2025/04/14

2025年 明治安田J2リーグ 第9節 徳島戦

【大分 1 - 1 徳島】

DAZN生観戦。前半はジャッジが色々怪しくて判定に救われたような内容でした。しかしまぁ、判定で得した損したは長期スパンで見ると「往って来い」なんでね、得した試合は記憶に残りません。損した時は永遠に忘れません。そんなものです。関税だけで貿易赤字は「往って来い」しませんが、サッカーの判定損得的には「往って来い」するものです。「往って来い」は証券業界の用語らしいですけれども、サッカー用語的にはパスアンドゴー的にも使える。この試合で得点が決まったのもパスアンドゴーが起点でした。往って来いがキーワードとなった試合。

スタメンは変更発生。藤原優大がベンチ外。前節レギュラーボーナス大宮戦で痛みを抱えつつ無理をしてしまった模様でお休み。代わりにペレイラが3バックの真ん中に入る形。右サイドに有働、左に宇津元。吉田はベンチスタート。サブのGKにムンキョンゴンが入る。清武は引き続き行方不明。保持時3-1-4-2で内容的には向上中。堅い守備をベースに攻撃時の呼吸が合ってきました。攻撃時に新加入選手、有馬、榊原、天笠がぐっとフィットしてきております。

対する徳島。3-4-2-1を運用中もこの試合は2トップ気味。増田監督が継続し、どちらかと言えばボールを握る側のチーム作り。現在のJ2の中での相対的なレベルのお話です。ただ、以前のスペイン風味よりはだいぶ現実的になった印象。握るだけではなくなった。外国籍選手を中心にFWを補強したものの、得点力不足に陥っており、まだ新加入の選手たちがJリーグに慣れていないのかもしれない。中盤のベテラン勢、岩尾と永木がベンチ外。ポテンシャルはあれども、今は我慢の状況か。辛抱中の徳島。FW渡がゲームキャプテン。

ドアストッパーのスライディングニータン、あれ、どう頑張ってもスライディングに見えないです。それだけはお伝えしたい。悪質な足掛けファウルです、あれ。それだけはお伝えしておきます。

はい、試合の入り、序盤はさほどは悪くなかった印象。徳島の攻撃スタイルに対して守備時5-3-2で守り切れそうな雰囲気というか、徳島が打開できるイメージが湧かなくて、もしあるならばスーパーな個人技が発動しないと崩れないんじゃないかなって感じ始めた矢先に、エウシーニョのスーパーな個人技が発動。失点は早かった。エウシーニョが左サイドから右サイドまで横断的にドリブルで守備網を乱しつつ、徳島10番杉本太郎とワンツーでペナルティエリアに侵入。このスルーパスもスーパーだったんだけど。パスアンドゴーでボールをいってこいさせた後に、エウシーニョが右足のアウトサイドで巻くようなスルーパスをファーに出し、それをルーカス・バルセロスに押し込まれて失点。エウシーニョが上手過ぎた。J1でもやれていた選手だし、いまだ健在。体力的には落ちているんだろうけれども、要所要所のプレーが正確でボールを奪えないシーンが多かった。エウシーニョの個人技だけでやられてしまった。12分で失点して追いかける形になったトリニータ。堅守で我慢に慣れた徳島に対して、良い形でボールを奪えるシーンが多数あったけれども、得点を奪うことは出来ず、前半を終える。

後半から有働を下げて吉田を投入。さらに64分には伊佐を下げて屋敷を投入。コーナーキックをいったんはじき返された後にセカンドボールを拾い、継続して攻撃する流れ。野嶽がもう1回放り込むも、それもはじき返されてまた拾う。左サイドで受けた榊原が一旦ちょっと下がって野村とワンツー。往って来いのパスアンドゴー。いったん自分でボールを下がって、前にスペースを作って、そのスペースに出してもらう。大分10番野村との呼吸がぴったりでした。一度右に大きく出しておいてからの野村へのパス。両チーム10番を使っての往って来いが秀逸。何度も繰り返し観てしまう。足が速いとか背が高いとか関係ない。こうやってスペースを作れば良いんだ、っていうお手本のようなプレー。そのプレーで榊原がフリーで抜け出してクロスを上げる、そのクロスをデルランが頭で触って変化を付ける。最後に頭で押し込んだのは宇津元でした。

2年ぶりのゴールらしい。顔芸も忘れています。ブランクが長かったので仕方ない。デルランの関与、宇津元の決定力、素晴らしい得点でした。まるでFWみたいなシュートでした。FWなんだけどな。この後、一気呵成に逆転できれば最高だったのだけれども、逆に徳島の猛攻を受ける形になってしまう。前節までの反省として、リードした後の終わり方に課題があったけれども、この試合では受け切って無失点でしのいだ。徳島のシュートがバーに直撃する危ういシーンは多数あったけれどもギリギリでした。まだ課題は残っている模様。2点目は取れず、そのままドロー決着となりました。

勝ちきれずまだ2勝。上位とは離されていないけれども、下位とも離せていない。そんな中で次週、首位千葉とアウェイでの戦いとなる。ジェフは絶好調、まだ1敗しかしていない。トリニータも1敗しかしていない。勝ててないけどさ。負けてはいないので、1敗しかしていない同士。犬の呪いか亀の呪いか。どんなに独走していても、昇格できなかった16年の実績が強すぎて誰もジェフが昇格するとは思っていないからな、ネタ振りにしか見えないジェフの快進撃。どんな戦いになるのか非常に楽しみ。



2025/04/06

2025年 明治安田J2リーグ 第8節 大宮戦

【大宮 2 - 2 大分】


私はですね、納得していないんですよ。納得していない。何がってRB大宮アルディージャの「RB」のことです。「RB」のことね。何なんだよRBって。Jリーグは発足してから30年以上、チーム名から企業名を排除してきたはずなんですよ。しかしですね、RB大宮になってるんです。いつの間にか呼称が。おい一体何だ?RBってのは。FCは「フットボールクラブ」の略じゃないですか。FCは判る。RBは何なんだよって話なんですよ。この気持ち悪い話、2023年の12月頃スポーツ報知からJリーグのクラブ名称に企業名を付けることが解禁されるという報道があった。外資企業によるJクラブスポンサー参画条件を緩和する見通しという話も同じ記事にありました。

これに対して真っ向から否定したのがJリーグ。このスポーツ報知の報道に対してリリースを出してまで事実無根とキッパリ否定。キッパリ否定したんです。Jリーグ側が。企業名はこの時点で解禁されていないってことです。

Jリーグの規約を色々確認してみても、クラブ名称についてはJリーグの承認が必要、ということだけで企業名が禁止とは書いていないし、解禁とも書いていない。ではRBとは何なのか?この報道から1年後、RB大宮株式会社が爆誕。併せてチーム名を変更する。

大宮のHPによると”チーム名は、クラブ創立以来26年の歴史を積み重ねてきた「大宮アルディージャ」にドイツ語の「Rasen Ballsport(芝生の球技)」の略称である「RB」を加えて「RB大宮アルディージャ」とし”とある。ドイツ語の「Rasen Ballsport(芝生の球技)」なんだとよ!芝生の!!球技!!RedBullじゃないんですってよ。だからJリーグは承認したっていう茶番が行われたんです。


これはJリーグが成長戦略を外資に丸投げしているだけの、お金に目がくらんで30年積み上げて来た歴史を放棄する大茶番な訳です。100歩譲って、全クラブに通達を出して緩和するっていう話なら判るんです。全クラブ平等なら判る。しかし、実質外資で大宮だけが許された理由が判らない。30年、Jリーグで宣伝を控えながら支えてくれた国内の大企業が沢山いる訳じゃないですか。それをないがしろにして外資だけってどういうことなんだろう?外資を入れたいからズルしよう、という茶番。この茶番に対してはJリーグを支え続けた企業に説明が必要だと思うのだがどうなんだろうか?誰も何も説明していないのでは?だってRBは芝生の球技だからね。企業名ではないから説明も要らない。色々と気持ち悪い。


例えばこの動画。レッドブル大宮ってメディア側が番組制作してしまっているんですよ。わざとらしく敢えて間違っている感じもある。こういうのも気持ち悪い。事実誤認にも程がある茶番ですよね。これが許されるなら例えば、JR東日本ジェフユナイテッド千葉だって、「東日本に丁度良いJust Right」の略称ってことで承認されるべきだし、TKP大分トリニータだって「とにかく勝ちたいPeople」の略称ってことで申請したなら通らないとおかしい。解禁されていないから誰も申請しないけどさ。なぜ外資だけに許すのかって話なんです。おかしい。納得していない、私は。この日、実際にスタジアムに足を運んだらRedBullだらけな訳です。そりゃこれだけ堂々とズルがまかり通ればメディアでさえ、わざと誤認している風になる訳です。既成事実化の気持ち悪さしかないスタジアム。RedBullしか得をしていない。黙っていればJリーグ全体が潤う日は来るの?どんな根拠?ザルツブルグでは揉めた歴史もあったはず。


マスコットだったアルディとミーヤはスタジアム内にはなぜか入って来なくなったっぽい?何なんだろう?あれは。あれも違和感で気持ち悪かったな。2025年になって一度もXでポストしていないんだ、アルディ。あれも茶番だ。大宮アルディージャの魂は既にあっさり失われていた。とっととリスを赤く塗って角を生やしやがれ。そっちの方がまだスッキリする。買収されるというのはそういうことです。ただぁ!?(©粗品)、大宮の魂はどうでもいいとして、全クラブ平等じゃないという時点で納得感はない。そこで私はRBはRedBullではない、という事実を広く認知してもらうために、かつ、腹が立つのでRBを誤認させて広めてやろうと思い立ったのです。


そう、大宮と言えば、楽園大宮店。2年前の観戦でもパチンコ打ったお店です。全国1位の設置台数を誇る超巨大パチンコホール。大宮と言えばパチンコ・パチスロ。名物はパチンコ・パチスロしか無い街です。日本で一番設置台数が多い訳ですから、そこで当たるレギュラーボーナスも日本一ってことなので、レギュラーボーナス大宮ってことです。何を言っているのか分からない人もいると思いますが、俺も分からない。とにかくパチスロには大当たりのビッグボーナスとレギュラーボーナスってのがあってですね、残念な小当たりの方がレギュラーボーナス、略してRBってやつです。これを大宮名物として定着させたい。RB大宮。そしてJ2サポーター界隈にRBはレギュラーボーナスの略だと誤認させたい。そのために私は楽園大宮店でRBを引くために10時に入店せざるを得なかった訳です。長々と書いてお前ただパチスロ打ちたかっただけだろ?って思った奴は黙ってろ。休日に早起きしたっつうの。遠いんだぞ大宮。


4月5日です。5が付く日はGOGOジャグラーを打てって死んだばあちゃんが言ってました。5月は毎日打つことになるぞ、ばあちゃん。比較的RBも引きやすいし、大宮名物なんできっとすぐにRBを引けるはずです。しかし、1000円では光らない。ペカらない。焦りつつ4000円が消えた時、光りました。


GOGOチャンスが光れば当り。ありがとう楽園大宮店。比較的早めの初当り助かります。前半20分くらいで先制した感じ。ちゃんとBARの下のチェリーを狙えと死んだばあちゃんから英才教育を受けました。単独で成立しているボーナスですね。BBなのかRBなのか。


7・7・BARが斜めに揃ってレギュラーボーナスです!さすがは楽園大宮店、空気が読める!これが大宮名物のRB大宮です。初っ端からマジでRBでニヤニヤした。出来過ぎ。レギュラーボーナスを引けてこんなに嬉しかったことがあっただろうか。死んだばあちゃんが揃える時は1枚掛けって言ってたので遺言を守りました。96枚のコインをゲット。少ねぇ。単独RBは高設定ですか?詳しくないので飲まれて捨てました。ということで、負債を抱えてスタジアムに。レギュラーボーナス大宮に負けたまるか。




快晴、しかし前半は風強め。アウェイ側が風上でスタートする形。風向きは前半はトリニータ側が風上になる時間帯が長ったんですが、後半に割と変わりました。スタジアム内はRBだらけですけれども、全部レギュラーボーナスと読んでしまう自己暗示にかかってしまった。

今節も「栄光を、大分に。」です。チャントから取ってる?スタメンもポスト内容も不変ってことです。3-1-4-2を継続。清武は今節も帯同せず。この試合、総評すると攻撃の歯車というか、各選手の特徴と連携、呼吸が合い始めた印象が強い。固定メンバーで戦い続けたメリットの方が強く出始めた。さてはバーベキューして一緒に肉を食ったんじゃなかろうか?対照的になってしまったのだけれども、選手交代をする度に若干その練度が落ちてしまった感じ。個の力ではなく、連携面。

対するレギュラーボーナス大宮。長澤徹監督が3-4-2-1を運用中。昨シーズンJ3チャンピオン。開幕から勝利を重ねて2位をキープ中。補強もJ2レベルで戦えるメンバーを追加。特にベンチスタートの外国籍選手は強力。ワントップにはオリオラサンデー。2023年の開幕戦、徳島でサイドバックにいた気がするオリオラサンデー。そのシーズン、開幕の1試合だけで干されてJ3へと渡り歩いて大宮に流れ着いて再会。なんであの時サイドバックやらされてたんだろうな。あの年の徳島はどうかしてたよな。DAZNで観ただけなのに、もの凄く印象に残っている。大宮の運用の方が正解だと思います。


しかし、このオリオラサンデーを頂点にした守備体形、あまり有効なプレスをして来ず、何で大宮が2位なんだ?と感じたくらいの、大宮側が不出来の前半に見受けられました。トリニータは攻撃陣の呼吸が合い始めたのだけれども、前線へのボールの供給を受けた以後の攻撃に向上が見受けられたのであって、中盤でのボールの奪還とか、前線へのボールの供給方法などはそれほど変わってはいない。大宮が消極的だった印象。良い形で奪いまくりの良い内容でした。シュートに持ち込めるシーンが激増。そんな中、試合が動いたのは20分。榊原のスルーパスを伊佐が左サイドで受けて折り返した流れの中から有馬が決めた。今シーズン初めて相手の守備を崩したゴールでした。







完全にフリーになれた有馬。きっちり決めてくれました。シーズン2得点目。エースが早めの時間帯に決めてくれると助かります。一緒に観戦した友達が今年初観戦で、「今年のトリニータ強いね」って言い始めて困った。違うんだ友よ、こんな得点初めてなんだ。この得点、榊原のスルーパスが「マリノスユースで10番でした」系のパスで、しびれました。ファンタジスタのそれでした。相手を崩して得点も出来て一安心。素晴らしい先制点。その直後すぐに失点して追いつかれたけどさ。前半は1-1のまま終了。大宮もミドルブロックからカウンターを狙う形で、お互いに似ていて我慢比べのような試合ではあった。前半、大宮の方がミスが多かった。


後半も試合の展開は変わらず。チャンスを作れることは多かった。コーナーキックから勝ち越しを決めたのは藤原優大。浦和で育った漢なら大宮に負ける訳にはいかない。何となくこの試合で活躍するような気はしていたんだけれども、やってくれました。セットプレー大事。










頭一つ抜け出してニアから決めたゴール。素晴らしかった。キッカー宇津元の精度も素晴らしかった。アウェイで突き放しに成功。

藤原優大、顔芸も良い。2年目で馴染んだ感が良い。2年目以降は顔芸が出来ればそれはもう大分の漢です。これで逃げ切れれば最高だったんだけれども、レギュラーボーナス大宮の交代選手を使った攻勢がどんどんと個の力を増して厄介だった。そんな中、一番厄介だったファビアンゴンザレス。磐田が補強禁止になった発端となる程に獲得したがった割にあっさり手放したあのファビアンゴンザレス。強い、速いで長い時間対応に苦慮した。76分、遂に堪え切れずにPKを献上。絶体絶命のピンチに立ちはだかったのは濱田太郎でした。


フェイントにも微動だにせず、完全に読み切って弾き出しました。PKを止めた写真を撮れたのは初めてかもしれない。大体決まるんでね、レアです。濱田太郎に救われてリードを守った。勝利が見え始めて、「大分トリニータはビッグボーナス勝ち点3を獲得」みたいな内容のブログを書こうと考え始めた矢先、長い8分のアディショナルタイムの4分目くらいに追いつかれてしまった。


がっくしの選手達。惜しかった。引き分けで痛み分け。ビッグボーナス勝ち点3からレギュラーボーナス勝ち点1になってしまった。引きが悪い日でした。選手達も足を攣っていたメンバーも居たし、限界を超えていたかなとは思った。正直なところ、耐えられそうな雰囲気は無かった。時間を使うようなプレーを選択して欲しかったところではある。ただ、途中で投入された屋敷やキムヒョンウはやはり得点を取って試合を決め切るミッションを持たされていたようにも見えたので、そっちをやり切れなかったことの方が問題なのかもしれない。3点目を取れれば良かったのだ。清武がベンチにいれば保持して落ち着かせる時間を作れたと思うのだけれども。帯同していなかったのでしょうがない。やるしかない。とにかく、途中出場した選手達が何とかしなければなりませんでした。それでも4月が始まって、上位陣との連戦が始まって内容としては連携面で息が合い始めたこともあり、ポジティブな引き分けという印象。アウェイで勝ち点1を持ち帰れるなら、ホームでビッグボーナスを引くだけです。



攻撃の課題は解決の糸口が見えた。後は得点後のリードしてからの試合運び。メンバー選定とパターン練習。前進できるチームだと判った。一歩ずつ。



2025/03/31

2025年 明治安田J2リーグ 第7節 愛媛戦

【愛媛 0 - 1 大分】


DAZN生観戦。3月30日、勝ち点3の日なのか0の日なのか。見事勝利して勝ち点3の日にしてやりました。シーズン2勝目、おめでとうございます。大分守備ニータかよってほどの守備力を見せてくれて、愛媛の未勝利ミカン爆弾を無事に処理完遂。かなり危ういように見えたけどな!きっと選手たちはほぼやられていなかったって言うやつです。J2シュート数最底辺ダービーとなったこの試合、両軍課題を克服するシュートは多めの試合となりました。久々に勝利をしたのでね、安堵です。内容はともかく、アウェイでは勝ち点3が重要。何の文句もございません。

「栄光を、大分に。」とか急にシャアっぽいことを言い出し始める公式。何かに感化されたか?勝利の栄光を君に的な。しかし、スタメンは何も感化されず前節を引き継ぎました。2トップで野嶽CBを継続。守備の要、藤原優大はJリーグ通算100試合目の節目。おめでとう。敗退してしまったルヴァンカップで結果を出した屋敷、キムヒョンウ、木許がベンチ入り。屋敷は途中出場したけど、もっと長い時間観たかったです。清武はお休み。ペレイラが久々にベンチメンバーに復帰。ペレイラ、もしかしたら移籍か?と勘繰ったのだけれども、思い過ごしでした。

対する愛媛。なんとリーグ戦17試合未勝利だそうです。J1で14連敗の経験をもつ我が軍もビックリ。引き分けがあるならまだマシだろうけれども、しかし厳しい。この未勝利記録をうっかり打破して愛媛に勢いを戻して得することは無く、まさに爆弾処理班の気持ちでした。愛媛の未勝利ミカン爆弾。オレンジスプラッシュ。愛媛は3-4-2-1を運用中。スタメンには有名どころの選手が少ない。ほぼ知らない。愛媛っぽかったベテラン勢がごっそり抜けて若手主体へと生まれ変わった。ボランチの深澤、谷本くらいしかJ2で複数年の主力として稼働した実績がないくらい、大卒とJ3からの補強で賄われている。実績だけだとかなり厳しい戦力かもしれない。ベンチメンバーの方がまだ実績はありそうなんだけれども、ベンチスタートということはコンディションが厳しいということなんでしょう。石丸監督も苦しいと思われる。今シーズン得た勝ち点は1のみ。逆に絶対に負けられないプレッシャーの方が苦しい。よくぞ勝ち点3を持ち帰れたと思います。簡単じゃなかった。賞賛。


試合展開は序盤、保持の割合が長かった印象。愛媛にうまくプレスをかけられていて、奪われても高い位置で奪い返すことが出来ていたので序盤は優勢に試合を進められた。コーナーキック、ロングスローと「何か起これ」攻撃に終始していたのだけれども、組み立てとしては悪くなかった。2トップの効果が大きく、守備は5-3-2で追い込み方が効率良く、よく刈り取れていた。10分に得たフリーキックを有馬がヘディングで折り返したらオウンゴールとなって幸先良く先制に成功。がっつりオウンゴールではあるものの、ほぼ有馬のゴールってことで良い気はする。愛媛の勝てなさ具合を象徴するような失点シーンではあった。勝てないときってね、なぜかね、オウンゴールとか増えるんですよね。不思議と。分かる。すごく分かる。



ここからが守備ニータの本領発揮。っていうか受けすぎじゃなかったか?先制したら即受け身。甲羅に籠ります。もうちょっと上手く保持して時間を作っておくれよって思ったけど、勝ったので文句はございません。攻撃はパスが合わないシーンが相変わらず多いんだけれども、文句はございません。奪えた後に、最終ラインが攻撃参加して走る距離が長くなっているので、チャンスの時の頑張っている感が凄く伝わってくるのだけれども、ちょっと遠すぎというか、1度のチャンスに消費するエネルギーが大きい。ラインを押し上げ続けられる状態をキープしたい。33分にあった決定機は、左サイドから展開して右サイドへ、受けた野嶽のクロスを愛媛のDFが跳ね返したら不思議と伊佐の胸元にピタッと収まった形。伊佐のシュートまでの流れは完璧だったけれども、愛媛GKが左手に当てて死守。リードは1点のまま後半へ。

後半も引き続き守備ニータでした。ピンチの方が増えた気がします。しかし、何とかなりました。セットプレーから何度も肝を冷やしましたが、何とかなりました。守備陣踏ん張れた。先行できたことで、交代要員も守備的なメンバーも投入出来てバランスが取れたので安心でした。クリーンシートで未勝利ミカン爆弾処理に成功となりました。

ナイスクリーンシートでした。良かった、とにかく良かった。これで順位表を見ても「勝てていない」印象から「負けていない」印象に変わりました。勝ち点10に到達。J2のど真ん中に復帰です。

3月最後のアウェイで勝てたことは大きい。失点も少ない。粘り強く勝ち点を稼ぐ、負けないチームってことです。攻撃はあれだ、伸びしろだ。勝てるのであれば我慢できます。


2025/03/27

2025年 YBCルヴァンカップ1stラウンド1回戦 山口戦

【大分 2 - 3 山口】


情報を観ないようにして、無料の配信をディレイ観戦しました。しかしそこまでして観た試合内容はホームで3失点して1stラウンドの1回戦敗退という結果。これ以上ない酷い結果で今年のルヴァンカップが早々に終了。開幕して即終了です。本当に残念無念。しかし、前半の攻撃面と、絶望的な3失点をしてからの攻撃陣の爪痕を残さなければサッカー人生が終わってしまうレベルの気迫について見所はあった試合だったと思います。若手たちがもうしばらく観れないと思うと残念ではある。早々に成長の場を失ってしまったことは惜しい。

スタメンはごっそりターンオーバー。GKは佐藤、3バックは左から香川、宮川、戸根の並び。アンカーに松岡、右サイドに松尾、左サイドは茂平、清武と池田がシャドー気味、鮎川と有働のツートップ的な基本布陣。守備時は5-4-1で鮎川のワントップになっていた雰囲気。前半は清武プレー集かと思える程の違いを見せてくれたキャプテン清武が見所を提供。良い意味で「清武頼みのサッカー」ではあった。後半はベンチスタートになった屋敷とキム。この先発で出れなかった二人が気迫のこもったプレーで違いを見せてくれたことが救いでした。

対する山口。こちらもごっそりターンオーバー。リーグ戦に絡んでいないメンバーが中心。宮吉、池上、キムボムヨンがいて山口もしっかりとした選手層のあるチームになっています。先日戦ったばかりなので新鮮さはありませんでしたが、良く走るチームでした。


前半の攻撃面、トリニータとしては悪くなく、清武を起点に大きなサイドチェンジやスルーパスでプレスに来る山口の裏を鮎川が狙うなど、最後のプレーがもう一つ合えば・・・くらいの攻撃を実現できていて、清武ってやっぱり凄いんだなってことを見せつけられたような内容。右サイドの松尾も良かった。今は吉田が凄すぎるのでリーグ戦で出番は無いけれども、攻撃面では松尾も捨てがたいと思わせるプレーが多かった。守備面では吉田の方が強烈なのでトータルでは吉田チョイスになってしまうかなと、改めて感じました。良い雰囲気で攻撃を継続出来ていたものの、コーナーキックのこぼれ球の処理からボールを奪われてカウンターを食らって先に失点するという、本来ならばこちらがやりたいようなサッカーをやられてしまってゲームコントロールを苦しくしてしまった。失ってはダメなタイミング・位置でパスをひっかけられてしまった松岡猛省。惜しい前半ではあった。

後半の2失点目はちょっと酷い。深い位置での山口のスローインに対しての対応が酷過ぎたので逆に見返して欲しい。スローインから誰もボールに触れられずに競り合いさえもできずに失点しているので見返して欲しい。クロスもフリー、折り返しもフリー、シュートもほぼフリーで失点してます。この失点は精神的に堪える内容であった。何やってんだレベルです。


ここでおそらく、気落ちしてしまったであろうプロ初先発の宮川に試練が訪れる。2分後に最終ラインからのボールを受けた相手選手と競り合いに負けて入れ替わられてクロスを上げられて、これまた戸根がフリーにした相手選手にキッチリ決められての3失点。守備陣がJ2のレベルにありませんでした。ほろ苦いデビュー戦になりましたが、ここでのプレーは気落ちしてもらいたくなかったなという印象。踏ん張りどころでしたが耐え切れず。試練。乗り越えて欲しい。その後、宮川を下げて屋敷を投入。ここからの屋敷劇場でした。プロとは何か?屋敷がお手本となりました。

キムヒョンウと2人で奪い取った得点。プレスからボールを奪取し、運び、ラストパス、キムヒョンウがきっちりと決め切って反撃の狼煙を上げた。二人ともゴールが決まっているのにも関わらず、止まらずゴールに向かうからね。ここを是非観て欲しい。ゴールして即、ボールを持って戻ろうとする姿勢。この二人、2点目を目指します。3失点した直後、もう映像観るのを止めようかと思ったのだけれども、手を止めて正解だった。

2分後、右サイドから「仕掛けることしかしない男」木許のクロスを屋敷が決め切って2点目。1点差に追いつく。あれ?ある?同点ある?と思わせ始めたくらいに試合の流れをひっくり返した。この後も屋敷がシュートを放つシーンもあって、本当に可能性を感じさせてくれたんだけれども、残念ながら試合は終わってしまい、ルヴァンカップは敗退となりました。前半の清武プレー集、そして後半最後15分の気迫。平日に見所はあった試合でした。この試合でプロの壁、J2の壁を感じてしまったであろう選手はまだ若いので成長のチャンスはあるとは思います。しかし、それも勝って公式戦の試合を通しての成長だと思うのでその場を一つ、早々に失ったことはクラブとしても大きな損失。残念ではある。が、逆に爪痕を残しまくった屋敷、キム、木許にはチャンスが与えられると思われます。むしろ何で使われないんだって思ったレベルでした。守備陣は手薄なのかなっていう印象を持ってしまった。スタメンとの差が大きい。ただ、プロ初先発で完璧な結果を残す選手の方が少ないとも思う。歴代の選手たちも若い頃に沢山ミスをして、授業料だと我慢して、成長した選手だけが移籍していってしまうのが我が軍ですから、這い上がって行くしかないのです。試練は乗り越えてこそ。リーグ戦、やるしかないよ。



2025/03/24

2025年 明治安田J2リーグ 第6節 藤枝戦

【大分 1 - 1 藤枝】


クロージングに失敗。プレッシングvsプレス剥がしの思想闘争となった第6節。全てを出し尽くして必死に奪った虎の子の1点を守り切れず。惜しくもドロー決着となってしまいました。お得意様であった藤枝に対して遂に連勝記録はストップ。3月中にホームで勝っておきたかったし、勝てそうな雰囲気だったしで惜しいドローという印象になってしまいました。惜しかった。

より攻撃的になるために、私が肉を食って臨んだこの試合。少しだけ体重を増やした以外の効果と変化は無かったのですが、スタメンも変化なく前節を引き継ぎました。伊佐と有馬の2トップを継続。ベンチメンバーに木許、松岡と若手の比率が増え始めた。急に暖かくなり、また走るのがしんどい季節になるのかなという不安。まだ涼しいうちに戦術の土台を固めたいところ。

対する藤枝は未だ大分トリニータ戦で未勝利。引き分けさえないという相性。お得意様です。須藤監督5年目のシーズン。3-4-2-1でビルドアップにGKが参加して最終ラインで数的優位を作ってプレスを剥がして前進するという、我が軍がJ1で限界を迎えてシフトチェンジしてしまった戦術を改めて目の当たりにした形。GKにプレスを掛ければフィールドプレイヤーの誰かは空いているはずになる。どの角度からどうプレスを掛けて空いている選手にパスを供給させないプレスが必要とされます。チームの連動が試される一戦。注目はFWセンゴールが千のゴールを決めるのか、ゴールせんのかどっちになるのか。189センチのセンゴール、なぜかサイドに流れがちで、サイドからチャンスメイクしようとして不思議でした。真ん中にどっしり居た方が嫌なんですけどね。ゴールせんでした。うちのDF藤原を中心によく踏ん張ってくれました。

良い天気だけどさ、花粉が酷いので私には辛い季節です。サッカー観るのは何時が一番良いんだろうか。暑さ寒さ花粉を避けて、秋が一番なんじゃなかろうか。春は鼻水デルラン。はい、試合です。構図的には判り易くて面白かった。特に前半は藤枝のGK北村海チディにプレスを行くのか行かないのか、藤枝が大分のプレスを回避して前進するのかしないのか。センゴールがゴールするのかせんのか、そんな展開でした。良い形でボールを奪うことが多くあっても、攻撃の形が作り切れない。奪ってからの「速い攻撃」と「急いで攻撃」がごっちゃになっている印象。慌てて攻撃しているように観えてしまう。まだ洗練されていない印象。肉が足りない。決定機は何とか作れたものの、ゴールを確実に割れるほどのチャンスではなかったでしょうか。スコアレスドローで折り返す。 

後半も構図は同じ。奪ってさぁ攻撃、というところでミスが出たり、奪い返されたりでもどかしい展開が続いた。藤枝も切り替えが速く、セカンドボールの攻防が激しく続く。ここ数試合に比べれば攻撃も形にはなったけれども、藤枝のチャンスメイクの方が多かった印象。こぼれ球を期待するロングスローが唯一の武器になってしまっていて若干残念。バンバン決まるならまだしも、今のところ開幕戦だけで得点に繋がる確率も低い。


ベンチワークでは次々と攻撃の選手をリフレッシュ。試合が動いたのは87分。交代枠を使い切った直後。途中から左に入った茂平がセカンドボールをスペースに蹴り出したことが起点となった。スペースで拾った途中出場の木許。若手は前進あるのみですよ、あなた。ボールを下げる訳が無い。前へ前へと進んで意外なタイミングでの早めのクロス。真ん中で走り込んだこれまた途中出場の鮎川が上手に決め切った。ワンチャンスのクオリティが噛み合っての得点。チャンスが少ない中、質×質の掛け算で得点するしかない。見事な先制点ではあった。しかし再現性はきっとない。

87分の得点でしたし、お得意様の藤枝が対戦相手だったし、不思議と藤枝には勝っちゃうんだなって私も思ってしまいました。しかし、クロージングには失敗。要因は勝ちに行って、攻撃的選手で交代カードを切りまくっていたから、だと分析します。耐えきれませんでした。左からクロスを放り込まれ、数的優位性が無かった逆サイドで合わされて失点。失意のドロー決着でした。


若手がアシストと爪痕を残した試合だったし、鮎川のゴールもお見事だったので沢山のヒーローを生み出せる試合にしたかった。大変に惜しい。最後、勝ちに行った交代だったので仕方がないかなとは思います。バランスは攻撃に振ってしまったし、それで1得点出来た。耐えられていたならばベストだったけれども、もう少し時間の使い方が上手ければ良かった・・・・くらいだろうか。2勝目が遠い。守備陣が奮闘してくれているけれども、もう少し攻撃陣が結果を出さないと改善しません。セットプレーでも何でも、この試合の木許のように、前へ前へ、チャレンジして欲しい。次はルヴァンカップで山口との再戦。試合に出ていないメンバーの奮闘を期待したい。



2025/03/17

2025年 明治安田J2リーグ 第5節 山口戦

【山口 1 - 1 大分】


アウェイの試合でしたが、DAZN生観戦でした。仙台に無理して行きましたのでね、山口遠征は自重。大分から山口であれば、車で下関の唐戸市場に寄って腹ごしらえをしてからスタジアムへ向かう、みたいな黄金ルートが確立されていて羨ましい限りなんだけれども、4時間くらいかかると思いますからね、遠征された方々は移動も大変だったと思います。電車でも行けるし、日帰りアウェイ遠征の中級編としての位置付けですね。北九州が同じカテゴリならば初級者を誘う絶好の距離感、スタジアム設備なんですが、今手ごろなアウェイは少ないので遠征民を増やす活動は難しい。北九州に慣れて「アウェイ楽しいかも」と思い始めた心の隙間を狙って山口に誘う、山口に行くのが当たり前になればバカになった遠征サポーターの完成です。徐々に世間から遠ざけることに大成功。トリニータ中心の週末が始まります。そんなアウェイ民を増やすために重要な戦略的アウェイの拠点。今年も多くのサポーターが心の隙間を狙われて集まっていました。

前節ホームで水戸相手にシュート2本という結果に終わった大分トリニータはテコ入れです。入れろテコ、入れろゴールってことです。スタメン変更。珍しくペレイラがメンバー外。3バックは右に野嶽が入りました。これは発明だと思った。ペレイラが怪我なら苦しいけれども、野嶽を3バックの右で使う期待感の方が上回った。左サイドの宇津元は開幕戦以来の復帰。FWに伊佐が入って2トップ気味、トップ下付近に野村が入るような基本布陣。保持時に野村はかなりフリーに動いていたけれども。守備時は5-3-2になることが多く、奪った直後に裏抜けを狙う伊佐とポストプレーが得意な有馬で業務分担です。FWの業務支援をさせると伊佐の右に出るものはいない。FW支援専業のFW。戸根がベンチ入り。どうしても「刀根」が変換候補に出がちなので要注意です、戸根。

対する山口。昨シーズン後半に若干失速も、志垣体制1年目としては十分過ぎる奮闘っぷりだった。長年チームを支えたGK関、山瀬、佐藤が引退、ヘナン、前が移籍とかなり顔ぶりは変わった印象。山形からFW有田MF横山をレンタル、京都から宮吉、福岡から亀川、昨年千葉で活躍した岡庭(FC東京からのレンタル)と計算できる戦力を補強。GKには外国籍選手を充てた。4-4-2を運用中。この日2トップの有田&山本コンビはデカい、速い、強いで面倒でした。スーペルゴラッソでしかゴールしない男、小林成豪はベンチスタート。チームの設計思想はボールを運ぶ手段とフォーメーションに若干の違いはあれども、今シーズンの大分トリニータ的に似てしまっていることもあり、非常に難しい相手となった。なぜかお互い札幌からしか勝てていません。どういうことだ。

ピッチ状態があまり良くなく、ところどころ水溜まりがあるような状態。シャバッシャバでした。大雨でも降ったんか?前節4バックの水戸に手を焼いたこともあり、今節の4バック山口対策は前節よりは機能していた印象。ピッチコンディションが難しかったこと、山口も守備を頑張るチームであることも関係してお互いに流れの中からは決定機を繰り出せなかった前半。それほど面白くはなかったです。でも水戸戦に比べればマシであった。両軍プレスとプレス回避が機能して、さぁここから攻撃だ!という攻撃にミスが出て相手にボールを渡す、という残念なクオリティの繰り返し。良く走る2チームだからこそ起きる停滞。もはやセットプレーくらいしか得点が生まれるイメージが無かった。ゲームが動いたのは37分、山口のコーナーキックが続く流れでシュートブロックで軌道がループになったシュートがゴールとなり痛恨の失点。先制を許して前半を終えた。守備は身体を投げ出して踏ん張ってくれているからこその失点だったけれども、事故的な失点は発生するものです。守備は良いんです、問題は攻撃。

新加入選手が入って5試合目。有馬、天笠、榊原の3人と既存戦力がまだ合っていないのか?そもそも既存戦力も去年得点出来ていなかったじゃん、という根本的な問題もあって、攻撃面の停滞感が出てきてしまっている。後半は山口が守備時にボールサイドに偏る特性に対して、サイドチェンジを繰り返すことで盛り返し始めた。同点弾は55分、右へ左へ山口の4-4-2を左右にスライドさせて出来たスペースを活かした形。榊原のミドルシュートが決まった。

真面目な好青年的なキャラクターなので顔芸には期待出来ません。仕方ない。そこは諦めよう。しかしゴールは期待できるようです。逆足の左足でも蹴れるらしいぞ。入籍発表後に移籍後初ゴールです。籍づくし。入れ過ぎだぞ。ダブルでおめでとうございました。しかし、残念ながら反撃もここまでで、長い時間パッとした攻撃はなく、選手交代を繰り出せども得点の匂いはしないまま、ピンチを脱した回数の方が多い終り際となり、なんとか試合終了に辿り着いたような試合となってしまいました。アウェイで勝ち点1を持ち帰り。ギリギリ持ち帰り、といった印象の試合。攻撃面、「そこが繋がらんか」とか残念なクオリティが多かったのは山口側に隙が無かった面もピッチコンディションが難しかった面もあるだろうけれども、もう少し連携面の練度を上げないと4月に今、調子の良い上位陣との対戦でボッコボコにやられる可能性もある。3月中に藤枝・愛媛に勝利できるように練度の積み上げを願う。山口とはルヴァンカップで早々にリマッチとなるので、きっとギラギラの若手がバチバチにやってくれると思うので期待したい。

まだ5試合ですけれども、勝ち点6と年間40点台ペース。目標に足りません。2トップ気味にしてみたものの、好転の特効薬とはいかず、もはやバーベキューをやるくらいしか攻撃陣の練度向上の手は無さそう。もうこうなったらバーベキューをやるか、バーベキューを。肉を焼く息が合えばパスも合うはずだ。肉を食おう、肉を。得点力不足には肉だ。唐戸市場の魚じゃない、来週は肉にしましょう。