2022/05/05

2022年 明治安田生命J2リーグ 第14節 大宮戦

【大分 1 - 1 大宮】


快晴のゴールデンウィーク。ホームに大宮を迎えて連勝したかったのに引き分けに持ち込まれてしまった試合をDAZN生観戦。もうこの1行で全てを書いてしまった気がしますが、悔しいので少し遠回しに大宮への悪口(※直球)をぐだぐだと書いておこうと思います。


スタメン画像の試合日付が間違っていますけれども、5月4日の試合です。前節、仇敵千葉に完勝した試合からスタメンのベースは引き継ぎ。ツートップを長沢と伊佐のコンビに代え、呉屋をベンチスタートに。下田をサイドハーフに上げるタイプの4-4-2を継続。ゲームの展開的にも良い流れを継続出来ていたんだけれども、若干守備陣が怪しいというか、ペレイラを中心に疲労困憊気味な印象が拭えなかった。ローテーション出来ているメンバーと出来ていないメンバーのコンディションに差が出ているような印象。こういう時に俺の羽田が頑張らないといけない訳ですが、ルヴァンカップで良い印象を残せずにスタメン争いから脱落中。早く戻って来て欲しい・・・。ルヴァンカップも最後に1試合残っているので猛アピールを期待したい。


対する大宮。今シーズンのスローガン「ひたむき」がイジり倒されて既に旬を過ぎてしまった。シーズンの最序盤にお会いしたかったです。開幕から勝ち無し状態が続いた大宮。「したむき」などと揶揄されていた頃が旬でした。絶不調期からようやく脱して連勝した状態で乗り込んで来たものの、それでも順位的にはまだ下から数えた方が早い有様。昨シーズンも苦労してJ2残留にこぎ着けた大宮は揺らぎまくり。クラブとしてのコンディションが上向かない。現在トリニータの岩瀬コーチが苦労した昨年、そして昨年途中から就任し、立て直したはずの霜田監督も同じように序盤から苦しんでいる謎。ならば補強とフットボール本部長に原博実を招聘。Jリーグ副理事長の任期が終了した直後に引き抜き。


ちなみに大宮にはフットボール本部強化部長もいる模様。強化部長が実務?本部長が統括?よく分からない。よく分からないけど原さんが来てから上向きなのは事実。外国人FW補強した方が良いんじゃないのかっていうのは昇格やら残留やらを見守って来た古参大宮市民全員が思っているはずなんだけれども、原博美フットボール本部長です。なぜこんな風に大宮のことを書くのか、それはJ2では強化費が多い方だからだよ!強化費はJ2で上位ですよ!今シーズンもJ2で評価の高かった選手を獲得している訳ですよ!それが今日4-4-2でブロック作って引き籠ったんですよ!こっちはゴールデンウィークっつってお客さんも戻って来てるし、イベントも盛りだくさんだし、コレオグラフィまで頑張ってたんだよ!ひたむきにボールを追え、ボールを!大宮は14節で既に昇格を諦めているチームにしか見えなかった。残留が目標なんだろうか。いや大宮の規模ではダメでしょうよ。岩手や秋田の規模ならまだしも、もうちょっとアグレッシブな試合をして欲しかった。原博美&霜田体制でハリルホジッチ代表監督を招聘した思想を持つこの2名が今日の大宮のサッカーを目指している訳が無いので、中断期間後に会う時は違うチームになっていることを願うばかり。


以上、本日の悔しさが若干紛れたところでバランスを取るために南雄太の大記録達成をお祝いしたいと思います。661試合出場の大記録達成おめでとうございます。J1だとかJ2だとか関係なく素晴らしい記録。この試合も存在感と安定感が素晴らしかった。もしかすると大記録に花を添えるために大宮は守備的に戦ったのかもしれない。若かりし頃、Jリーグ史上で最も有名なGKのミスとして自ゴールへボールを投げ入れてしまうという失敗をしてしまいながらも、Jリーグで最も多くの試合出場を果たすまでになった大ベテランは全GKに教訓を与える偉大な存在に。若いGKは色々なミスをしてしまうものですが、そこから再び信頼を得て試合に出場し続けるというモデルケースは日本全体のGKレベルの底上げに繋がる。現役を続けながらこの経験を若手に伝えて行って欲しいものです。



試合のことを少しだけ書き足すとすれば、前半に3度目のコーナーキックで早い時間帯に先制出来たことは素晴らしかった。攻めあぐねる前にリード出来てしまったのは上出来でした。その後もカウンター対策をしながらじんわり攻め続けることが出来てはいたんだけれども、それでも守備体形をセットして低めの位置に陣取る大宮相手に試合自体が停滞。カウンター対策をしつつも、DFが揃っていたのに失点したのは稚拙過ぎました。それでもサッカーには事故みたいな失点はあるものなので、2得点目を取れるチームにならなければ昇格出来るチームにはなり得ない。後半にメンバーを代えて攻撃は活性化したものの大宮のブロックを崩すには至らず。若手も良かったし、攻撃も惜しかったし、連戦の中で内容的に悪いとは思わなかったものの、後半の方が攻撃は活性化したのでメンバー選考は再考の余地があったのかもしれない。組み合わせやスタメン争いに関してはより激化していくのではなかろうか。本格的な反転攻勢はルヴァンカップが終了した後、梅雨明けに怪我人が戻れば簡単に負けないチームになるのではなかろうか。



最後にオシムさんの訃報。Jリーグでは試合前に黙とうがありました。とても残念です。ご冥福をお祈りいたします。日本サッカー界に及ぼした良い影響、特に教え子たちがこれから指導者になるはずなのでオシムさんが撒いたアグレッシブなサッカーの種を日本サッカー界の中で絶やさずに継承して行って欲しいと願います。


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