2022/09/04

2022年 明治安田生命J2リーグ 第34節 新潟戦

 【新潟 0 - 1 大分】

優勝争いやら、昇格争いやら、残留争いをしている関係各位から「残り全部勝つ」みたいな話が伝え漏れてくるようになったので秋です。夏も終わりました。シーズンも佳境を迎える中、2週連続のアウェイ観戦記でございます。いずれも1点差を守り切って勝つという痺れる展開の、ピッチに立つ選手達の責任感溢れる試合を目の当たりに出来て最高の週末でございました。デンカビッグスワンスタジアムで勝利。結果と内容が遂に上がってきた。「あー遅れてごめーん!プレーオフ圏内さん待たせちゃった?」そんな試合でした(※暫定だけどな)




負けた印象があまり無い、相性の良さもありますし、何よりもメインスタンド上部の勾配が素晴らしくて、全体を俯瞰して観れるので大好きなスタジアムです。毎回心臓が止まるんじゃないかっていうくらい階段登るんだけど。

ふわふわも撤収されてしまう小雨交じりの現地は気温としては落ち着いているんだけれども湿度と不快指数が高めのコンディション。芝は素晴らしく、雨で濡れているので両チームパスが走りました。秋田とは違いましたね。



ワールドカップ開催から20年が経過して、老朽化もあってかスタンドの大型ビジョンを改修中の模様。屋根の骨組みも錆が目立ち始めました。このブログも似たようなもんですが、古参インフラの老朽化が進んでいます。もう20年いけるんだろうか。このブログはあと20年は無理な気がします。膝が痛い、膝が。観れる時に観ときやの精神。

スタメンは3バックにメンバー変更あり。三竿・ペレイラ・坂が最終ラインに入った。坂は久しぶりの復帰。GKは絶好調吉田舜で継続。やや固定化気味のサイド・ボランチ・前線のメンバーは前節から変更なし。ベンチには下田北斗キャプテンが復帰。金崎・呉屋・町田と厚みのあるメンバーが揃う。

対する新潟。現在自動昇格圏の2位。4-2-3-1を運用中。シーズン途中に本間至恩がベルギーに移籍したものの、高木や伊藤涼太郎が攻撃陣を引っ張り3連勝中。CBにトーマス・デンが戦線復帰して守備力もアップ。デンカスタジアムにデン。デデンデンデデン。そんなターミネーターチックな新潟ですが、この日は我が軍にとって天敵と言っても過言ではない鈴木孝司が不在。卒業生のGK小島は先発。シュート決定力以外の全てを持っている男、星雄次はベンチスタート。










ゲームはボールの保持し合い、寄せては引き込み、引き込んではひっくり返そうとする2チームの意地の張り合い。試合終了後に新潟の松橋監督がビルドアップ合戦やってどないすんねん的なコメントがしっくり来ましたが、これはトリニータ側の守備がハマったが故にボールを下げざるを得ず、新潟の攻撃の良さが出なかったことが要因だったのではなかろうか。


新潟は谷口のワントップに距離感良く高木が絡むところがストロングポイント。そこに更にサイドから伊藤涼太郎などが絡んで崩してくる攻撃が魅力的。トリニータ側はサムエルのワントップと梅崎、中川の3枚で縦パスのコースを切って経路を限定。縦の狭い道は弓場と保田で潰して前進を止める。サイドに回った時はスピードに強みを持つ井上と増山が前進を止める。侵入を許したり、裏を取られても3バックと吉田舜が最後は止める。そんな守備が対新潟にハマりました。あのー、あれです、ちょっと前まで攻撃パラメーターに針を振り切っていた藤本が怪我で離脱したこともあって、攻撃面ではかなり寂しくなったものの、守備で狙われるポイントは減りました。メンバーが変わってバランスが変わった。そしてサムエルが真面目で冷静に頑張るタイプの優しいナイスガイなのが良かった。


3分のチャンスは入ったかと思いましたが、わずかに外れた。中川は「人生を賭けた試合」とインタビューで応えていましたが、最初からフルスロットルでプレッシャーをかけてデンのミスを誘発。新潟にビルドアップ合戦の宣戦布告になったキッカケだったんじゃなかろうか。俺たちの方が低い位置でもボール回せるもん!みたいな戦い。常にハイプレスというよりは、行く時と行かない時が明確でバランス良く守備が出来ていた印象。責任感を持って業務をこなした中川の得点が生まれたのは19分。


ハーフラインを超えたポジションのボール回しから縦パスを受けた梅崎が抜群の「サイドで仕掛けさせるためのパス」を増山に供給。このパス、美しかった。


身体を左右に振りながら奥深くに侵入してマークに付いた相手選手を振り切って正確なクロスを上げる増山。


2人を引き付けたサムエルを超えたクロスに対してフリーで侵入してヘディングを合わせた中川。


一瞬、羽が生えたかのごとく見えました。ナイスシュート。




余韻が凄い一芸で一時代を築いたGK小島が手で触れるも弾き出せずに先制に成功。展開からフィニッシュまで完璧な流れでナイスゴールでした!



喜ぶ前線メンバーと対照的に色々と確認し合う守備陣。


この先制点が物凄く大きかったと思います。新潟はショートカウンターとか、ボールを奪ってからの速い攻撃が一番厄介なので、ある程度割り切ってボールを持たせておいて構えて待っていた方が守り易かったはず。守備面では綻びは少なかった。ただ、リード後に前節秋田戦でも同様に保持して前進できなくなる傾向はそのままであった。前がかりになる新潟の裏にある広大なスペースを正確に活用できたのは後半に増山が独走しかけたシーンくらいだっただろうか。






弓場の惜しいシュートがあったものの、GK小島に弾き出されてしまった。小島はセービングもパスもしっかりした印象。J2で2位のチームの守護神になるとは。GKがパスにこだわるトリニータで修行をした過去も関係してか、ビルドアップ合戦に繋がってしまったのかもしれない。前半は両チームボールを動かし続け、観ている分には非常に面白かった。全体を観れるとFWとDFの駆け引きも観れて楽しい。








後半も一進一退の攻防が続く中、徐々に新潟のペースとなっていき、ほとんど守備に回ることが多くなっていく。前線でハードワークを続けたメンバーから交代していき守備の強度と前線でのキープを期待した適切なベンチワークであった。年齢層高めのメンバーが投入されるの中、世代別代表に選ばれた屋敷も出場。保田と共に9月に代表戦でいなくなるっぽいのでおじさんたちが頑張れ!





アディショナルタイムが5分と長かった。もう5分経過しただろ!とアピールにアピールを重ねたベンチは終了の笛と共に熱く喜び合っていました。良かったねぇ。↓の写真はTwitterにも上げたんだけど、吉坂コーチの顔が怖かったのでトリミングしてから上げました。





そんな中、久々の出場で燃え尽きた坂。今日の3バック+GKは守備もビルドアップ合戦も頼もしかった。





再会した選手の首をもごうとするコーチ(※もいでません)




スタジアムでは声を出せないレギュレーションだったのですが、新潟のゴール裏サポーターからは強いコンタクトでも余り笛を吹かなかった主審への不平不満が溢れ出てしまっていました。まぁ負ける時はそんなもんです。メインスタンドは歴戦のつわもの感がある冷静なサポーターが多かった。しかし、新潟はひっくり返すのが上手いチームだった。裏を取るのも上手いし、スピードのある攻撃が脅威。上手いと唸ってしまうシーンが結構あった。もしもプレーオフで戦うことになると難しい相手。でもまぁ、新潟はまだ自動昇格圏内の2位なんだから、残り全部勝てば良いんですよ。秋ですよ。

トリニータはバランスが改善したと言っていいのか、攻撃時間が減った分、守備が安定してしまった。相手との巡り合わせと、怪我やコロナでの離脱者と、スタメンとなる選手のキャラクターとが不思議と噛み合って2連勝となった印象。これまでの積み重ねが出てます。煮込んだ分、良い出汁が出てます。下平体制では未だ達成していない3連勝チャレンジです。何回目だ。次こそ達成せねばなりません。相手は勝ち点差3の仙台。6ポイントマッチですよ、ホームの皆さん!今シーズンを最後の最後まで楽しめるのかどうか、非常に大事な試合になりそうですよ!さぁホームの皆さん!アウェイで2連勝させて帰しましたんで(あたし何もしてないけど)、あとはホームでよろしく頼みますよ!


2 件のコメント:

  1. 今回も分かりやすく読み応えあって、試合のスリリングな様子が思い出されました。面白いゲームで、DAZN観戦しながら手汗ネトネト。勝てて本当に嬉しかったです。
    勝利の瞬間、吉さんがどんな顔してるか拡大して見てしまいました(あっ、ほんと怖い😂)。

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    1. 匿名様

      コメントありがとうございます。面白い試合でしたね。強い新潟に勝てたなら、もうどこにも負けないはずですんでね、残り全部勝ちましょう。・・・秋ですね。

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