2023/07/23

2023年 明治安田生命J2リーグ 第27節 いわき戦

【大分 1 - 2 いわき】


いわきに2失点。1得点しか奪えずホームで撃沈。せっかくジェフが町田を倒す偉業を達成したのに首位との差を詰められず、5万円の賭け金が再び輝き出す大チャンスだったのに!!くやしい!前節、熊本戦と同様の戦術で真っ向から挑む形になって、いわきのフィジカルで徐々に圧されるという逆効果。シーズン前半戦でいわきに対してどうやって勝ったのか忘れたのかって話です。対策をしているのかしていないのかやっぱりよく分からなくなりました。内容としてはいわき側のトリニータ対策が上回った結果。ミスが多過ぎた印象も。自滅に近い。


前節熊本戦の流れからこの試合のメンバー&戦術が選択された様子。3枚で回す熊本に対しての4-3-3だと思っていたけれども、4バックを運用しているいわきに対しても同じ戦術だったのがよく分からない。シーズン前半戦は保持するいわきに対してハイプレスで3点目を奪い切ったのでサムエルへのロングボールをベースにした攻撃を継続したことが逆効果だった。結果を出した試合の流れがあるのは分かるんだけど、対いわきで効果的だったのかどうか?


怪我が心配された野村は無事にスタメンに選ばれていたけれども、後半途中で交代90分は無理だったんじゃなかろうか。試合に出れる状態まで回復出来たことは大変喜ばしかった。次節は弓場が累積警告で出場停止。野嶽をサイドバックで使っている場合じゃなくなりました・・・・。選手層ピンチ。



対するいわき。これまで4-1-4-1で運用しつつ、監督交代後負け無しの状態で巻き返しを図っている際中。J3チャンピオンチームが監督を交代するのは異例。この試合は初の3バックで裏をかいたトリニータ対策。3-4-1-2の並びで2トップで最前線にプレスをかけながら、トップ下がアンカーを消してパスコースを分断するつもりだったらしいのだけれども、残念ながら我が軍は4バック対策をしていたし、逆に熊本との対戦時の戦術そのままで戦えてしまったが故に、なんだかもうチグハグな前半になってしまいました。蹴り合い競り合いミスの多い試合。



クラウドファンディングをまた始めた直後の試合で負け申した。よろしくないタイミングです。デルランが頭をピンクに染めたが故に、カプリコのキャラ、カプすけも来場。染めてみるもんです。口が動かせるとTwitter界隈が騒然としていましたが、口を動かすタイミングでは何故か右腕が全く動かなくなります。謎です。来場者はお祭りの影響か6千人と激減。よろしくないタイミングでした。


試合は両軍共にプレスがかかっているのかかかっていないのか、非常にわかりづらい展開でした。サムエル目掛けて蹴ってしまうことが多く、肉弾戦に。この肉弾戦に持ち込んでしまったが故に、少しずつダメージが蓄積していったような印象。倒れて痛む場面が多かった。あとは連携面でミスが多いというか、人と人の実戦での関係性が少しずつ変わっているためパスがズレたり合わなかったりという場面が多かった。前半は凌いで建て直し・・・・出来るはずであったギリギリの前半終了間際、セットプレーからの流れでゴールを割られてしまった。試合が難しくなってしまった。



後半すぐに選手交代かなと思いきや、動きは無かった。筋肉には筋肉を。筋肉で負ける訳にはいかない下平監督。もしかするとフィジカルスタンダードを変えるいわきの監督に一番合うんじゃなかろうか。将来ありそう。56分に野村を下げて池田に、中川を下げて鮎川にするも、2分後にいわきに追加点を許すという展開。下平監督、前節は交代も当たったけれども今節は踏んだり蹴ったり。64分に藤本から松尾、サムエルから伊佐に交代。状況は好転せず、いわきの守備を崩すには至らないまま迎えた84分。これまでの積み重ねはなんだったんだっていうくらいのパワープレー連発の中、ペナルティエリア内に落ちたボールを松尾が追いかけて押し込むことに成功。スタメンを奪われましたがしっかりアピール。しがみつけ松尾。しかし、反撃もここまででした。惜しいシーンもあったけれども精度不足。精度不足でした。


なかなかうまくいかない中で、この日素晴らしかったのは保田。後半は特に逆ギレしているんじゃなかろうかくらい躍動。コーナーキックのキッカーとしても精度が素晴らしかったし、諦めない心が溢れ出して止まらないくらいのプレーっぷりでした。若手素晴らしい。


さすがに下平監督も試合後のインタビューでショックを受けていたっぽい雰囲気でした。選手層もまだ戻らないし、この日は采配がハズレまくったし、そりゃショックでしょうし、相手が想定と違う戦い方をしてきたのに、あれだけ自主性を謳っておきながら対応できるチーム作りも出来ていないし、かなりショッキングな敗戦となってしまいました。何度も何度も建て直し建て直しですが、夏の暑さの中でトランジションとポゼッションが曖昧になってなかろうか。次節は5-0で負けた山形戦。課題の対策が出来る首脳陣なのかどうか、評価が問われる一戦になりそうです。やり返せるか。



0 件のコメント:

コメントを投稿