2021/04/04

2021年 明治安田生命J1リーグ 第7節 川崎戦

【川崎 2 - 0 大分】


あのー、全く忘れていたことが1つありまして。このブログを開始してから前回の更新が1000回目の節目だったんですよ。完全に忘れていまして、えぇ。これが1001回目の更新です。1000回更新は自分でもドン引きで、修験者ならば第三の眼が開眼しても良い頃合いなのですが、逆にサッカーが分からなくなる一方なので修行は続きます。何か特別企画をやろうと考えていたのだけれども、何も準備することもなく過ぎてしまった。やらかした。そんなことはさておき、王者川崎は強かった。この1週間、どうすれば川崎に勝てるのか妄想に妄想を重ねましたが、答えが出ぬままに等々力陸上競技場へ。チケットの入手は諦めかけていたのですが、リセールという便利な仕組みがあり、たまたまリセールされていたメインスタンドのチケットと巡り会って駆け落ちしてきました。大枚叩いた。なかなか行く機会の無かった改修されて以降のメインスタンドに初潜入してひっそりと観戦。





椅子そのものにクッションが付いている座席が整備されていて快適でした。色々な種類の座席もあり、設備充実。バックスタンドとゴール裏との乖離が激しいスタジアム。


フロン太くんは念入りに準備体操していたので、内臓の老齢化が垣間見えました。特に股関節に不安がある模様。


株です。カブレラの株野郎。改めて真正面から見ると、気持ち悪い。


 気持ち悪さの根源は、きっと人間の顔の部分が、葉のね、葉の部分に顔があるんだろうなってことを想像してこの株野郎を見てしまうことが要因だと思われる。人間の顔を想像すると途端にダメだ。1度でも人間の顔を想像すると途端に拒否感が出て来るカブレラ。


この二人は付き合っています。


帝国の皆さん。


スタメン発表時は3バックだろうと推測していましたが、なんと開幕戦以来の4バック。川崎戦に色々と仕込んできたトリニータ。


Jリーグ公式情報だと4-2-3-1扱いでしたが、前半は4-4-2に見えました。長沢と町田の凸凹ツートップに、左が渡邉新太で右が井上健太。ボランチは小林裕紀と古巣対戦に燃える下田北斗。左サイドバックに福森、右に松本怜。センターバックが羽田と三竿という並び。この並び、右サイドに井上健太と松本怜が同時に縦の関係で共演できるパターンとなるのは面白いと思った。1週間の妄想の中にこのパターンは全く出て来なかった。なぜ右にスピードある二人を縦に置いたのか。


日本代表がゴロゴロいる川崎の先発、4-3-3の3トップの左に三笘。この三笘の対応と、怪我で離脱していた左サイドバックの登里が不在の間、本来攻撃的な選手の旗手が代役であった。この旗手の裏を対面する井上・松本で狙っていたと推測するのだけれども、登里が復帰してしまったので当てが外れた部分もあったかもしれない。三笘のドリブル対策として守備的には一定の効果はあったように思われる。しかしですね、レアンドロダミアンがいて、右には家長がいて、旗手やら山根やらが湧いて出て来るこの川崎攻撃陣を止められるクラブはJリーグにはほぼ無い無双状態。名古屋から加入のシミッチをアンカーに縦パスもどんどん出てくる。三笘だけじゃないボリュームなので守備陣は激務に追われた。羽田はレアンドロダミアンと対峙して張り合えていた。


両軍のGKが両軍に在籍経験があるという不思議な組み合わせに。チョンソンリョンの怪我で巡って来た不思議な縁でトリニータ在籍経験のある丹野が先発の川崎と川崎在籍経験のある高木・ポープの両名がスタメンとベンチメンバーというトリニータ。


いつもの5-4守備ブロックよりも対川崎として守り易い4バックとなったであろうこの試合、結果が出なかったので残念ながら大成功ではないけれども、失敗かと言われると途中までは奮戦していたので失敗とも言い切れず。個人的には新戦術を観たかったし、川崎のプレスの速さと、なんとかプレスを回避して前進しようとするトリニータの息を抜けない攻防が激しく、見応えある試合ではあった。12分の場面にこの日の狙いが凝縮されていたように思える。


井上・松本のスピードを活かしてクロス、長沢が決めるという各々の個性を活かせる場面を狙っていて、そのために色々な準備をしていることが垣間見えた。攻撃も守備も色んな工夫をしてきたけれども、川崎のスピードがその全てを上回った試合だったと思います。プレースピードが全部速い。川崎速すぎ。走行距離はトリニータが多く、スプリント回数は川崎の方が多い。1失点目はセットプレーから。跳ね返りを三笘に詰められて先制点を奪われてしまう。


1点を追うトリニータは後半開始から松本怜を右CBとした3バックにするという妄想の斜め上を行く選択に出て、5-4ブロックでの守備をしつつ1点を伺う展開に。後半の3バックでも最初は良かったけれども、川崎もリードしてからメリハリをつけながら試合進める形に落ち着いたので最初から3バックの方が良かったじゃん!とも思えない。どっちが最適解だったのかは分からん。修験者の道は厳しい。時間を使いながらワンチャンスを伺う展開を継続出来ていたけれども、しかし残念ながら2失点目をビルドアップのミスを掻っ攫われて三笘に献上。三笘デーでした。その後、選手交代で攻撃陣をリフレッシュさせるも川崎CBジェジエウが強すぎて決定機は作り出せず、結果としてはリーグ戦3連敗。ジェジエウ強すぎ。


DAZNで的確な戦術分析を即時に言語化できる岩政先生がこの評価だったので頑張っていたけれども今後に期待ってことで良いのではなかろうか。特に4バックは完成度の向上と個性の融合が見受けられて希望を感じた。これからブラジル人が加わった時に強度が増すと化けるかもしれない。




ビルドアップのミスは減らさなきゃいけないけれども、順位表のボトムハーフのクラブに負けないチーム作りに繋がっていくのではなかろうか。昨シーズンより川崎の進化の方が先を行った。上位クラブに対してはあわよくば勝ち点を積み重ねる戦いを続けるしかない。水曜日に神戸、来週名古屋とはそんな戦いになりそう。前半戦の正念場はこの連戦の先にある。踏ん張りどころが続きます。



2 件のコメント:

  1. アウェイ専用2021年4月4日 20:30

    自分も現地観戦してました。
    1年以上ぶりのスタジアムでしたが、全体見ることができて「逆サイフリーじゃねぇかパスだせぇぇ」って身悶えできるのが久しぶりで新鮮でした。声出せないですけどね。
    相手が王者だろうがなんだろうが勝って欲しいですからね、悔しすぎて帰ってやけ酒して思いっきり腹壊しました。

    ブログ1001回目更新おめでとうございます。2000回目更新のときはなんかネタ仕込み期待してます。

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    1. アウェイ専用様

      コメントありがとうございます。ただただ黙って観戦する時代ですからね、また大声出せるその日まで楽しみに待ちましょう。ゲームプランとしてはよく考え抜かれていただけに悔しかったですね。J1の最高峰までの距離を感じました。まだ登らなければなりません。一歩一歩また次の1000回までには登りつめたいもんです。

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