2025/10/27

2025年 明治安田J2リーグ 第34節 熊本戦

【熊本 0 - 1 大分】


勝った時にしかこのブログを読みに来ない人たち!お久しぶり!勝ちましたね!負けた時はしょうがないけどさ、引き分けの時も読みに来いよな!書いてる方も辛いんだぞ!運命の10月最後の試合、九州J2最下位決定戦の様相を呈したダービーで、見事な勝利を勝ち取ってくれた我らがトリニータ。書きやすいし読みやすいから助かります。結果だけが必要な試合で内容も良く、残留争いから少しだけ抜け出すことに成功。久々に心地の良い週末です。私はDAZN観戦でしたが、隣県とあって多くのサポーターがアウェイに乗り込んで応援してくれたのは頼もしい限り。九州はホームですから。ユニフォームも青かったし、コレオグラフィ通りの+3です。対熊本は5連勝。シーズンダブルを達成。完璧です。

前節レッドカードで退場となったグレイソンに代わってスタメンを奪取したのは伊佐。それ以外のメンバーは不変。すこぶる守備が良くなった。用心棒感のある岡本を中心に、DF陣とGKはこの試合も本当に素晴らしかった。ハイボールを処理しまくってフィードも正確なムンキョンゴンも素晴らしかった。前節の堅い守備も、カメナチオ時代を髣髴とさせたけれども、この日も守備は完璧で熊本に破られる雰囲気は皆無と言って良い出来。ベンチには繰り上がりで佐藤丈晟が入った。シーズンの中で、ベンチメンバーが出場しても中々ゲームに入れないというか、パワーダウンを感じることが多かった今年。しかし、今日のベンチメンバーはパワーを感じた。宇津元も有働も良かった。先制後のカウンターには可能性を感じることが出来たし、匂いだけ強くなる得点の雰囲気がどんどん濃くなっていく一方。まだゴールはバカスカ入らんけど、近づいてはいる。内容は向上中。

対する熊本。得点は我が軍よりも取れているけれども、失点が多い。偶然にも勝ち点も得失点差も並んだ状態での対決となった。大木監督が継続してきたポンポンスポポン3-3-1-3フォーメーションから3-4-1-2に変更。語呂が悪くなった上にツートップにした理由は分からんけれども、失点多めのバランスを調整する目的なのではないかと推測していた。しかし、サッカーにおいてバランスの問題は永遠の課題で、逆に我が軍の5-4ブロックを崩せない攻撃力になってしまった。熊本の戦い方に劇的な変化は感じなかったけれども、ペレイラやデルランの個の守備力を上回る何かを熊本は持っていなかった。

試合はサイドでの球際の攻防が激しく、デュエルの場所が限定されているのかと思われるほどにボールの奪い合いがサイドに偏重していた印象。熊本が長いボールも使っていて、セカンドボールの奪い合いにもなった。細かくパスを繋ぐのが熊本のスタイルだと思うのだけれども、割と蹴るので意外であった。お互い負けられない試合だったということです。熊本は保持時にはミドルブロックを形成するトリニータ守備陣を攻略できず、サイドでの攻撃はコーナーキック止まり。そのコーナーキックも全て跳ね返すトリニータ守備陣。セットプレーの守備も堅かった。トリニータが保持状態では熊本がプレスをかけてもムンキョンゴンの足元の強みでプレスを回避。効率良く前進はするものの、結局最後はサイドの攻防でグチャッとなって決定機は作れず。お互いにサイドで潰し合いをして決定機は少ないゲームではあった。バトル多め、熊本のアフターファウル多めの前半はスコアレス。

試合は後半に動いた。榊原が脳震盪で野村に交代すると、天笠をボランチに下げる。野村がカウンター時に時間とスペースを生み出し、正確な攻撃を生み出し始めた。なかなか獲得できなかったコーナーキックを獲得した72分、三竿のコーナーキックをファーでねじ込んだのは用心棒岡本でした。

用心棒感が凄いのにハートマークです。ギャップな。岡本さん凄いわ。このベテランの能力を認めざるを得ない。加入後、本当に守備が安定したし、安定し過ぎたが故に個人的に一番推していた藤原優大のことを思い出すことが無くなってしまったレベル。そしてこの日は殊勲の決勝ゴールまで奪ってしまった。コンディションが戻ってきた三竿のキックも素晴らしかった。流れの中からの得点もセットプレーからの得点も1点は1点だよ!入れば何でも良いんだ、この試合では。堅い守備とセットプレーでの1点。今のトリニータにはこの1得点で十分でした。守備陣が本当に素晴らしい。ペレイラが交代した後も、不安は感じなかった。この日のデルランは全くサボる気配がなく、一体何があったのかはよく分からんけれどもキャラクターが変わったかのような献身的なプレーが多かった。何なんだろう?契約の話でもあったんだろうか?本当に堅かった。

ということで、クリーンシートです。シーズン終盤なのでどこのチームも負けられない試合運びをするようになっていると感じる秋ですが、そうなると我が軍に利がありそう。ナイスディフェンス、ナイスゲームでした。

勝ちながら課題を克服していくには遅すぎるけれども、それでも敢えて求めるならば池田簾に2つほど決定機があったと思うので、あれはいずれかは決めて欲しかったところ。めちゃくちゃゴールの匂いだけはした池田簾。ケチャップの出具合としては足りません。流れの中からのゴールも見たい。内容は良くなっているので、より多くのゴールを。先制点を早い時間に取れればカウンターで複数得点は生まれそうな雰囲気がある。次節、流れの中からの得点を期待したい。

引き分け多めだけど、粘り強く戦ってきた甲斐があって15位に浮上。熊本と藤枝を抜いた。J2残留に向けて大きい勝利でした。次節は熊本と山口が直接対決。ここでの結果次第では山口の大逆転残留への勢いが生まれる可能性もまだまだあるので、気を抜かず、1点でも多く勝ち点を稼がなければなりません。粘り強い守備で安定的な試合を継続して欲しい。すべての結果が出る終幕の11月。終盤には昇格争いをしている千葉や水戸との連戦もあるので、何もない塩試合をお見舞いしてやりましょう。

2025/10/20

2025年 明治安田J2リーグ 第33節 仙台戦

【大分 0 - 0 仙台】

引き続き運命の10月ど真ん中です。クラブの命運を決める重要なリーグ戦終盤。プレーオフ争いの渦中にある仙台をホームに迎えての33節。下位の3チームのうち、山口だけが今治に対して引き分けで勝ち点1を積み上げた状況。富山も愛媛も敗れて差を付ける大チャンス。他所の試合進行具合も気にしつつ、DAZN生観戦でした。

TKPスペシャルデー。T(遂に)K(帰ってくる)P(プレイヤー)を期待しましたが、有馬は帰ってこず。スタメンは前節から引き継ぎ。有働が久々のベンチ入りか。それ以外は見慣れたメンバーで動きは少ない。守備をベースにしながら、少しずつ、少しずつ攻撃面が改善されている中で、この試合も4バックの相手。守備に手ごたえを感じつつ、前線の固定メンバーの距離感とキャラクターがマッチし始めている中で、後は得点を取れるかどうかというチーム状況。そろそろ得点が取れるのでは?という匂いだけはするのだ。あぁ、今日、お隣さん家はカレーか、というのがはっきり分かる秋の夕方くらい得点の匂いだけはするのだけども、自分のうちはカレーじゃない、そんな感じの試合でした。

対する仙台。しぶとくプレーオフ圏内を争い続けている。シーズン序盤に戦った時は我が軍の中途半端なハイプレスが空回りして試合にならなかったレベルで軽くあしらわれた記憶があるのだけれども、秋も深くなって我が軍がリスクの無い「生活の懸かったサッカー」に豹変したことで難しい試合になることを覚悟でアウェイに乗り込んできたはず。しかし、運悪く我が軍の1トップがレッドカードで一発退場となり、より過剰に「生活が懸かっているからもう勝ち点1でいいや」と意思疎通がバッチリ通ってしまった守備組織を崩せずに無得点。シュートはほぼムンキョンゴンの正面と、完全にコースを切られた状態でしかチャンスは無かった。4-4-2をベースに、数的優位になった後半にはアンカーっぽく中盤を変えたりもしたけれども、春ほどの強さは感じられなかった。外国籍選手の攻撃陣が不足していて、徳島との差が如実に感じられた。きっとプレーオフに出たとしても、もはや昨年の下平監督みたいに無邪気に自分たちのサッカーをやるチームは少ないので、普通はドン引きになりますんでね、守備的な相手を崩せる何かを見つけたいところ。真瀬や郷家は良かったけれども、もう一味、もう少し何かが足りなかった印象。エロンがベンチから出てこなかったので、戦術的なものなのか?コンディション的なものなのか? 

前半は予想よりも良かった。しっかりとブロックを作って試合に入る、手堅い展開。諸々確認して慣れてきたら、プレスとボール奪取、ムンキョンゴンも含めて保持して前進と、試合運びの面では良かったし、ハイボールに競っている振りをするグレイソンも、流れの中で足元に出せばワンタッチではたいて前進のきっかけを作ってくれる、取扱説明書が更新された感じもあって、前線の良い距離感やハードワークが活き始めた。涼しくなったし、走れる良い季節になりました。池田、天笠、榊原、野嶽がハードワークするんでね、ペレイラやデルランが前線に出るタイミングも良いし、茂平と三竿も走りますんでね、もうちょっとの所まで来てはいるんだけれども、仙台以上に我が軍の方も何かが足りない。自信が一番足りていない部分だとは思うんだが、シュートシーンは作りながらも枠外。匂いだけはするんだけれども。仙台相手に割とボールがしっかりと奪えたので、球際ではしっかりと戦えていたと思います。チームは活きている。

後半にグレイソンのチャレンジが遅れて相手の足にガッツリ足裏が入ってしまい、レッドカードで一発退場。イエローでも良いような強度の試合だったとは思うのだけれども、判定は仕方なし。後半早々から、防戦一方になることが約束されてしまった。ここからトリニータは守備時5-3-1で守り倒すことになる。ランナーズハイならぬ、ディフェンスハイになったペレイラやデルランの叫び声が響く。守備に関しては3バックの岡本に用心棒感があって、安心感と信頼感が既にあるのだけれども、40分近く一人少ない状況で守り続けるのはかなり負担になったとは思う。しかし、本当に守備陣は素晴らしかった。なかなか、熱がですね、生まれにくいシーズン終盤の状況の中で、熱を感じる守備であった。かつてカメナチオを呼ばれた守備組織を髣髴とさせるくらいの堅さ。長いアディショナルタイムもミッションコンプリート。一人少ない中で熱のこもった勝ち点1を得ることが出来ました。

課題が克服された訳でも、残留が決まった訳でもないので、手放しに喜べるような状況ではないのだけれども、一人少なくなった中での勝ち点1は大いに評価すべきだと思います。匂いはするんだが、得点が生まれない。ケチャップを出さねばならない。次節は熊本戦。これまた6ポイントマッチの決戦。グレイソンが出場停止になる中で独特な熊本相手にどう戦うのか。次節は山口vs富山の直接対決も。熊本よりも上に、上にいなければならぬのだ。未来と運命を手繰り寄せよう。

 


2025/10/06

2025年 明治安田J2リーグ 第32節 秋田戦

【秋田 0 - 0 大分】


秋の秋田飽きた。思い浮かんだ駄洒落を書いてみただけで飽きてません。毎年なぜか秋田との試合日程は行けてしまう。今年も行って来たのだけれども、不思議とアウェイの相性は良く、負けていない模様。ただ、秋田で観るサッカーは大体ラグビーか?みたいなサッカーになりがちで、それなりの覚悟が必要になります。時間とお金を使って何を観ているんだ?みたいな気持ちになって心が折れそうになります。食べ物は美味しいし、秋は過ごしやすいし、良い土地柄と季節なんだけどオススメは出来ない。今年も覚悟して行って来ましたが、雨が降りそうで降らなかったこともあり、割とフットボールでした。例年よりサッカー観戦した実感がある。割とフットボールを観たぞ。予想よりはな、割とよ。割と。両チームだいぶ攻撃面が酷かった気がするけれども、それは守備を頑張る両チームだからでもある。ただ、率直にサッカーの質は低い。特に秋田の攻撃はスタジアムに溜息をもたらし続けた。一番はトリニータがスローインでなぜか直接秋田の選手に渡してしまい、渡された秋田の選手が面食らってトラップ出来ずコーナーキックを獲得してしまったシーン。思わず現場で「うわ・・・」ってなりました。



前節の3失点を経てGKを変更。今回は守備というよりもムンさんの足元を頼りにした人選だと思われる。我が軍、秋田相手に保持を選択。ボールを握ってフットボールしていました。意外とな、割とな。予想よりはフットボールしてた。右サイドに古巣戦に燃えた茂平が入り、吉田はベンチ外。野村がベンチに戻って来たけれども、清武は肉離れで離脱とリリースがあった。清武が肉離れってことはですよ?戻るためにトレーニング中だったということなので、もったいなかった。惜しいな、惜しい。清武を観たかった。屋敷が久々のベンチ入り。

対する秋田。4試合負け無し!と謳ってますし、前節の長崎戦でもあの長崎の外国籍選手相手に失点をしなかった。きっと強いのかなと思いきや、実際のところはかなり怪しかった。4-4-2で秋田一体魂を見せつけてくるのだけれども、しっかりとスライドして守備はぬかりなくやるだけで、攻撃に転じると酷いパスミスや質の低いクロスが多く、負け無しというよりも、しっかりした守備以外に何も出来ないという印象。しっかりした守備が出来ているので当然戦えるベースはあるんだけど、積み上げ出来ない。前節で燃え尽きた?唯一セットプレーのデザインでロングスローに見せかけて普通のスローインからの展開くらいしかチャンスは作れず。しかし守備はすんごい頑張る。4バックのスライドをさぼるような選手は秋田でスタメンになれない。でも昨年よりも攻撃の質が一気に落ちた印象でした。活躍した選手は根こそぎ抜かれてしまう。まぁ我が軍と大差はないのだけれども。どちらも少しずつ質が落ちている。正念場。



試合はトリニータペースであった。秋田相手に押し込み、コーナーキックを継続するなど、攻め込むシーンが多かった。決められなかったけれども。秋田は4-4-2で守るので逆サイドにギャップが出来、前進するときに大きく振れればチャンスにはなる。ただ、右サイドに入った茂平が1対1を作れたとて、ボールを戻すしかないので決定機らしい決定機は少なかった。コンビネーションで崩すタイプだと思うのでもう1枚フォローできると良かったんだろうけれども。ペースは握り、良い局面は作り出すけれども、そこで終わってしまう。惜しいんだよなぁ。自信とか勇気とか、順位が低いとチャレンジしにくいプレーに終始してしまう。惜しいんだよなぁ。


前半最大の決定機は天笠のシュートシーン。相手のGKに掻き出されてしまったけれども枠内でした。角度のないところから良くぞ身体を捩じったな、というシュートでした。惜しいんだよなぁ。


セカンドボールの奪い合いに関しては秋田に分があったように見受けられたのだけれども、一旦秋田の選手が足元に置いたところを掻っ攫うという守り方がハマった印象であった。秋田の選手、足元が惜しいんだよなぁ。逆に我が軍では池田がヌルヌルとボールを保持するので奪い返した後に落ち着くことが出来た。池田の出来は良かった。得点が動くならばセットプレーしかなさそうな雰囲気でした。

後半も試合の流れは変わらず、ほぼ前半と同じ。選手交代でメンバーが変わっても、特徴を出せるほどのシーンは少なかった。試合を通じて秋田の攻撃がどうもしっくり来なかったのはGKムンがビルドアップでプレスを無効化できたことも関係ありそう。ただ繋げるだけでなくロングボール多めの意識も手伝ってプレスに行っては空いた選手に出され、競り合いに勝ってもすぐに奪還されてキープは出来ず、みたいな繰り返しであった。そのため、攻め急ぐ秋田のパスの質が残念になったのだと思う。トリニータ側は高いジャンプ力を持つ右サイドの吉田が居ないことで、ターゲットがほぼグレイソンだけになったんだけれども、グレイソンは競り合い力不足なので周りが頑張らざるを得ず、前進に労力を使ってしまう。またしてもペナルティエリア内でグレイソンに仕事をさせてあげられなかった。1回だけクロスに入ったシーンがあったくらいだろうか。



ここ数試合で始まった試合後の円陣即反省会です。あんなにあったコーナーキックを全く決められない。課題としてはもうちょっとニアで密集チャレンジしても良かったかな、というくらいでしょうか。覚悟していたほどのラグビーにはならなかったので拍子抜けはしたものの、セットプレーのチャンスは多かったので1つくらい決めたかったですね。

ただ、アウェイでは勝ち点1が貴重です。アウェイで2回しか勝ってないんだぞ、今年のチームは。高望みは出来ない。アウェイで勝ち点1、ホームで勝ち点3。これができれば残留はできるはず。富山が勝って競り上がって来た。まだ何も決められていない。しっかり勝ち点を積み上げるしかない。勝負の9月を経て、何の10月だ、何の10月にしよう?運命の10月にするか。運命の10月だ。運命を切り開け。

 

2025/09/28

2025年 明治安田J2リーグ 第31節 愛媛戦

【大分 0 - 3 愛媛】


いやまぁ、何となく嫌な予感はしていたんだけれども、3失点で済んだことが信じられないくらい、ビックリ負け試合でした。ビックリした。応援する側が奮い立たせて欲しくなるくらいには心が折れそうになった。普通堅い試合をするだろうに、残留争いをしていることを忘れたかのような脆いチームでした。8-0で負けててもおかしくなかった。昨年に引き続き、亀祭りで燃え尽きて愛媛に3失点で負ける。今年はホームでなお悪い。いやもうビックリした。後半の崩れっぷりは酷かった。はぁもうビックリだわ。詳細な文章を書くと酷いことになりそうなのでふんわりとした内容でお送りいたします。ご了承ください。

スタメンは池田から落合に変更。野村がベンチ外。有馬は未だ戻ってこず。佐藤丈晟が久々のベンチ入りとなった。いやー、この先発メンバー、前半も後半も、ボールを扱う質が極端に落ちてしまった印象。止める・蹴るの質が低かった。低かったねぇ。ピッチが悪かったかもしれないけれども、今年ワーストのクオリティでした。何があった?メンタルの脆さが足元にもろに出ていた印象です。あぁ、いかん、ふんわり内容でお送りするんだった。

対する愛媛。最下位で今年2勝しかしていないのに、今年もなぜか我が軍には勝ち切る。それも3得点無失点の完勝でした。もうお見事としかいうしかない。今の時流に反してボールを保持するチームになっていて、4-2-3-1を運用しているということだったけれども、可変するフォーメーションにプレスをハメきれなかった我が軍。持たれて前進されて、取り返したら、パスミスとトラップミスで高い位置で奪い返され、を繰り返して失点。完敗でございました。

前節自分で亀祭不敗伝説とか言い出したニータン。亀祭りの次の試合が腐敗するんだが、そっちの方が伝説級だぞ。試合についてはベンチワークも悪かった。前半に足を痛めた三竿を交代せずに後半も使い続けたのは結果的に3失点目を誘発してしまった。総力を挙げてダメでした。前半はまだカウンターでチャンスを作ったりもしたけれども、それも自分たちの精度の低さでふいにしたからね、もうね、どうしようもありません。全員で大反省会です。構えて待つしかできなかったはずのチームが中途半端なプレスを始めてしまったのが悪かった。

更に輪をかけて崩れた後半。為す術なし!2失点しよった。はぁもう、レビューは終わろう。身体に悪い。シーズンワーストの試合なんて振り返りたくもない!止めよう、止めよう。残さないもう。この試合は。亀祭りは反動がえぐい。勝負の9月は1勝1分1敗。勝ち点4。得失点差はマイナス1という、ギリギリの状況から抜け出せなかった。勝ち点1でも構わないので積み上げるしかありません。次節は保持型のチームではないので、秋田との肉弾戦になると予想。大反省会をして勝ち点を持ち帰る試合にして欲しい。



2025/09/21

2025年 明治安田J2リーグ 第30節 山口戦

【大分 1 - 0 山口】


6ポイントマッチだらけの勝負の9月、久々に勝ちました。久々に勝ったんです。亀祭りが何故に年2回あるのか?何故に仮面ライダーコラボだったのか!?謎は多かったのですが勝てば全て良し!夏の亀祭りに行ってしまったので、秋の亀祭り、勝ち点収穫祭には参加できずDAZN生観戦となりました。できることを全てやり尽くして選手たちを奮い立たせた皆さん、おつかめ様でした。限定ユニフォーム着用で久々に勝てたのも更に良かった。
「僕もライダーになりたいな」じゃないのよ、ニータン。お前どっちかと言えば怪人側だからな?鏡見ろよ?永遠の5歳め。今回のコラボ、サッカーを始めるくらいの子供をターゲットにしたかったのか?ライダー俳優に夢中になりそうなお母さんをターゲットにしたかったのか?カメと仮面の駄洒落なだけなのか!?謎は謎のままです。この試合が万が一、引き分けだったり、負けてしまうようであれば仮面ライダーV3に出てくるカメバズーカという怪人について語るブログにして、サッカーには触れずに終わってやろうと思っていたのですが無事に勝利ということでお蔵入りとなりました。

でもまぁやっぱり仮面ライダーコラボならば、ニータンをカメバズーカにしたかったな。カメバズーカ、防御力の高い甲羅を持つ亀に攻撃力の高いバズーカを掛け合わせるという怪人で、普通に強い上に体内に原子爆弾が仕込まれていて東京を壊滅させようと画策する。しかし、V3という後継者が出来た仮面ライダー1号&2号に両脇に抱えられて東京湾沖まで飛んで連れていかれて、スーパーヒーローである仮面ライダー1号&2号を道連れに大爆発をして最期を迎える。仮面ライダーを一気に2人倒してます。この試合、ライダーとレノ丸に抱えられて別府湾沖でニータンが爆発するような試合内容にならなくて本当に良かった。リッジー先輩もモヒカンウサギだし、怪人っぽいよな、弱そうだけどな。仮面ライダーに倒される側だよな、Jリーグのマスコット連中は。

せっかくなのでライダーキックで得点を生んで欲しいスタメン。前節から変更なし。3バックの真ん中に入った2試合目の岡本さん。前節足を攣っていましたが問題なく戻って安定稼働。このベテランの加入は大きかった。ゲーム進行の安定感が増した印象がある。ベンチには待望の10番野村さんが復帰。無理はさせたくはないけれども、勝たなければならない試合で復帰は嬉しかった。厚みが出ます、厚みが。

対する山口。前節ジェフをホームで倒して勢いに乗った状態で乗り込んできた。志垣監督との契約を解除後、中山元気監督がコーチから昇格。我が軍よりも先に動いたのは状況が悪すぎたから。前半戦に勝ち点を詰めなかったのは大胆な編成で選手を多く、ベテランから若手に入れ替え過ぎたからと分析している。志垣監督のベースを残せなかった。ベテランの亀川は半月板損傷で離脱など、怪我人もいて苦しい。編成責任者が悪い。8ポイント差になったとは言え、まだ何も決まっては無い。諦める訳がない。ジェフ戦から3-1-4-2を運用中。アンカーが三沢なのも、夏の補強で岡山からレンタル移籍している輪笠が前節の怪我の影響で離脱している模様。山口は良いクロスの本数が少なかった印象。カメバズーカ並みに高い守備力を誇る我が軍の5-4-1ブロックを攻略できず。

カメの武器はバズーカなんだよ、ニータン。バズーカ背負え、バズーカを。得点力不足が明確な課題の我が軍にもバズーカが必要なんだけれども、この試合はチャンスに前進する推進力と精度があった。相変わらずロクに競り合いもできずに空中戦が強くない1トップのグレイソンだけれども、足元に楔が入ると良い働きをすることが判明。つぶれ役でも、フォローする側が勢い持って多段推進すれば、前進する際の起点に使える。競り合いに負けてもセカンドボールを天笠、池田、榊原、野嶽が必死のフォロー。前進できるシーンになると右はペレイラ、左はデルランが駆け上がる。攻撃に厚みと勢いと精度が出てきた。キックオフ後、序盤の山口側CKを耐えると、8分、右サイドペレイラからの楔を受けて、潰されるグレイソン。しかし、足元のボールを榊原と野嶽が必死のフォロー。持ち出した榊原が山口DFの裏のスペースに抜け出した野嶽へスルーパス。前に出れた野嶽が倒されてPK判定。DOGSOでレッドカードでも良かったと思うんだけど、イエローカードの判定。納得感はなかったけれども先制のチャンス。

グレイソンがしっかりと決めてくれて先制に成功。グレイソン、PKは大丈夫そう。実はファンタジスタタイプというか、トップ下タイプなんじゃないか?グレイソンは。ペナルティエリア内で勝負させてあげたいんだけど、大体、前進する際に潰れていて、後から合流する感じになっているのがもったいない。ワンタッチで繋げる距離感に誰かが走ってあげるのが大事。天笠のポジションを一つ上げたことが功を奏している。ナイスゴールでした。前半はその後、山口にボールを持たせて時間を潰すことに成功。ちょっと受けすぎ&下がり過ぎだった気もするけど前進できる時はペレイラの攻め上がりが効いていて、グレイソンがシュートしたシーンや、ペレイラ自身がミドルシュートを打つシーンなどが作れたので前半のゲームの印象は良かった。

竹中監督はDAZNで観ているとインタビューの時に瞬きをしていない感じがして心配だ。ドライアイが心配。監督として初勝利おめでとうございました。瞬きしましょう。後半にゲームは動かなかったけれども、吉田のシュートシーンは2試合連続で惜しかった。前節も惜しかったけれども、枠に行ったのでもうちょっとで得点取れそう。一番印象に残ったのは山口の岡庭選手がロングスローをすると見せかけてタオルで手と顔を拭いて普通にスローインしたシーン。顔拭くんかい!?って叫びました。たぶん岡庭選手だったと思う。トリニータ側では後半に伊佐がシャドーで入った時に、これぞポストプレーというお手本のような潰されないプレーを見せてくれて、グレイソンに物足りなさを感じてしまうのは伊佐のプレーを見慣れてしまっているからだと思いました。あれがトリニータのスタンダード。伊佐のシャドーも良い感じ。勝ち点3と自信を得た試合。選手たちを奮い立た試合となった、スケジュールの巡り合わせ。こんなタイミングで動員を掛けた亀祭りが残留を直接争う山口戦になるなんて。優勝争いやプレーオフ争いで亀祭りしたかったけれども、結果大切な試合となり、勝利に繋がったので本当に良かった。良かったですね・・・。

亀祭りを2回分散した形で昨年よりも動員は落ちてしまったけれども、2回開催できたってことは、来年3回、4回、というか毎試合が亀祭りレベルで開催できるようになれば観客動員の収入でムキムキになれるので引き続き大分FCには頑張って頂きたい。勝負の9月、残留圏との直接対決で無事に勝利。久々の勝利。良いな、勝利は良い。シュート数も多いし、内容は上向き。スタイル的にも大崩れしないだろうし、岡本さん加入で最終ラインも安定している。カードが多めになっているのが不安要素ではあるけれども、涼しくなってきてますから!榊原や天笠が走れてコンディションが良くなっている印象もあってポジティブ要素の方が大きい。涼しくなればもっとやれる。きっとやれる。有馬が戻ってくればもっとやれる。

グレイソンのシュート数が多くなってきているのは攻撃面での良いポイント。スタッツには無いけれども、守備陣も身体を張って連続でシュートブロックしまくったシーンは痺れた。堅い守備も戻ってきた。

久々のクリーンシートです。濵田太郎も顔芸が出来るようになってます。あんなにシャイだったのにな、試合中にもなんか、ニヤニヤしてたシーンもあって余裕を感じました。もっとクリーンシートを増やしましょう。

熊本を得失点差で上回って順位が一つ上昇。降格圏とは8ポイント差。残り8試合。勝負の9月はまだ続きます。慢心せずに1試合ずつが勝負。生き残ろう。

「亀祭不敗伝説」ハッシュタグを自分の手柄のように生み出したニータン。確かにな、昨年も劇的な勝利だったし、この試合も勝ち無しの状態から勝ちを引き寄せたし、2勝1分けで不敗だけどさ、伝説と言えるほど歴史がないのでね、毎年開催して積み重ねられるようにしような。まだ伝説にするには早いよ?残留できなかったら意味が無いんでね、まずは残留しましょう。次も負けられない試合です。頑張りましょう。


2025/09/14

2025年 明治安田J2リーグ 第29節 藤枝戦

【藤枝 1 - 1 大分】


さぁ勝負の9月です。6ポイントマッチしかないここからの4試合。負けられない試合が続くのに、守備陣の中心であった藤原優大が浦和にレンタルバックという大激震。おい、シーズン中にレンタルバックとはどういうことだ!?あたし、今シーズン藤原優大のユニフォーム買ってるんですけど!?

3バックの真ん中が居なくなるという緊急事態。浦和に戻れと言われて、チャンスと思って戻ってしまった浦和の漢。まぁ、浦和の漢だからしょうがないんだけどさ、外国籍DFがわんさかいるJ1の浦和に戻っても試合に絡めないだろうに、若者はチャレンジに賭けて戻ってしまった。3バックをどうするのか?ここで大分トリニータは緊急補強。オーストラリアから岡本拓也を確保。

J1、J2での実績は十分過ぎる岡本拓也。しかしここ2年ほどは出場時間が短く、若干不安はあるが、藤原優大が抜けた後釜としては計算できる、できなきゃ困る人材。何とかなるのか、ならないのか、ただでさえ難しい勝負の9月に更に難題が増えてしまった。


藤枝は雨。試合前までにかなり強い雨が降り続けた模様。しかし、そこは蹴球都市藤枝。ピッチは全く問題が無く、美しい芝でサッカーは出来ました。暑さも和らいで、ようやく汗だくになることなくサッカー観戦が出来る季節に。湿度が高く、蒸し暑さはあったものの、これまでの苦しさに比べたら走れる季節の到来。飲水タイム無しで試合が出来ることは良い事です。

1週間リーグ戦のお休みを経てのスタメン。グレイソンをワントップに、池田と天笠をシャドーに配置。野嶽と榊原をボランチにし、右に吉田、左に三竿。3バックはデルラン・岡本・ペレイラの3枚。GKは濵田太郎。いきなりのスタメンとなった岡本。3バックの真ん中をやったことがあるのかどうかは不明だけれども、違和感はなく、ベテランらしくゲームを作ることは出来ていたと思う。終盤に足を攣って動けなくなり、最前線に押し出されてしまったのは試合出場から遠ざかっていたのでしょうがないけれども、致命傷には繋がらなかったので及第点でしょうか。よくやってくれた方。メンバーとしては有馬が戻って来なかったので憂鬱です。1週間のインターバルがあったのに戻って来れなかったのか?中川も不在。攻撃陣にも不安あり。野村も清武も戻ってこない。このメンバーでやるしかねぇ。

対する藤枝。こちらも決して好調とは言えない順位。GKを含めてビルドアップをし、ボールを握って得点を目指すスタイルは健在。須藤監督が長年落とし込む形を継続しているけれども、どうもクオリティが少し足りない印象。3-4-2-1を運用し、守備時5-4-1になるミラーゲーム。注目は戻って来たワントップ矢村。J1新潟にステップアップ移籍して、新潟がJ2に戻りそうなので、先にJ2に戻ってくるという謎の移籍劇。試合に出てなんぼってことです。出場できるかどうか分からないJ1に戻る若者もいれば、J2に戻って来る若者もいる。




ゲームキャプテンは天笠。この試合の天笠は頼もしかった。試合を重ねる毎にグレイソンの特徴が何なのか分からなくなっていくんだけれども、真ん中から動かないグレイソンの周りをフォローするハイプレスを適度に敢行してくれる天笠。グレイソンにボールを入れた後に周辺が絡んで前進したいはずの大分トリニータは序盤、まるでグレイソンにボールを入れられず。GK濱田からのゴールキックを右サイドの吉田やグレイソンに目掛けて蹴っても、収められるシーンは少なく、蹴っ飛ばし小僧を擁する藤枝に攻め立てられる展開が序盤に続いた。ただ、藤枝のクオリティ不足と、そつなく業務をこなせた岡本を中心とした3バックも何とか守備を頑張って決定機は作らせず。そんな中、右サイドから吉田のロングスローで得た初めてのチャンス。








ペナルティエリア内でデルランが落とし、天笠が走り込んでシュート。これが見事に決まって劣勢の中から試合も盛り返しに成功。先制点とか久し振りである。戸根さんのところのお子さんが産まれたらしく、ゆりかごダンスが出来ました。ほぼほぼ劣勢だった中で、ロングスローからの得点なんて開幕戦以来じゃなかろうか。デルランが落とした場所が良かった。天笠のシュートも素晴らしかった。天笠キャプテン、頼もしかった。選手達の笑顔を久々に見たな。こういうシーンを増やして行きたいよね。

ベテラン岡本の評価はまだ難しいけれども、ひとまず違和感なくフィットしていた印象。ベテランの経験って素晴らしい。円陣を組んだ後にダッシュしてしまう湘南の癖が抜けない湘南病に罹っているので治療は必要。藤枝に決定機らしい決定機は作らせないまま、何とか時間を進められていた前半ではあったが、39分に左サイドから低めのクロスを供給され、ワンタッチで藤枝MF浅倉に決められてしまう。相手を褒めるしかないようなダイレクトプレーだったけれども、ペレイラがマークに付くべきだったか、岡本がケアすべきだったか曖昧なところにボールが供給されてしまい、失点となってしまった。前半に追いつかれてしまい、ゲームプランは振り出しに戻されてしまう。左サイドに展開された時点でマークが甘い状況が連続で続いたのでDFだけの責任ではないのだけれども。スライドが遅かった。

後半、スコアは動かずじまい。唯一の決定機は吉田のシュートであった。後半の選手交代の中でボランチに下がった池田が素晴らしい攻め上がり。落合とのワンツーを経て、中へ折り返し、グレイソンのワンタッチで吉田の抜け出しシーンを作ったのだけれども、吉田が決め切れず。惜しかった。良い形だったので決めて欲しかった。





良い形の決定機はこれくらい。藤枝はGKを含めてビルドアップをしてくるので、GKに対してハイプレスに行くと1枚余りますからね、プレスに行っても無駄になることが多かったと思う。ミドルブロックを敷くトリニータ側のDFラインの位置、プレスに行くポイントなど、バランスを取りながら徹底は出来ていた。何度か高い位置で奪えたりもしたので、必ずしもグレイソンが動かないことがマイナス面が多いとも思わないのだけれども、ワントップとしては競り合わない、ボールが収まらない、プレスにも行かない、一体何が得意なんだ的な評価に落ちつつあるんだけれども、たぶん、足元にボールを入れてあげるのが一番活きる選手なんだろうとは思われます。前半にミドルシュートを打ったシーンに象徴されるように、足元に出してあげたい。戦術的相性として、藤枝にはスピード系FWでプレスと裏抜けを徹底した方が良かったかもしれない。結果論だけども。この日もサッカー自体は面白くはなかったんだけど、負けないためのゲームプランとしては理解は出来る。面白くはなかったけど。水溜まりも出来ずにサッカーは出来たけれども、やはりスリッピーであったが故にビルドアップの精度が両チーム共に質として落ちた試合だったとも思う。お互いに持ち味が出せなかったのではなかろうか。


試合最終盤、左サイドまで走ってスライディングで藤枝の攻撃をカットした岡本。足を攣って動けなくなってしまった。湘南でブイブイやっていた選手は足を攣らなさそうなんだけれども、ここ2年の出場機会の減少と、蒸し暑い日本の気候と、真ん中のCB業務と難しいコンデイションが多々あった中なのでしょうがない。その後も足を引きずりながら最前線に配置されて、業務を全う。ギリ何とかなりました。次節も先発で出れるのであれば良い印象。この試合で肉離れとかになってなければ良いのだけれども。


試合終了後、倒れ込んだグレイソン。倒れ込むほどスプリントしてなくね?と心の中では思ってしまったのだけれども、90分動き続けてはいた。どんどん特徴が判らなくなってきているので強みのアピールをして欲しいところ。足元かな、たぶん、足元なんだろうな。足元で活かそうな。

6ポイントマッチだった藤枝戦。次節のホーム亀祭り本祭に向けて勝って勢いを付けたかったところだけれども、引き分けで終了。負けずに勝ち点1を持ち帰れた。ポジティブにはなれない内容ではあったけれども、試合中に振った雨も強かったし、難しいコンディションであったことを考慮すればギリギリ及第点だろうか。負けて勝ち点0じゃないのでね、今は勝ち点1でも積み上げなければなりません。他力本願日曜日。ボトム3クラブが勝ち点を積み上げないことを祈るしかない。