2023/09/10

2023年 明治安田生命J2リーグ 第34節 甲府戦

【甲府 3 - 2 大分】


甲府に日帰りで行ってまいりました。手に入れかけて失った幻のような勝ち点と、大量のイエローカードがお土産です。いや要らんよ!!イエローカード貰い過ぎだよ!しかし、今年のチームは一体どんなチームなんでしょうか?表現と分析が難し過ぎる。訳が分かりません。整理が追いつかない。対戦相手あってのサッカーですから、相手のコンディションに左右されますけれども、前節の長崎に続き、甲府も実態が掴めないチーム状況でした。我が軍が良いのかダメなのか?敵軍がダメなのか良いのか?この試合でこそハッキリするかと思いきや、甲府の捨て身の攻撃に我が軍の守備がしっかりしていないことだけが浮き彫りになっただけでした。




ようやくサッカー観戦していても汗が噴き出さない程度の気候になりました。下平監督がジャケットを羽織れるレベルの暑さです。やっとまともなサッカーが出来る気候です。夏の終わり(©森山直太朗)です。台風一過のコンディションで逆に暑くなるかと思いましたが、死なない程度の暑さになりました。台風の影響で移動にも負担があったかもしれない。最近の気候変動はエグいので皆さん無理せず生きて行きましょう。

スタメンは前節のメンバーを維持・継続。今節も守備時は4-4-2です。ベンチに藤本が復帰した程度の変化。先週トリテンをちらっと読んで違和感を覚えたのが「サッカーに向き合っている選手こそベンチに入るべき」的な話。え?大丈夫ですか?って感じてしまいまして、私。練習で結果を出しているメンバーこそベンチに入るべきであってね、実力主義で選抜されない競争原理が働かない組織なんて夢も希望も無いし、私が若手ならやる気が出ません。「練習こそ全て」がベースの価値観としてあった上での話、であって欲しいものです。誰が何の基準でメンバーを選ぶんだってことです。共創するのはサッカーの中身であって、メンバー選考ではない。監督・コーチが自分たちの責任と価値観で決定すべきことを選手側に委ねたり、影響を受けるようなマネジメントは流石に違う気がする。実力主義こそ全て。そういうマネジメントだということを願う。試合に絡んでいる選手達がピリッとしないと尚更違和感を持ってしまう。

対する甲府。後半戦に入って我が軍よりも苦しんでいる様子。ACLを控えて何故か調子が上がらない。ホームでしばらく得点さえ生まれないとか絶不調の模様。レジェンド三平和司がトップ下でスタメン、クリスチアーノが長崎から移籍してワントップ。4-2-3-1を運用中。ピーターウタカがベンチスタートの理由はよく分からなかったけれども、ゴールという結果から遠ざかり過ぎていて自信喪失的な状況なのかもしれない。キャプテンであったDF須貝が鹿島に移籍するという激震があって、大変だったでしょうね。分かりますよ、分かりますよ、うちも副キャ(※略)とにかく、元気のないチームに元気を出してもらうばかりの優しい大分トリニータさんです。




試合内容が良いと感じた前節の長崎戦に続き、この試合の前半は尻上がりに試合を支配できた。甲府に最終ラインでボールを持たせた感です、持たせた感。そこにハイプレスが効いて高い位置でボールを奪って左サイドに展開、高畑奎汰が抜け出して期待値の高いクロスを上げる、を繰り返せており、ストロングポイントが出せていた。クロスが上がれば自然とコーナーキックを獲得できる。この試合、なぜか岡山コーチが見当たらなかったのだけれども、ようやくコーナーキックから先制点が生み出せました。不在の岡山コーチに捧げる1点。







前節から多用し始めたショートコーナーから最後に高畑奎汰がクロスを上げると、羽田が上手く頭で合わせて先制。7月7日生まれの背番号49番が9月9日に決めました。来年は背番号81に変えよう。羽田の年1回、七夕ゴールです。素晴らしいゴールだった。





2得点目は予想外過ぎて写真が間に合わなかった。ライン際でボールを残そうと渡邉新太が前線に蹴ったハイボール。この処理を甲府DFとGKが連係ミスして伊佐に先にボールを触られるという失態を誘発。難しいシュートだったけれどもボールはゴールに吸い込まれるように転がって行った。伊佐でなければ生み出せないような得点。気候がね、和らぎましたから、走れる選手はより走れるようになりました。前線の選手達はよく走っていた。そして2得点。こちらも素晴らしいゴールであった。



前半の内容は良かったんですよね・・・。左サイドで高畑奎汰が抜けだした時のワクワク感を共有したい。攻撃面はボール保持時に最終ラインから保田に渡って、保田がターンして前を向く瞬間がたまらなく好きで。野村が時間を作って高畑奎汰が抜け出して、観たいものが観れた満足感。前半は楽しかったな・・・・。



さて、問題の後半なんですけれども、苦しくなった原因の一つがこの監督の指示だったんじゃなかろうか。「ラインコントロール」これ、ラインを上げろってことだと思うのだけれども、甲府は後半頭からクリスチアーノを替えてピーターウタカを投入。ピーターウタカが裏を狙うようになり、甲府の攻撃手法が変更。ここに対応すべきだったと思うのだけれども、ラインを上げては裏を取られる、という繰り返しになってしまった。背走する守備ほど不安定なものはない。



連続で押し込まれ続ける形になり、まずは三平さんに反撃の狼煙となる1点を奪われる。危うい場面が何度も続き、ビルドアップに落ち着きが無くなる。そうこうしているうちにテイシェイラが飛び出してセーブした後に肉離れっぽい症状で倒れてしまう。



なぜか三平さんが治療。敵軍の三平さんにやらすな。我が軍のメンバーで対処してあげて。テイシェイラ、遅延行為でイエローカードを貰った後に交代。西川がスクランブル発進。


交代後、右サイドで上夷と羽田のパスがズレて三平さんに掻っ攫われて裏狙いのピーターウタカに決定的なパスを供給されてしまう。これを1対1でボールに触れずピーターウタカを倒してイエローカード&PK判定。2重罰で済んで助かったレベルの判定。西川は悪くない。右サイドでのなんでもないパスミスが悪い。




そして何がビックリってこのPKを西川が止める。駆け引きで西川が読み切ったのが素晴らしかった。この後、残念ながらどうしようもないオウンゴールで1失点するのだけれども。


2点差を追いつかれてしまった後にも1度だけチャンスはあった。野村のシュートは残念ながらポストに弾かれてしまったことで流れをもう一度引き寄せることは出来なかった。するとこの後、またもや背走しながらの守備で梅崎がペナルティエリア内でスライディングで相手を倒してまたもPK献上。



当たっていたとは言え、さすがの西川も2度連続でPKは止められず。長谷川に決められて逆転を許してしまった。9分ものアディショナルタイムがあったけれども、追いつくことは出来ず、大逆転負けを喫して順位も入れ替わり。前半と後半とで全く違うゲームになるという、両チーム不安定な内容を露呈する試合となりました。どちらのチームにも良い所と悪い所が濃厚に出るゲームでした。


後半にジャケットを脱いだ下平監督。試合後のコメントではピーターウタカの投入による影響が大きかったとコメントを残していたけれども、2点差を追いつくために甲府が前からボールを奪いに来ていた展開の中で、選手交代でその状況を打開できず。何とかして欲しかったところ。テイシェイラの負傷による予想外の交代枠を使ったことは不運だったけれども、シーズンは佳境に入っていて、後半の甲府はシーズンの全てを懸ける覚悟で前からボールを奪いに来ていたと思う。実質リーグ戦が終わりかけていた、甲府としては完全に追い込まれた状況。捨て身で前から行くしかない、その覚悟と雰囲気を感じ取れたか?ここからはもう、そういう戦いの連続なのです。例えば2点差があったので後半開始から5-4のブロックで構えてみても良かっただろうし、何より選手達が甲府の覚悟を感じて自主的にやり方を変えられなければ、今シーズンを通じてやってきたことは何だったのか、という話でもある。監督のラインコントロールの指示なんて無視して自主的に引いて守って良かったと思うのだけれども、それも出来なかった。引いて守ってもダメだったかもしれないし、結果論なだけかもしれないけど、ピーターウタカ対策になった可能性は高い。攻撃面では素晴らしかっただけに、上げたり下げたり忙しい。一体感は確かにあって、良いチームには見えるのだけれども、マネジメント手法的にも評価の難しいチーム。このところ結果が出ていないので無駄に心配が募るばかり。良い面と悪い面が1試合の中で同時に出るのがよろしくない。

レジェンド三平さんはACLを頑張って欲しい。甲府にサッカー専用スタジアムをもたらして、1年でも長く現役でいて下さい。J2のプレーオフ争いは最後まで混沌としそうですけれども、守備に安定性を欠く状況では苦しい。残り8試合。どれだけ勝てるだろうか。最後まで見届けたい。



2 件のコメント:

  1. 正直に終戦宣言しませんか?
    得失点差マイナスの分際でJ1昇格?馬鹿も休み休み言いましょう。守備構築出来ない監督は駄目だわ~

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    1. 匿名様

      コメントありがとうございます。私が自分のブログで終戦宣言したところで「で?」っていう話ですし、数字上の可能性が残る限りは虚偽でしかないのでね、そんなこと書くつもりはございませんのよ。

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