2021/04/26

2021年 明治安田生命J1リーグ 第11節 浦和戦

【浦和 3 - 2 大分】


白熱のシーソーゲーム、試合自体は面白かったけれども7連敗という結果が重くのしかかる。浦和のスタジアムはチケットが希少な状況に陥っていることもあって家でDAZN生観戦。勝利出来ず、得点出来ないチームに対して声援を送ることが出来ない今、良いプレーには拍手しながらゲン担ぎに精を出すことくらいしか出来ません。


まずはカツ丼から。勝利のために敵に勝つ、カツ丼を接種して勝利要素をふんだんに注入。先週カツカレーが効果無かったので丼にしました。丼に。勝ち点とカツ丼の語感が似ているからです。自分でも何を書いているのかよく分かりません。


ゴール欠乏症に対しては瓶に詰まったケチャップを出す作業を追加。おやつとして食べたくもないポテトとホットドッグにケチャップをドバドバかけて詰まったケチャップがまとまって出るが如く、ゴールも出ますようにとゲン担ぎ。コレステロールで血管を埋め、塩分過多により内臓の健康を損なうことで得点との等価交換を行うべく、サッカーの錬金術に身を捧げるのです。勝てなさ過ぎてこんなこと書き出したら末期症状です。


スタメンにはGKにテコ入れの雰囲気。ポープがJ1リーグ初スタメン。プロ生活9年目にしてようやく手にしたビックチャンス。ポープ視点で見ると悲願のJ1にようやくたどり着いた。ルヴァンカップでは圧巻のパス回しだっただけに期待感はあった。CBは左から三竿、坂、小出、ボランチは小林裕紀と下田北斗、左に香川、右に松本怜、伊佐のワントップに小林成豪と町田のシャドーという構成。連携的にもしっくり来ているメンバー構成という印象。ベンチに長沢が戻って来たことは大きな安心要素。無事で何より。


対する浦和。今シーズンからリカルド・ロドリゲス監督が就任して明確なスタイルを持つチームに変貌。試合前にはGK西川周作のJ1通算500試合出場記念セレモニーが行われた。高卒から試合に出続けるという、最年少記録を樹立。GK業界では特異な記録。端的に言ってスーパーグレートです。得点出来ていないトリニータが、自らが生み出したSGGKからゴールを奪えるのか、というのがこの試合の見どころの一つでした。



2つ目の見どころは浦和のポゼッションサッカー。どちらがボールを握るのか。プレスと保持の表裏一体、ピンチがチャンスでチャンスがピンチとなるような試合を期待していました。



ただ、開始から2分で失点してしまう。ゲームプランも何もあったもんじゃねぇ。誰がどこにいるのかすら確かめられないうちに失点。それでも早すぎる失点だったが故に、得点を奪い取りに行く意欲が最初からドバドバ出ざるを得ない状況になったことで覚悟が決まった。保持する浦和に対して強度の高いプレスを伊佐が開始、シャドーの二人も連動することで守備が機能し始め、トリニータが攻める時間帯を増やすことが出来た。攻撃では4バックの浦和に対して、サイド奥のスペースを有効に使うことが出来ていた。前半24分の同点弾も全体を押し込んでペナルティエリアに人員を送り込み、ボールをサイドから送り込むことが出来たが故に生まれた。2得点目もボールをサイドに追い込み、パスカットから真ん中を崩した。いずれも下田北斗が前線で絡み、槙野が不運に絡み、町田が決めるという構図。素晴らしい前半であった。ケチャップドバドバ出た。3得点目を期待できるほどの決定機もあったし、試合を決める可能性さえあった。残念ながら2得点分しかケチャップは無かったんだけれども。


得点を奪うために前半飛ばさざるを得なかったトリニータは徐々に強度が落ち始める。浦和は後半開始から杉本健勇を下げて伊藤敦樹を投入。涼太郎じゃない方の伊藤。涼太郎はどこへ行った。小泉が前に出て来たこの交代がこの試合の決定打となった印象。中盤タイプの選手が厚めになった浦和に対し先手で手を打つベンチワーク。


小出を下げて刀根を真ん中に入れて、坂を右に回す。伊佐と髙澤は役割そのままワントップを交代。


次に両サイドをリフレッシュ。これで強度も下がらずにボールを保持できるはずであったが、徐々に押され気味に。75分に槙野に同点弾を決められてしまう。


これに対して1点を追うと決めたベンチ。戦線復帰したばかりの長沢を投入。バランスを考えるなら勝ちに行かずに同点で十分という考え方も出来たはずだが、連敗を止めるために勝利を渇望した。攻撃的に出るメッセージを受けたメンバーはバランスを攻撃面にシフト。高い位置でボールを奪おうとチャレンジした坂であったが交わされてカウンターを受けた。井上のスプリントも追いつかずクロスを放たれ、一度は高畑とポープが弾くもこぼれ球を田中達也に詰められて逆転を許してしまう。なんかどこかで同じような失点を見た気がする。再現性のある失点なら課題があるんじゃなかろうか。


諦めずに1点を追いつこうと長沢へボールを集めるが、ここで立ちはだかったのがSGGK西川周作。長沢の決定機や井上の決定機をことごとく掻き出してしまった。ケチャップ足らず。買い足してください!惜しかったけれども同点に追いつくことは出来ず、7連敗。ほとんどやれることはやった上での敗北でしょうか。得点が取れたけれども、さすがに3失点はダメです。どっちでケチャップ出てるんだって話です。ポープにとっては結果だけみると、ほろ苦いJ1デビューとなってしまいました。全般的には悪くなかったけれども、2失点目は慌てたか。最後のコーナーキックで駆け上がったのは惜しかった。


本当にサッカーはバランスが重要な球技で、攻撃と守備の意識の差でひっくり返ることがあると思い知らされた試合でした。良い攻撃が出来そうな時ほどひっくり返されるし、もし3失点の場面で防げていたら今度は逆にトリニータのチャンスだったろうし。もしも無理せず勝ち点1を持ち帰ろうとする意識があればもう少し慎重に試合運びが出来ていたのではなかろうか。前半に一度リードして勝てそうな、良い手応えがあった内容だったからこそ前がかりになってしまった。勝ちたかったからね・・・負けが込んでるだけにね・・・しょうがない。


町田は2ゴールと素晴らしい結果を出してくれた。久々のゴールに、来週から無理してケチャップ食べずに済む安堵感をもたらしてくれた。こっちが勝手にやってるだけなんですけどね。各々の選手の働きはかなり良かった。松本怜さんとのコンビプレーも素晴らしかった。


ちなみにtotoは64口購入して8つ的中。わたし、前回の反省をもとに冷静に予想して浦和の勝利を的中させてしまった。試合展開は全く予想と違ったけれども。今のところtoto1000口買う企画のうち、864口消化して成果なし。5月16日にクラウドファンディングが終わってしまうので、それまでに何とか結果を出したかったけれどもトリニータと同じく結果が出てない。スタジアムにも行けないし、ただただ内臓脂肪が増えるだけの週末を過ごしているだけになってしまっている。勝てていない時ほど、現実逃避をせず、ピッチ上で起きていることを冷静に分析せねばなりません。守備面の不安は加入したブラジル人たちが払拭してくれるだろうか。活躍を楽しみにしていた大卒新人たちがもう少し頑張ってくれたら希望が見いだせるのだけれども。逆にもう、トリニータの勝利を買わなければ当たるんじゃないかという気がしてきた。財布との等価交換。でも勝ち点は減らないから良いよね、お金は減っていくからね。どっちも増やしたい。諦めずに増やそう。増やしましょう、体重以外を。



2 件のコメント:

  1. アウェイ専用2021年4月27日 20:23

    自分はゲン担ぎで、試合前にトリが勝つにかけてチキンカツ食べてました。
    連敗続いてカツ成分が足りないのではないだろうかと併せてハムカツ食べたりもしましたが駄目でした。
    ゲン担ぎしないのが却ってゲン担ぎになるのでは、と悟りを啓いてカツ成分抜きで埼スタ行ってみましたが負けました。
    辛い。

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    1. アウェイ専用様

      コメントありがとうございます。いやー辛いですねー。トリカツは過去私も担いだ経験があります。シーズンによって効果は変わるので当たりを探り続けましょう。何とかして連敗を止めなければなりませぬ。頑張りましょう。

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