2022/03/16

2022年 YBCルヴァンカップ グループステージ 第1節 鹿島戦

【大分 3 - 3 鹿島】

延期となっていたルヴァンカップ第1節。トリニータは中2日で連戦。中3日の鹿島をホームに迎え、お互い厳しい連戦が続いております。茨城県の2チームには延期でご迷惑をおかけしました。出張帰りの電車の中、前半は帰宅しながらスマホで生観戦。

スタメンは週末の長崎戦からごっそり入れ替え。フォーメーションにも変化があり伊佐と呉屋の2文字苗字FWがツートップの4-4-2でスタート。いさごやです。いさごや。CBには坂が無事復帰。上夷と最終ラインでコンビを組んだ。SBは香川と小出、ボランチが羽田と弓場、左に宇津元、右に屋敷。GKは西川。ベンチには吉田舜、井上健太、小林成豪、小林裕紀、町田也真人、長沢、そして2種登録されたばかりの16歳、保田が入った。梅崎や松本怜などのベテラン勢不在。コンディション不良のメンバーがいるんだろうな・・・という雰囲気。

対する鹿島。この試合から入国ほやほやのレネ・ヴァイラー監督が指揮を執る。鹿島としては初のスイス人監督。鹿島といえばブラジル人監督の系譜だっただけに、長年チーム作りをしてきた鈴木満強化部長の勇退があって、新体制、メルカリの新しい血が流れ始めた印象。監督の思想などはまだまだ初陣で全然分からんかったけれども。コーチとして岩政先生が控えているので鹿島の血を継承しつつの新体制。スタメンは半分くらいの入れ替え。ベストヤングプレイヤー賞の10番荒木遼太郎と染野のツートップ、こちらも4-4-2。かつてJ2で猛威を奮った仲間隼人がスタメン。鈴木優磨、上田綺世、土居はベンチスタート。豪華。

我が軍は開幕から失点が止まらない訳ですが、この日もメンバー・フォーメーションが違うのに失点は似ていた。誰も競り合う局面にもならず流れるように失点。スカパー!はこの失点だけはすぐにダイジェストにしやがんのな。

縦パスとクロスがそれぞれ素晴らしいけれども。J1レベルの決定機の質だとズバーンですね、ズバーン。開始3分で失点してしまったけれども、この日は気落ちしなかったことが良かった。徐々にボールを保持できるようになると14分に呉屋の左足が炸裂して同点に追いついた。

呉屋、絶好調。今年33点取りますってことです。(※背番号なだけです)長崎戦後の長沢のコメントにありましたが、失点したらすぐに気落ちするメンタルを反省し、失点するのが当たり前くらいの気持ちで戦い続けられたことが良かった。気の持ちようです、気の持ちよう。J1のね、鹿島相手ですから1失点くらい気にしない。そのメンタリティのお陰か前半は鹿島と真っ向勝負。お互いに強いプレッシャー、球際、攻守の切り替えが速く好ゲームに。20分には右からのクロスのこぼれ球を呉屋がシュート(※たぶん)GK沖が弾いたところを屋敷が詰めて押し込み、前半のうちに逆転に成功。気の持ちようです。

プロ初ゴールおめでとう。素晴らしい運動量でした。

下平監督が「セカンドボールを拾うこと」と指示を出しましたが、後半に鹿島がメンバーチェンジして鈴木優磨を投入するとセカンドボールが全く拾えなくなる。リードしていたこともあってか、ただひたすら防戦一方になってしまう。これは失点まで時間の問題だろうなと感じ始めてから、意外と粘って頑張ってはいたものの、62分に香川のブロックがハンドでPK判定となって失点。J1レベルの判定で長崎戦のような不運感は無かったものの、我慢し切れず。それでもね、気の持ちようです。気にしない。失点なんて当たり前です。


同点後トリニータも攻撃陣をリフレッシュしようと長沢、井上健太を投入。鹿島は更に上田綺世、土居と次々にレギュラーメンバーを投入。鹿島の速いプレッシャーを前に、トリニータのビルドアップは雑に。時折、西川が良い縦パスを入れてもすぐに西川に戻して若手に対する無責任なパワハラのようなパスが多くなり、詰まってしまう。若手が頑張っているのに!諸先輩方も頑張ってよ状態。繋ぎのミスが多く、防戦一方。遂には西川が土居との1対1でファウル判定で2度目のPK。逆転を許してしまう。さすがに3失点は気にして欲しい。当たり前じゃない。気の持ちようで済まされない。しかし、大エース町田也真人の投入で流れを引き寄せる。今まで戻すばかりのGK西川からの縦パスをフリーで受けるとサイドにワンタッチでバスっと展開。これだよ!大エースは違うよ!プレスを剥がして前進し始める。アディショナルタイム、左サイド奥で得たFKを長沢がダイレクトで足で合わせて土壇場で同点に。失点を気にしないメンタリティよ。3失点は気にして欲しいけど。

長沢、絶好調。今年20点取るってことです。(※ただの背番号です)試合は同点のままタイムアップ。鹿島相手に中2日の日程で、逆転されながらも同点に追いつくことができた。良いのか悪いのか何とも言えないけれども、前半は4-4-2で鹿島との真っ向勝負でボールを動かせていた時間帯もあったし、逆転も出来たし、メンバー構成とフォーメーションが噛み合った印象ではあった。下平監督やるじゃん、とは思いました。しかし、後半に運動量が落ちると鹿島のプレスに対してビルドアップが雑になり過ぎて酷い時間帯が長く、良い所と悪い所がハッキリした試合となってしまった。メンバーと時間帯によってビルドアップの質に違いが出過ぎるのでまだまだやり切れていない部分はあれども、4-4-2でも剥がして前進するという、これまで培ってきたベースの部分がしっかり根付いていることは感じ取れたので、連戦による疲労度の影響の方が大きいのかもしれない。連戦辛い。ブログ書くのも辛い。皆で乗り越えよう。


若手の得点、伊佐や呉屋のキレとしつこいプレス、セットプレーで何故かフリーになれる長沢、PK献上よりもナイスセーブの方が多かったGK西川と収穫もあった。何よりも気の持ちよう、失点なんか気にしないメンタルを手に入れて3失点は流石に気にしようよって話だけれども、急造メンバーでも鹿島相手に3得点は評価すべきではなかろうか。トリニータも鹿島も守備に不安を覚える一戦ではありました。過密日程が悪い、過密日程が。ルヴァンカップはまだチャンスが残っているので引き続きチャレンジしつつ、リーグ戦で結果を出せるように週末に集中して準備をして欲しいところです。失点しても気にしない、点を取って上回る週末に繋げたい。そろそろスカッと勝って欲しい。



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