2022/03/27

2022年 YBCルヴァンカップ グループステージ 第3節 C大阪戦

【C大阪 6 - 1 大分】

桜の季節になりました。満開で失点しました。ゴール満開。開き過ぎ。ガバガバのガバです。酷い試合でした。6失点はダメ過ぎます。大阪まで行って何を観てしまったのか。後世に残しておこうと思います。6失点もしやがったよ!グループステージ突破に強烈なビハインド。




小雨パラつく中、初のヨドコウ桜スタジアム。メインスタンドとバックスタンドの改修が終わってパワーアップ。旧バックがメインで旧メインがバックでという、神社の階段を転げ落ちて心と身体が入れ替わるようにスタンドが入れ替わり、急こう配のスタンドが誕生。俯瞰で観るの大好きおじさんとしては溜まりません。急こう配大好き。ということで、メインスタンドのなるべく上の方の席を確保しました。屋根もあって雨も安心。

4階まで階段を上がって太ももが破裂するかと思いましたが、良い眺め。良い眺め過ぎてお隣のお寺の墓石が見えてしまうスタジアムです。どうせならスタジアム近くに埋葬されたい。お盆の試合だけでも観たい。6失点もしたら成仏できなくなりそうだけどな!アウェイ側にだけ屋根なし。いつもより観客も少なめだったでしょうか。6失点を目の当たりにしてしまった勇敢な者たちです。

この日のスタメンと並びは3-4-2-1。リーグ戦でスタメンに絡めていない選手達には大チャンス。ベンチには新外国籍選手のエドゥアルド・ネット、サムエルも入った。二人とも大きい。特にサムエルは尻がデカい。尻が。

並びとしてはこの通り。GK西川、CBが羽田、坂、小出、左に松本怜、右に増山、ボランチは弓場と中川。前線には宇津元のワントップに井上と藤本のシャドー。何故にこの形になったのか、狙いはあったのか?

対するセレッソ。ルヴァンカップ絶好調。予選リーグ首位をひた走る。この日のスタメンはここ2年くらいのJ2で活躍した選手とセレッソで純正培養した選手を軸にしたメンバー構成。岡山の上門、山形の中原、長崎の毎熊とJ2オールスター感がある。そこに2年前まで金沢で大活躍だった加藤陸次樹や千葉で活躍したのかよく分からないけど個人昇格を果たした為田、GKはエスペランサ清水圭介とJ2で実績と経験を積んだメンバーが本当に多い印象。ベンチにはいつの間にかUターン移籍で戻って来たマテイヨニッチが入る。乾も居て豪華。清武家の次男は怪我で離脱中。注目はU-19日本代表の北野颯太。セレッソの育成は根強く継続されている印象です。バカバカ才能が出てきます。トリニータユース出身者GK真木はベンチ外。キムジンヒョンは休ませても良かった気はするけども。


トリニータは久々の3バック、守備時は5-4-1ブロックを築いて守備的にやり過ごしつつ裏のスペースへのカウンターを狙う形だったという仮説としましょうか。しかし、セレッソの4-4-2に対して攻撃も守備も機能せず、惨たらしい内容に思えました。狙いはあったのか?


5-3-2みたいな形になることが多かった守備陣形。コンディション的に動ける人を並べてやるならこれしかなかった的な印象で、戦術的に4-4-2のセレッソ対策で準備した内容では無かった気がする。戦術も個人も機能せずに上回られるシーン多数。自陣のパス回しでプレスを剥がして前進することはほぼ絶望的に出来ず、セレッソの野心的なメンバーによるプレスに引っ掛かりまくった。致命傷に次ぐ致命傷みたいなピンチが多く、何度もCKとなり防戦が続いた。


しかし、ギリギリのところで守れた。というか、セレッソ側が決められなかったと思われる。どう考えても劣勢続きだったのだけれども、セットプレーから先制。左サイド奥でハンド判定でFKを獲得すると、こぼれ球を小出が押し込んでのゴール。内容が内容だっただけに非常に勇気づけられるゴールではあった。この流れ、FKから先制の数分間は良かった。


しかし、サッカーは怖い。内容的にはずーっと酷いプレーの連続に見えていたのだけれども、この先制点でリードしたせいで前半の内容は良かった的な話になっている気がする。しかし、実のところは前半からずっと酷かった。何故リードして折り返せたのか本当に不思議だった。3-0でもおかしくない内容だったのに、サッカーって何が起きるか分からないな・・・これで勝ち点を持って帰れたら御の字だと、そう思ってました。


しかし、後半立ち上がりに立て続けに失点。あっという間に逆転され、あれよあれよという間に6失点。1失点するごとに「あぁ、やっぱりか」という想いにしかならず、たまたま前半はセレッソのゴールが決まらなかっただけだったんだなと思うに至りました。そりゃそうなるわな、やっぱり酷い内容だったよな、後半に立証してどうする。


自陣でのボール回しの質も低かったし、即時奪還も出来ないし、セレッソのプレッシャーを剥がして前進も中々出来なかったし、1対1の球際の攻防でも負けてしまうし、前線へのスルーパスも通らないし、前線でもキープできないし、長いボールを蹴っても跳ね返されてセカンドボール拾われるしで、良いところ無し。納得の負けでした。運用も個の力も負けた。


よく6失点で済んだなっていうのが前半からトータルでの評価です。繰り返しですけれども前半無失点だったのは不思議なくらい。初のメンバー構成で、準備時間も無く、アドリブで何とかなる相手ではなかった。選手それぞれの個性も全く活きず、こなすだけで精一杯の残念な一戦でした。11連戦、9戦目のルヴァンカップだとこんなことになってしまうのでしょうか。

どうせなら4-3-3の方が今日のメンバーなら良い経験が詰めたのではなかろうか。井上も藤本もシャドーよりは、ドーンと仕掛けるタイプなので、攻撃はそっちの方が良かったかもしれない。しかし、4バックにすると中盤が足りなくなる。苦肉の策の3-4-2-1だったのだろうと思われる。シーズン序盤でメンバー不足。僅かな収穫としてはエドゥアルドネットとサムエルが出場出来たことくらい。チームの底上げに、ブラジル人2名は大きな戦力。どこまでフィットするのかはまだ分かりませんが、2人ともコンディションはまだ上がり切っていない雰囲気は感じました。早く仕上げて欲しいところ。


ずっと失点が止まらない訳ですが、ここまで不出来な試合だと忘れて切り替える以外に手がありません。6失点はダメです。ダメですが、選手達には忘れてもらって次に切り替えて欲しい。私は心に刻みましたけれども。思い出に残る試合って、惨たらしい負けの方が不思議と多い気がする。


次は水曜日にリーグ戦。前節のメンバーがどこまで戻れるのか。伊佐も町田も痛んだままだと不安要素は多い。仙台戦、重要。連戦も佳境。あと少し、残り2試合まで来たので乗り越えて欲しい。


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