2021/08/26

2021年 明治安田生命J1リーグ 第26節 神戸戦

【大分 1 - 3 神戸】


神戸を迎えての26節をDAZN生観戦。喝です、喝。プランが長続きしない。これで17敗目。勝ち点も17、得点も17。17揃いで最下位に転落。喝です。得点取れなきゃ勝てないと攻撃陣に発破をかけ続けたら失点が止まらなくなりました。守備重視だったバランスを変えて攻撃重視は仕方ないとして、かと言って流れの中からは得点出来ておらず。ザ・最下位という冠が付きそうなくらい良い方向に歯車が回せていない。あと、ほんの少しずつが噛み合わない。惜しいままシーズン終わりそう。


スタメンはフォーメーションを変える意欲もあり、対神戸戦術を披露。長谷川をアンカーに置いた3-1-4-2の形。長沢と呉屋のツートップに野村と町田のツーシャドー。右に増山、左に香川、3バックとGKは前節と同じであった。ベンチに伊佐、渡邉新太、松本怜、小林2人、上夷というここ数試合続いている守備陣1名だけのバックアップ体制。



呉屋がスタメンだったので近所のセブンイレブンに走って晩御飯にゴーヤっぽいものを探して食べてみました。苦いけど美味しかった。夏野菜が高騰する昨今、何のゲン担ぎにもなりませんでした。以上、取り急ぎご報告まで。


対する神戸。夏に楽天マネーが炸裂。ゼルビアのサイバーエージェントマネーは業績が良い割に静かなのに、楽天は業績の良さをヴィッセルに還元。サイバーエージェントのように競走馬にお金を使わずサッカーに投資を続ける経営者の方が目標に近づいている。買うなら馬より選手ってことです。日本代表FW大迫と武藤を補強した上で元バルサのボージャンまで獲得。溢れたFWを下位クラブに貸し出し、上位を猛追中。大迫が合流して初スタメンとなり、日本代表FWツートップと対峙することになってしまった。その影響だったか、試合後の片野坂監督は想定した形とは違っていたと語っていた。いきなり新戦力を投入する三浦監督。まだバブルで合流していないボージャンを抱えつつ、ベンチにはドウグラスが居るし、イニエスタも休まずにスタメンだし、山口蛍も酒井高徳もいる、本当にシーズンを重ねる度に豪華メンバーになっていく。折角の夏休みでの対戦だったのに、コロナのせいで集客出来なかったことが本当に残念。2万人は入ったはずなのに。



試合の入り方は増山の気合を感じる素晴らしいものでした。最初のプレーから全開でボールを追う増山が獲得したコーナーキックから得点。神戸から完全移籍を選んでくれた増山の気持ちが生んだと言っても過言ではないゴールでした。前節決定機を決められなかった香川が遂にJ1初ゴール。開始2分までは完璧。



神戸の布陣は想定外とは言っていたものの、ある程度守備がハマっていた印象はあった。残念ながら左サイドを起点に酒井高徳にシュートを決められ9分に失点してすぐに同点に追いつかれたけれども、高い位置でボールを奪うシーンは多かったし、人とボールを捕まえられれば町田が飛んで来てフォローしてくれるという状態が続いた。試合途中でのアジャストは出来ていたのではなかろうか。とにかく町田のフォローっぷりが素晴らしく、「あ、僕手が空いてますよ」みたいな感じで助けてくれるので大変心強かった。職場に欲しいタイプ。店舗を任せられる。店長にしたい。そんな町田店長の奮闘もあって決定機も作りつつ、ボールは握られても何とかなりそうな雰囲気を感じながら前半を終えられると思った矢先、VARレビューによるPKの判定を食らって逆転を許す。PKを蹴ったのはイニエスタ。痛恨の逆転弾。



後半開始から町田店長が交代。前半の終わり際に座り込んでいたのがDAZNにも映っていたので嫌な予感はしたもの、小林裕紀がピッチに入った。ここから店舗内の業務が回らなくなるんだから不思議。攻撃時にはスペースに顔を出し、守備時にはフォローに回る町田店長が半休に入っただけで、店舗の売り上げは激減。攻撃も守備も良いシーンが少なく、ほぼ印象に残っていません。公式のハイライト動画も後半のトリニータ側の扱いが少ない。謎にドリブルで攻め入ったGK高木のミスを帳消しにするエンリケのファインセーブと、左サイドで抜け出した香川が惜しかったくらいの内容でした。交代要員も輝けず。前節とこの試合で先発と途中出場メンバーがターンオーバーしていますが、どっちが後から入っても先発時の方が良い。スタメンじゃないとモチベーションが下がるのか何なのか、どうもパワーダウンしてしまう印象になってしまう。良いところなく、追加点を許して試合終了となってしまいました。上手さに交わされ、逃げられた試合でした。神戸にはまだ余裕を感じてしまいました。完敗。



加入した新戦力は意欲高くチャレンジしてくれているけれども、本日の結果を受けて最下位に転落。残留ラインから徐々に離れつつある。まだまだ直接対決を残しているので可能性は残っているけれども17敗しているチーム状態なので希望的観測さえ思い浮かばない。セットプレーで得点が出来ている点が唯一成長を感じるポイントですが、攻撃に針を振っているのでセットプレーで得た虎の子の1点を守り切るようなバランス重視ではなくなっているのでちぐはぐさ加減も極まった感じ。とは言え、今の攻撃重視の方がまだ逆転残留の芽は生えそう。残り試合も少なくなっていますが、奇跡の逆転残留を目指すならば継続して欲しい。週末の広島戦はどっちだろう、5-4ブロックで守った方が勝ち点取れるような気もするけれども、町田店長が不在だと厳しいか。汗かき役の下田店長代理が戻って来てくれるかどうか。連戦の中でコンディションを鑑みつつ、最大限トライして欲しいものです。戦術への信頼感は揺るがないんだけれども、これだけ結果が出せないと苦しい。なんとか芽を、残留への芽を発芽させたい。



2 件のコメント:

  1. 乙亀様でした。
    同じく、DAZN生観戦でした。、、、本当なら子や孫に自慢する為に生イニエスタ様を拝みたかったです。
    ついに奥寺マネーに物を言わせた残留達成物量作戦決行中の横浜FCにも抜かれましたね。ゲームは諦めた時点で終わり。諦めなければ20年に一回くらい奇跡の千葉残留みたいなドラマがあるのも理解していますが、辛いですね。
    こうなると、カタさんの花道の為にも9月半ばからはリーグ戦より天皇杯決勝に行くを目標にしてリーグは若手、天皇杯に町田店長ら主力を注力するのもアリかなと個人的には思います。
    皆んなで元日に国立に駆けつけたいです。

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    1. 不撓不屈様

      コメントありがとうございます。最下位は辛いですね。このままだと真っ先に降格が決まってしまいますのでなんとか這い上がって欲しいものです。天皇杯で負けてしまったら楽しみを失うので勝ち進んで欲しいですね・・・

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