すという新しい対応っぷりで逃げ切りを図る。同時投入された長沢と髙澤が前線で身体を張って時間を作れるようになり、押し込めるようになった15分間程度は最もゲームが落ち着いていた。



最後のパワープレーは迫力があった横浜FC。ラストプレーで同点ゴールか、という場面まで作れたがオフサイド判定。VARに救われた訳ではなく、副審がガッツリオフサイド判定をしていて、そのオフサイド判定が正しいかどうかのレビューでした。行事軍配通り。副審は正しかった。結局後半には得点が動かず、そのままのスコアで試合は終了。結果的に逃げ切り型の試合運びにはなってしまいましたが、結果オーライ。予算規模的に近い横浜FCのホームで得られたこの結果は大きい!素晴らしい勝利となりました。

なんだか不安を覚える試合運びだっていう話なんだけれども、リーグ戦は負け無しで素晴らしいスタートを切っている。昇格したばかりの徳島、予算的にライバルの横浜FC相手なので何とも評価しずらいのだけれども、結果だけみれば問題無し。2008年以来だっつうことで幸先はよろしい。一致団結して泥臭く戦い続けて欲しい。新戦力による今までに無かった形が具現化してきているので期待したい。生まれ変わり始めている胎動が聞こえる。

   

J1通算100勝!おめでとうございます。大変おめでたい。ひとつひとつ積み重ねて行きましょう。








2 件のコメント:

  1. 弓場くんじゃなくて屋敷くんな…(´・ω・`)

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    1. ありがとうございます。訂正しておきました。
      朝早いですね・・・

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